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魔女の村ミスルトー
79 代わる代わるエルフ-4
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「クライヴさんを呼びに行ってたんだ」
「……そっかあ」
リタは顔に張り付けたような笑顔を浮かべながら、その話にうんうんうなずいた。メルリアの表情からは信頼こそあれど愛だの恋だのそういった類いは一切感じ取れない。対して、クライヴの目は生温い。たかだか数日程度であの微妙な認識のずれが埋まるはずはないか――笑顔を貼り付けたままたき火と向き合った。炎の底には燃え尽きた黒が点々としている。かつて木材であったものは、今は変色し形を変え、元の姿は見る影もない。クライヴはこうはならないといいなあ、と目を細めた。
「そういえば、クライヴはシャムロックさんと話があるんだったよね? それじゃあ私はお邪魔かな」
リタはゆっくりと立ち上がると、どうぞと座るよう促す。クライヴは少し迷ったが、それを受け入れることにした。すまないと頭を下げ、空いている椅子に腰掛ける。
「……悪いな、話してたのに」
「いいっていいって。じゃー、シャムロックさん。私、夜更かしするから話が終わったら教えてね」
リタはいたずらっぽく笑うと、三人に背を向ける。階段を上ろうとした時、広場北方から草木をかき分ける乾いた音が響いた。森の暗闇に確かな濃い黒い影が一つ。影はその場で仁王立ちになると、広場の方をきっぱり指さした。
「リタァ! オメー帰るんじゃねぇ! 後十分足止めしてろッ!!」
北から抜ける風が、怒声の迫力そのままに広場へと流れていく。
怒声にリタは振り返るが、つんと唇をとがらせて「それ」からそっぽを向く。
「やだよー、私は私のやりたいようにしてるんだし」
「ァあ?! なんつった?!」
その声は風に乗って南へ抜けていく。そもそも何メートルも先にいる相手に投げかけるような声量ではないため、風上にいるザックにその声がはっきりと届くことはなかった。かろうじてリタの声らしきものが聞こえただけで。
エルフにしては大きい耳に手を当てるザックを見て、リタは大きくため息をついた。手を丸めると、拡声器のように口の脇へ押し当てる。
「ザックのくせに男らしくないぞー、普通に広場通って部屋に戻れー」
「はッ――!?」
煽るでもなく貶すでも馬鹿にするでもなく、普段と変わらぬ様子でのどやかに言い切ると、今度こそリタはツリーハウスの階段を上っていく。
ザックは一拍遅れて我に返ると、リタを追って暗闇から姿を現した。先ほどよりも髪が乱れているし、服も薄汚れている。肩には木の葉が数枚引っかかっており、ベルトの脇には蜘蛛の巣が一本垂れていた。足にまとわりつくそれを鬱陶しげに払いながら、リタの後を追って階段を上る。
ドアノブに手をかけたリタは、突然振り返るとにやりと笑う。
「それともザック。私と一緒に挨拶してく?」
リタは肩にぽんと手を置くと、広場にいるシャムロックの方へ視線を向ける。
ザックは壊れかけた機械人形のように首や体をカクカク動かしながら、それを目で追った。広場にいるシャムロックは困ったような笑みを浮かべている。それを視認した途端、ザックの顔が真っ青に染まった。冷や汗が止まらず、鼓動が不規則に脈打つ。
「死んでも嫌だ!!」
ツリーハウスの上から広場に向かって叫んだそれは、森中に染み込むように反響する。音の波が木々を揺らし、そこに留まっていた鳥が一斉に飛び立った。広場上空を優雅に散歩していたコウモリは軌道を変え、慌ててそこから距離を取る。枝枝が細い体を揺らし、森に葉音が広がった。さらにはその騒ぎに眠っていた子鹿までもが飛び起き、数歩後退した後再び太い木の傍に腰を下ろす。
魔女の村は繊細である。粗暴な彼と違って。
「ザック、いい加減になさい! 今は何時だと思っているのです!?」
二人の一軒右から、寝間着を身につけた中年のエルフが顔を出した。彼女は怒気を含んだ表情で一喝すると、こちらを睨み付ける。
「森が騒がしいと思ったら……やっぱりザックのせいか」
西方から戻ってきたのはレニーだ。森の様子を観察するようにぐるりと周囲を見回してから、やれやれと肩を回す。彼は涼しい顔で広場を通り抜けると、ツリーハウスの傍らで立ち止まった。顔を上げ、ザックへ鋭い視線を向ける。言葉には出さないが、レニーはザックを責めていた。五月蠅い、と。
「心臓止まるかと思った……」
広場の外れでは、木の幹を盾にして座り込むハルの姿があった。左胸に手を当て、バクバクと脈打つ心臓を落ち着けようと深呼吸を繰り返す。恐る恐るそちらの様子を窺い、もう一度大きく息を吐いた。
そんな中、広場の中央に緑色の魔方陣が浮かび上がる。陣の左端から、杖の先端がぬくっと顔を出した。やがてそれは地面から生えるように転移してくる。
