朝焼色の悪魔 Evolution

黒木 燐

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第一部 第五章 出現

5.スパム

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 葛西は、大学の構内をきょろきょろしながら歩いていた。大学の中に入るなんて数年ぶりだが、学生の雰囲気はあまり変っていないなと思った。土曜日であるが、思いの外の学生がいる。歩いている学生の一人を捕まえてギルフォード研究室の場所を聞いた。彼はすぐに教えてくれた。どうやら学内でも名物研究室らしい。しかし広大な大学内で、一研究室を探すのは大変だ。まず、学部棟から探さねばならない。結局数人から道を尋ねることとなった。
 ようやくたどり着いて、研究室のドアをノックした。軽快な足音がしてドアが開き、綺麗なお姉さんが出迎えてくれた。秘書の鷹峰紗弥である。
「K署の葛西様ですね。どうぞお入り下さい。教授がお待ちかねです」
 女性は笑顔で言うと、葛西を案内した。研究生達が、葛西に気がついて軽く会釈したが、その後チラチラと葛西を見ながらなにかこそこそ話していた。
(なんだろう。刑事が珍しいのかな?)
 そう思いながらもさして不審にも思わずに、葛西は紗弥の後をついていった。教授室の前に来ると紗弥はドアをノックし開けると伝えた。
「葛西様がお見えです」
 そういうと、「どうぞ」と葛西を部屋に通した。ギルフォードはパソコンの前でなにやら首を傾げていたが、葛西の姿を見ると嬉しそうに立ち上がり、両手を広げて近づいてきた。すわ、またロシア式挨拶かと思って葛西は身構えた。その時、鋭い声で紗弥が言った。
「教授、学内です。ご自重なさいませ」
 ギルフォードはすごすごと両手を下げ、一瞬つまらなさそうな顔をしたが、すぐに立ち直ってにっこり笑いながら葛西に右手をさしのべた。
「いらっしゃい、カサイさん。K市からわざわざご足労申し訳ありませんでした」
「いえ、県警に寄ったついでですから」
 そう答えつつ、葛西も右手をさしのべ、再会の握手をした。
「追跡調査の結果ですが……」
 と葛西が続けて言った。
「はい、スズキさんから電話で概要は聞いてます。一人フシンな亡くなり方をされた方がおられるとか」
「そうです。詳しくは書類を見ながら……。あの、いい加減手を離してくださいませんか?」
 葛西はギルフォードがなかなか握手の手を離さないので困って言った。
「オー! スミマセン、つい……」
 そう言いながらギルフォードは手を離した。紗弥はやれやれという顔をしながら、お茶の用意をしに教授室を出ようとした。その際、一言釘を刺す。
「教授、わかってますわね」
「Yes! Mam」
 ギルフォードが怯えたフリをして答えると、紗弥は冷ややかな目をしてチラリとギルフォードの方を見、そのまま部屋から出て行った。
「綺麗ですけど、なんか怖い方ですねえ……」
 葛西は紗弥の姿が見えなくなってから言った。
「はい、優秀な秘書なんですケド、マジで怖いですよ。ガチで戦ったら多分僕も負けてしまいます」
 と、ギルフォードは悪戯っぽい笑みを浮かべて言った。
「そうなんですか? あなたに勝つなんてスゴイ女性なんですねえ」
 葛西はギルフォードの細めだが背が高く頑丈そうな体躯を見ながら、不思議そうに言った。
「ホントにマジメな人ですねえ」
 ギルフォードは葛西の素直な感想に、むしろ感心して言った。
「まあ、とりあえず座ってください」
 と、ギルフォードは机の前に置いてある、シンプルなデザインの応接セットを示しながら言った。
「あ、どうも」と葛西が座ると、ギルフォードも前の椅子に腰掛けた。
「今日は、後からもう1人お客さんが来ます。今日は楽しい午後になりそうです」
「もう1人?」
「はい、女性が見学に来られます。おいでになったら紹介しますね」
「ええ」
 葛西はてっきり学生の研究室見学だと思い、適当な返事をした。それにしてはちょっと早いような気がするが。
「さて、カサイさん、早速説明をお願いしたいのですが……」
