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魔女の村ミスルトー
55 そこは魔女の村3
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広場にあった『もの』が視界に入った途端、クライヴは絶句した。
木を切り出して作ったような木製のテーブルには、用意された料理らしきものの数々が並んでいた。
弱火にもかかわらずぐつぐつと音を立てる小鍋には、真っ黄色のスープが煮えている。
その中には、五ミリほどの赤い球体が不安定に浮かんでいた。目玉のようなそれはギロリとこちらを睨み付けているようにも見える。
テーブル中央の黒い皿には、ドギツイ色のリンゴがひとつ。空の青と森の青を混ぜたような色のそれが、水飴の光沢でキラリと光る。皿の黒がリンゴの毒々しさをより一層際立たせていた。
そして、中央のリンゴらしき物を囲むように、小さめのサンドイッチが三切れ。パンはこんがりと焼けており、間から見える野菜の緑と乳製品の薄黄色はまともな色合いをしている。
その脇には、三人分のナイフとフォークに取り皿が用意されている。皿の白と銀の食器が眩しく光った。
クライヴは忍び足でテーブルに近づくと、それぞれの料理をおずおずと見つめた。
最初に目にとまったスープ。火力の割に煮立っている原理は魔法だろうと片付け、目玉みたいな物体は鮭の魚卵によく似ているからきっとそれだと無理矢理結論づけた。
次に視線が向くのは、中央に設置されたリンゴのような何か。オブジェだと思うことにした。
最後に、ようやくこの中で一番まともなサンドイッチに目が向く。あまりにも平凡な色合いのそれに、クライヴは何度か瞬きを繰り返した。焼き目のついたパンに挟まった野菜は自然な色味だ。断面と形状から察するにキュウリだろう。
「……なんだ、あれ」
クライヴはこめかみを人差し指で押す。ずしりと重い感覚があった。
これまで、この森では門番二人、そしてリタが一人と三人のエルフを見てきた。
住んでいる人が全員エルフか、それともエルフの比重が多いから、魔女の村だと言われているのだとばかり思っていた。しかし出会ったエルフは皆若い見た目をしており、魔女と名のつく要素は見当たらなかった。
だというのに、目の前に広がる料理といったら、魔女以外の何物でもない。クライヴは頭を抱えた。食事で魔女らしさを感じたくはなかった、と。目に見える料理の数々は、完全に童話や絵本の世界のそれである。
「ヒェッ、ヒェッ、ヒェ……」
突然、後ろから老婆の笑い声が聞こえる。言葉にならないような、叫び声に似た短い声を上げ、クライヴはその場に固まる。ピンと背筋が張ると、昨日地面に撲った背中が痛んだ。
声の主はクライヴの背後からぬっと顔を出すと、ニタァと怪しい笑みを浮かべる。してやったり、という顔をしていた。
「よい反応じゃ! これだから儂は人間が大好きなのじゃ!」
そこに居たのは黒いローブを身にまとったエルフの老婆だ。長い鼻に皺の多い顔、若いエルフと比べ耳は少し垂れ下がっている。しかし腰つきはしっかりとしていて、歩くための杖は持っていない。
老婆は固まったクライヴをそのままに、料理の並ぶテーブルの傍らへと向かった。ぐつぐつと煮えたぎる鍋を見て、ふむ、と唸ると、傍にあるレードルを鍋に突っ込んでぐるぐるとかき回した。
「ヒッヒッヒ……」
鍋の様子を見て奇妙な笑いを浮かべるその様は、誰がどう見ても魔女そのものである。
「あー。アラキナさんまた人間脅かしてるー」
別の家から降りてきたリタが、足早にこちらに駆け寄ってきた。アラキナを責めるような口調で言うが、当の老婆はどこ吹く風といった風に鼻歌交じりで鍋をかき混ぜていた。
「リタに何を言われてもやめんぞ、これは儂の楽しみじゃ!」
「あのさあ……」
じっとりとした視線を向けるリタを無視し、老婆――アラキナはレードルをかき混ぜる速度を速めた。ぴちゃりと音を立て、真っ黄色のスープが机に跳ねる。
「ヴィリディアンにおると稀に人間が紛れ込んでくる。これだから本国《ブラン》に帰る気はせんのじゃ!」
アラキナは上機嫌な様子で、脇に置いた皿を手に取る。
手早く三人分のスープをよそうと、レードルを鍋に深く突っ込んだ。空いた手を火元にかざすと、炎があったことが嘘だというように、あっという間に火が消えた。灰色の煙が燃えていた事実を証明しながら、ふわふわと空に向かって浮上する。
アラキナはよそったスープをそれぞれに配る。
が、クライヴの前に出されたものだけやたらと固形物――先の目玉のような魚卵に似た何かが多い。エルフ二人の皿にはせいぜい七~十個程度のそれが、クライヴの分には三倍以上浮かんでいた。こちらに用意されたスープは、飲むと言うより食べるといった表現の方が正しいであろう。
三十以上の目玉のような何かがギロリとこちらを捉える――そんな風に見えたクライヴは生唾を飲む。
「リタ。これは……」
リタがひょっこり顔を出し、どれどれとクライヴの指差したものを覗く。その隣で、アラキナは肩を震わせた。
「悪魔の目玉じゃぁ……」
怪談話でも読み聞かせるような重々しいその語り口に、クライヴの指が思わず震えた。
その隣で、リタがのんきな声を上げた。
「キギャイモの団子だよー。モチモチしてて美味しいんだ。芋自体は中が透明なんだけどね、これは皮の色素が」