「楽しそうじゃのぉう! 酒か! 宴か!? 酒盛りするぞぃ!」
目を丸く見開きニカッと笑うアラキナの登場だった。
「……そっかあ」
リタは顔に張り付けたような笑顔を浮かべながら、その話にうんうんうなずいた。メルリアの表情からは信頼こそあれど愛だの恋だのそういった類いは一切感じ取れない。対して、クライヴの目は生温い。たかだか数日程度であの微妙な認識のずれが埋まるはずはないか――笑顔を貼り付けたままたき火と向き合った。炎の底には燃え尽きた黒が点々としている。かつて木材であったものは、今は変色し形を変え、元の姿は見る影もない。クライヴはこうはならないといいなあ、と目を細めた。
「そういえば、クライヴはシャムロックさんと話があるんだったよね? それじゃあ私はお邪魔かな」
リタはゆっくりと立ち上がると、どうぞと座るよう促す。クライヴは少し迷ったが、それを受け入れることにした。すまないと頭を下げ、空いている椅子に腰掛ける。
「……悪いな、話してたのに」
「いいっていいって。じゃー、シャムロックさん。私、夜更かしするから話が終わったら教えてね」
リタはいたずらっぽく笑うと、三人に背を向ける。階段を上ろうとした時、広場北方から草木をかき分ける乾いた音が響いた。森の暗闇に確かな濃い黒い影が一つ。影はその場で仁王立ちになると、広場の方をきっぱり指さした。
「リタァ! オメー帰るんじゃねぇ! 後十分足止めしてろッ!!」
北から抜ける風が、怒声の迫力そのままに広場へと流れていく。
怒声にリタは振り返るが、つんと唇をとがらせて「それ」からそっぽを向く。
「やだよー、私は私のやりたいようにしてるんだし」
「ァあ?! なんつった?!」
その声は風に乗って南へ抜けていく。そもそも何メートルも先にいる相手に投げかけるような声量ではないため、風上にいるザックにその声がはっきりと届くことはなかった。かろうじてリタの声らしきものが聞こえただけで。
エルフにしては大きい耳に手を当てるザックを見て、リタは大きくため息をついた。手を丸めると、拡声器のように口の脇へ押し当てる。
「ザックのくせに男らしくないぞー、普通に広場通って部屋に戻れー」
「はッ――!?」
煽るでもなく貶すでも馬鹿にするでもなく、普段と変わらぬ様子でのどやかに言い切ると、今度こそリタはツリーハウスの階段を上っていく。
ザックは一拍遅れて我に返ると、リタを追って暗闇から姿を現した。先ほどよりも髪が乱れているし、服も薄汚れている。肩には木の葉が数枚引っかかっており、ベルトの脇には蜘蛛の巣が一本垂れていた。足にまとわりつくそれを鬱陶しげに払いながら、リタの後を追って階段を上る。
ドアノブに手をかけたリタは、突然振り返るとにやりと笑う。
「それともザック。私と一緒に挨拶してく?」
リタは肩にぽんと手を置くと、広場にいるシャムロックの方へ視線を向ける。
ザックは壊れかけた機械人形のように首や体をカクカク動かしながら、それを目で追った。広場にいるシャムロックは困ったような笑みを浮かべている。それを視認した途端、ザックの顔が真っ青に染まった。冷や汗が止まらず、鼓動が不規則に脈打つ。
「死んでも嫌だ!!」
ツリーハウスの上から広場に向かって叫んだそれは、森中に染み込むように反響する。音の波が木々を揺らし、そこに留まっていた鳥が一斉に飛び立った。広場上空を優雅に散歩していたコウモリは軌道を変え、慌ててそこから距離を取る。枝枝が細い体を揺らし、森に葉音が広がった。さらにはその騒ぎに眠っていた子鹿までもが飛び起き、数歩後退した後再び太い木の傍に腰を下ろす。
魔女の村は繊細である。粗暴な彼と違って。
「ザック、いい加減になさい! 今は何時だと思っているのです!?」
二人の一軒右から、寝間着を身につけた中年のエルフが顔を出した。彼女は怒気を含んだ表情で一喝すると、こちらを睨み付ける。
「森が騒がしいと思ったら……やっぱりザックのせいか」
西方から戻ってきたのはレニーだ。森の様子を観察するようにぐるりと周囲を見回してから、やれやれと肩を回す。彼は涼しい顔で広場を通り抜けると、ツリーハウスの傍らで立ち止まった。顔を上げ、ザックへ鋭い視線を向ける。言葉には出さないが、レニーはザックを責めていた。五月蠅い、と。
「心臓止まるかと思った……」
広場の外れでは、木の幹を盾にして座り込むハルの姿があった。左胸に手を当て、バクバクと脈打つ心臓を落ち着けようと深呼吸を繰り返す。恐る恐るそちらの様子を窺い、もう一度大きく息を吐いた。
そんな中、広場の中央に緑色の魔方陣が浮かび上がる。陣の左端から、杖の先端がぬくっと顔を出した。やがてそれは地面から生えるように転移してくる。
「楽しそうじゃのぉう! 酒か! 宴か!? 酒盛りするぞぃ!」
目を丸く見開きニカッと笑うアラキナの登場だった。
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