「あ、すみません、ギルフォード先生。今すぐ資料を出しますのでちょっと待って下さい」
 そう言うと、葛西は鞄から大きな封筒を取り出し始めた。
「あ、カサイさん、良かったら僕のことは先生とかじゃなく、『アレク』と呼んで下さい」
 葛西は手を止めてギルフォードの方を見た。
「アレク……ですか? あはは、じゃあ、僕のことは『純ちゃん』って呼んでもらいましょうかねえ」
 そう言うと、作業を再開し封筒を取り出した。どうやら冗談と思ったようだ。しかし、ギルフォードのは大真面目に答えた。
「ジュン-チャン? ……う~ん、なんか言いにくいですねえ、ジュンでいいですか」
「え? マジ?」
 葛西は驚いて一瞬ぽかんとしたが、ギルフォードがにっこりと笑うのでつられて笑いながら言った。
「あ~、いいですよ、ジュンでもジュンペイでも」
 その後葛西は、すぐに頭を切り替えて仕事モードに戻り、ギルフォードに封筒を渡した。
「で、これが資料です」
「ゴクロウサマです」
 ギルフォードはそう言いながら、封筒の紐を解き中身を出した。
「あの、失礼ですが、読めますか?」
「ハイ、書くのはだめですが、読むほうは何とか。でもわからない漢字は教えてくださいね」
「もちろんですよ」
 葛西がそう答えたところで、紗弥がお茶を運んできた。紗弥が紅茶をサーブし終わると、ギルフォードが彼女の紹介をした。
「ご紹介が遅れました。僕の秘書のタカミネ・サヤです」
 紗弥が会釈をすると、葛西は立ち上がって挨拶をした。紗弥はにっこりと笑いながら、部屋を出て行った。葛西はその後姿を見ながら言った。
「やっぱり、綺麗ですねえ」
「マジで怖いですケドね。さて、お茶も来た事だし、資料を見ましょうか」
「あ、先に僕から説明しますね。例のホームレス集団死事件に関わった警官や医療関係者ですが、1名を除いて特に今のところ異常はないようです。そして、その1名ですが、救急隊員でした。名前は古賀忠志。あ、古賀姓ってK市にすごく多いんですよ。彼は、秋山雅之から暴行を受けたホームレス、安田圭介と知り合いだったそうです。同僚が、よく公園で安田さんと世間話をしているのを見かけたそうです。古賀さんはホームレスの支援をする団体に属していたそうで、安田さんにもなにかと気をかけていたそうです。それで、救急車で駆けつけた古賀さんは、倒れているのが安田さんだというのがわかり、人工呼吸と心臓マッサージで蘇生を試みたそうですが……、焦って感染防護措置をとっていなかったそうなのです」
 そこまで聞いて、ギルフォードは眉をひそめた。
「それは、非常にキケンなことです。ジュン、あなたは……」そこで、ギルフォードは声のトーンを落として言った。「ホームレス達がキケンな感染症にかかっていた可能性が高いことについて、説明は受けましたか?」
「ええ」と葛西は答えた。「大体のことは聞いています。ただ、近未来SFやゲームの世界みたいで、まだちょっと信じられないのですけれど」
「まあ、無理ないです」
 ギルフォードは肩をすくめて言った。葛西は続けた。
「彼は、奥さん方の法事があるということで、家族でH県にある奥さんの実家に帰っていたそうなのですが、その帰り道、6月5日未明、高速道路でカーブを曲がり損ね擁壁に激突した車の中から遺体で発見されました。仕事があるので、家族を置いて1人で帰られたそうなのですが、気になるのは、彼が熱を出していたということです。ご家族の方は、危ないからと止めたらしいのですが、仕事を休むことは出来ない、病院には明日暇を見て行くからと、反対を押し切って帰られたということです」
「熱があった? 高熱ですか?」
「ご家族が止められたくらいですから、けっこう高い熱だったのでは……」
「そうですか」
「ところが、解剖の結果、激突前にすでに亡くなっていたらしいということがわかったのです」
「ということは、運転を誤ったのではなく、運転手が亡くなったためコントロールを失った車は、猛スピードでぶつかったということですか」
「そうです」
「で、その遺体は……」
「あいにく……」
「オー……」
 ギルフォードは事故と遺体解剖の資料を見て顔をしかめて言った。
「これじゃあ、発症していたとしても二次感染の心配はなさそうですが、ヴァイラ……ウイルスも見つかりそうにありませんねえ……」
「はい」
 葛西は資料から顔をそむけながら言った。
「激突した車はオイル漏れと激突のショックで発火しました」
「車ごと丸焦げですねえ……、っていうか、もうメチャクチャじゃあないですか」
 その時、ギルフォードの携帯電話が鳴った。着メロは笑い声の入った不思議なワルツ曲で、事故現場の写真と妙にシンクロしていた。
「ジュン、ちょっと失礼しますね。……はい、ギルフォードです。……Oh! ユリコ!」
(ユリコ?)葛西は思った。(そういえば、篠原由利子さんはどうしているだろう)
「近くまで来ていますか? そうですか。ハイ、……ハイ、お待ちしていますね」
 ギルフォードは電話を切って言った。
「もうすぐ来られるそうです。……ジュン?」
「あ、すみません、聞いたことのある名前だなって……あ、あはは、そんな珍しい名前じゃないですもんね」
 葛西は笑いながら言った。
「話は戻りますが……」ギルフォードは言った。「コガさんの死因が事故でないなら、発症が原因でショック死した可能性があります。アキヤマ・マサユキのおばあさんがそうでした。劇症化のせいで大量出血をし、ショック死したのです。これには死因は心臓麻痺とありますが、もうすこし、詳しい解剖資料はないのですか?」
「はい、なにぶん県外で起きた事故ですので……。所轄どころか管区から違うので、こちらとしてもあまり踏み込めないところがあるんですよ」
「理由は説明したのですか?」
「もちろんですが、一笑に付されました」
「無理ないですケドね。僕だって多分信じないでしょう……。しかし、何とかしなければ。すでにウイルスは九州を出てH県まで行ったかもしれないのです。ところで、奥さんの方は大丈夫なんでしょうか?」
「今はご主人のお葬式の為にこちらに帰ってらっしゃるそうですが、法事のすぐ後にお葬式だなんて、お気の毒です」
「いえ、そうではなくて」と、ギルフォードは言った。「感染についてです。配偶者には一番の感染リスクがありますから」
「え? そうなんですか?」
「はい、そりゃあ夫婦ですから……」
「あっ……、ああ、そ、そうですよね」
 葛西は意味がわかって顔を赤らめながら言った。ギルフォードはそれを微笑ましく見ていたが、すぐにあることを思い出して真面目な顔に戻り尋ねた。
「配偶者といえば、アキヤマ・マサユキの母親は見つかったのですか?」
「いえ……。県警を挙げて捜査しているはずなのですが手がかり無しです。ただ、感対センターの看護師が、秋山美千代失踪直後に退職しています。彼女がなんらかの関わりがあることはわかっているのですが、彼女も行方不明です」
「なんですって?その看護師の身元の確認は……」
「身元は雇用時にきっちり調べているそうですが、本籍から現住所まではっきりしていて、怪しいところは何もなかったそうです。家族にも問題はありませんし、近所でも真面目で評判な女性だったということです。昨日家族からも正式に捜索願が出されています。家族の話からも、最近様子のおかしいところは何もなかったそうです。そもそも退職は近々結婚するからだったそうですし」
「幸せ目前の失踪ですか。なんか、イヤなカンジですね」ギルフォードは言った。「ますます人為的なバラマキの可能性が出てきました。街中に、ひょっとして時限爆弾がいるかも知れないってことです。これは大変なことですよ」
「でも、理由を公表して公開捜査をするわけにはいきません。それこそパニックになってしまいます。それに、上の方だってまだ半信半疑なんですから」
「僕があれほど資料をそろえて説明したのにですか?」
 ギルフォードは落胆して言った。
 その時、紗弥が由利子を案内してやってきた。
「教授、篠原様がお見えになりました」
「こんにちは~。ちょっと迷ったので、遅くなりました」
 紗弥に連れられて教授室に入って来た由利子は、戸口で少し恥ずかしそうに挨拶したが、椅子に座っている葛西を見て驚いた。葛西も思いがけない再会に驚いて立ち上がった。二人はお互いを指差して同時に言った。
「え~~~? なんでここにいるんですか?」
「おや、お知り合いでしたか」
 ギルフォードも驚いたようだ。
「はい、西原祐一と秋山雅之の顔を確認していただくために、署まで来ていただいたことがあります。あいにく、雅之君はああいうことになってしまいましたが……」
「ああ、それで、あの時僕はK署の門のあたりでユリコと出会ったんですね」
 ギルフォードはポンと手を叩いて言った。
「ということは、あの時僕たちはほぼ同じ点にいたことになります。フシギですね」
 由利子と葛西はそれを聞いて頷いた。ギルフォードは戸口に立ったままの由利子を手招きして言った。
「どうぞ、コチラに来てお座り下さい」
「はい、失礼します」
 由利子は遠慮なく葛西の横に座るとすぐにテーブルの上の書類に気がついた。
「うわ、アレク、なんですかこれ?」
「事故の報告書ですわね」
 紗弥も覗き込んで言った。葛西は驚いて書類を隠そうとしたが、紗弥がそれより先に奪い取ってしまった。
「まあ、凄い事故ですわね」
「ひゃー、どうやったらこんなひどいことになるんやろ……」
 由利子と紗弥は、仲良く資料を覗き込んでいる。
「やれやれ、二人ともジュンより刑事に向いてますね。ユリコは気持ち悪くないんですか?」
 二人の様子にさすがに呆れてギルフォードが言った。
「あ、この程度ならネットで見慣れてしまって……。最もリアルでは気持ち悪くて、絶対に見れないと思うけど……」
 由利子は、しまった、また可愛くない女だと思われちゃったなと思い、右手で後頭部を掻きながら言ったが、ギルフォードは思いの外、満足そうに言った。
「やっぱりユリコはうちの研究室向きの人です」
「はあ?」
「何事にも興味を持つ、動じない、大事なことです」
「あのォ、僕には話が見えないのですけど……」
 葛西が1人困った顔をして言ったので、ギルフォードは説明した
「ああ、ジュン、すみません。実は、ユリコにはウチの研究室にアルバイトで来てもらおうかと思ってるのです」
「ええ? じゃあ、今の仕事は?」
 葛西は驚いて言った。それで、仕方がないので由利子が少し仏頂面をしながら答えた。
「リストラされたんです」
 それを聞いた葛西は心配そうな顔をして言った。
「ええっ? まさか、僕が警察に呼んだのがまずかったのではないですか?」
「いえ、違いますよ。うちの会社が経営難に陥っているだけの話です」
「そうですか。勤め先が近かったのに残念です」
「葛西さん、あなたと職場が近くても、私にはあまりメリットはないと思いますけど?」
 由利子は不思議そうに言った。
「ははは、そ……、そうですよね」
 葛西は頭をかきながら照れ笑いをして言ったあと、紗弥から書類を取り戻して封筒にしまいながらギルフォードに向かって言った。
「えっと、アレク、説明はあれでよかったですか? 後でこれ、ゆっくり読んでください」
 そういうと、葛西はギルフォードに書類を渡した。興味深いものが無くなったので、紗弥は由利子のお茶を入れるために部屋を出て行った。その後姿を見ながら葛西が言った。
「自由ですね、あの人」
「はい、自由です」
 ギルフォードも笑って答えた。
「ところで……」葛西が言った。「アレク、気になってたんですが、僕が来た時、パソコンの前で何を悩んでいたんですか?」
「ああ、あのですね、昨夜から変なメールが来てるんですよ。昨日一通来てて午後からまた一通来たんです。差出人は同じみたいなのですけれども」
 それを聞いて、研究生達がわらわらと教授室に入ってきた。どうやらまた、戸口で様子を伺っていたらしい。
「先生は、迷惑メール対策に命かけてますもんね」
 1人が言った。
「見ちゃ駄目ですよ、キサラギ君。これは僕のプライベートなメールですから。だけど、ユリコ、あなたはけっこうネット関係に強いようですから見てください。あ、ジュンも来てください」
 ギルフォードは由利子と葛西を自分のパソコン画面の前に呼んだ。
「あ、ずる~い!」
 如月をはじめ、研究室の学生たちがブーイングをしたが、ギルフォードは特に気にする様子はない。いつもこういう感じなのだろう。
「これが昨日来た分です」
 と、ギルフォードは二人にメールを開いて見せた。

  差出人:ルネ
  件名:僕だよ

  げんき? 僕のこと覚えてる?
  ー度くらい、お返事ください。
  無理かどうかは、やってみないとわからないだろう?
  はじめてだけど、君だったらだいじょうぶ

  はげしいほど君が大好きだっていう
  自信が僕にはあるんだ。
  まずはメールして。連絡先を教えます。
  つねにきみを見ていたよ。素敵な人だっ
  て、ずっと思ってた。眠れない夜を過ごしてた。
  いつでもまっているからね。
  ルネより。

「それから、これが今日来た分です」

  差出人:ルネ
  件名:僕だよ

  きのうメールした、ルネです。
  みてくれたかい?
  二度もメールしてごめんよ。でもぼくは
  こんなに君が大好きなんだ
  レポートを書いていても、忘れられなくて、だから、
  がんばって君に愛されたいって思ったんだよ
  とにかく、へんなメール送ってごめん。よかったら
  メールのお返事ください。
  ラブラブなんだよ。どうかお願い、一度でいいから
  れんらくしてください。
  ルネより
  かならずだよ。

「なんか、普通の出会い系誘導スパムとは、雰囲気が違うような気がするんです。特に文章がなんか不自然な気がして……」
「アレク、こんなのは無視すれば良いのに、なんで開けちゃったの?」
 由利子が基本的な疑問を言うと、ギルフォードは素直に答えた。
「『僕だよ』って件名だったのでつい……。だいたい、不正ドメインや無料メールは振り分けるようにしてますし……」
「ということは、これは正規のアドレスで来ているわけね」
「このメールの文章、確かに不自然ですね。改行が変だし、簡単な漢字まで平仮名になってたりしてますよ」
 と、今まで黙ってメールを読んでいた葛西が口を開いた。その直後、由利子たちの後ろで大阪なまりの素っ頓狂な声がした。
「あれぇ~? ……えっと由利子さん……でしたっけ」
 いつの間にか後ろに立っていた如月が何かに気がついて口を挟んできたのだ。
「はい、由利子ですけど、何かわかりました?」
「これ、いわゆる『ねこ大好き』やないですか?」
「え?」
 そう言われて由利子は、二つのメールを如月の言ったことを踏まえ、改めて見直して気がついた。
「ほんとだ! 何? これ、ひょっとして挑戦状?」


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【設定紹介】Q大について
 イギリス人資産家を理事長とする私立大。正式名はクィーンズナイツ総合大学ユニバーシティ。区別する為に、オバQ大と呼ばれることもある。九州大学とは違います。
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