「およよよよよよ……」
アラキナはガチャンとフォークをテーブルに落とすと、両手で顔を覆った。リタはその様子を横目に、わざとらしく咳払いを一つする。
「この赤色は皮の色素なんだよ。皮も一緒に煮るからね」
「食えるんだな、よかった」
嘘泣きを繰り出すアラキナをよそ目に、リタは普段通り話しかけてくる。
クライヴは目の前で繰り広げられる光景を見つめ、こういう対応が一番なんだろうな、と学び、隣で構ってほしそうな反応を続ける老婆にはかまわないことにした。
「んで、このリンゴは」
「嫉妬と憎悪の味がする毒リンゴじゃぁ……」
同じ手を繰り出すアラキナに、クライヴの顔が一瞬強張った。
「これ? お化けリンゴだよ」
「は?」
「お化けリンゴ」
クライヴは思わず聞き返すが、リタはひょうひょうとした様子で返した。
毒リンゴよりは大分まろやかな表現であるが、物騒な名前に変わりはない。原色に近い青の見た目のせいで、クライヴは何を言われてもマイナスイメージにしか捉えられない心理状況にはなっているのだが。
「味はちょっと薄いけど、周りをキャラメルでコーティングしてあるからカバーできてるよ。ささ、食べよー」
リタはクライヴを座るよう促す。リタはどこ吹く風といった様子で椅子に座り、アラキナはクライヴを見て怪しげな笑みを浮かべていた。頬がどこか痙攣するような居心地の悪さを感じながら、彼はゆっくりと椅子に腰掛ける。
三人でいただきますと手を合わせた後、クライヴは手元にあるスプーンを手に取った。それはいつもの何倍も重たく感じた。
木を切り出して作ったような木製のテーブルには、用意された料理らしきものの数々が並んでいた。
弱火にもかかわらずぐつぐつと音を立てる小鍋には、真っ黄色のスープが煮えている。
その中には、五ミリほどの赤い球体が不安定に浮かんでいた。目玉のようなそれはギロリとこちらを睨み付けているようにも見える。
テーブル中央の黒い皿には、ドギツイ色のリンゴがひとつ。空の青と森の青を混ぜたような色のそれが、水飴の光沢でキラリと光る。皿の黒がリンゴの毒々しさをより一層際立たせていた。
そして、中央のリンゴらしき物を囲むように、小さめのサンドイッチが三切れ。パンはこんがりと焼けており、間から見える野菜の緑と乳製品の薄黄色はまともな色合いをしている。
その脇には、三人分のナイフとフォークに取り皿が用意されている。皿の白と銀の食器が眩しく光った。
クライヴは忍び足でテーブルに近づくと、それぞれの料理をおずおずと見つめた。
最初に目にとまったスープ。火力の割に煮立っている原理は魔法だろうと片付け、目玉みたいな物体は鮭の魚卵によく似ているからきっとそれだと無理矢理結論づけた。
次に視線が向くのは、中央に設置されたリンゴのような何か。オブジェだと思うことにした。
最後に、ようやくこの中で一番まともなサンドイッチに目が向く。あまりにも平凡な色合いのそれに、クライヴは何度か瞬きを繰り返した。焼き目のついたパンに挟まった野菜は自然な色味だ。断面と形状から察するにキュウリだろう。
「……なんだ、あれ」
クライヴはこめかみを人差し指で押す。ずしりと重い感覚があった。
これまで、この森では門番二人、そしてリタが一人と三人のエルフを見てきた。
住んでいる人が全員エルフか、それともエルフの比重が多いから、魔女の村だと言われているのだとばかり思っていた。しかし出会ったエルフは皆若い見た目をしており、魔女と名のつく要素は見当たらなかった。
だというのに、目の前に広がる料理といったら、魔女以外の何物でもない。クライヴは頭を抱えた。食事で魔女らしさを感じたくはなかった、と。目に見える料理の数々は、完全に童話や絵本の世界のそれである。
「ヒェッ、ヒェッ、ヒェ……」
突然、後ろから老婆の笑い声が聞こえる。言葉にならないような、叫び声に似た短い声を上げ、クライヴはその場に固まる。ピンと背筋が張ると、昨日地面に撲った背中が痛んだ。
声の主はクライヴの背後からぬっと顔を出すと、ニタァと怪しい笑みを浮かべる。してやったり、という顔をしていた。
「よい反応じゃ! これだから儂は人間が大好きなのじゃ!」
そこに居たのは黒いローブを身にまとったエルフの老婆だ。長い鼻に皺の多い顔、若いエルフと比べ耳は少し垂れ下がっている。しかし腰つきはしっかりとしていて、歩くための杖は持っていない。
老婆は固まったクライヴをそのままに、料理の並ぶテーブルの傍らへと向かった。ぐつぐつと煮えたぎる鍋を見て、ふむ、と唸ると、傍にあるレードルを鍋に突っ込んでぐるぐるとかき回した。
「ヒッヒッヒ……」
鍋の様子を見て奇妙な笑いを浮かべるその様は、誰がどう見ても魔女そのものである。
「あー。アラキナさんまた人間脅かしてるー」
別の家から降りてきたリタが、足早にこちらに駆け寄ってきた。アラキナを責めるような口調で言うが、当の老婆はどこ吹く風といった風に鼻歌交じりで鍋をかき混ぜていた。
「リタに何を言われてもやめんぞ、これは儂の楽しみじゃ!」
「あのさあ……」
じっとりとした視線を向けるリタを無視し、老婆――アラキナはレードルをかき混ぜる速度を速めた。ぴちゃりと音を立て、真っ黄色のスープが机に跳ねる。
「ヴィリディアンにおると稀に人間が紛れ込んでくる。これだから本国《ブラン》に帰る気はせんのじゃ!」
アラキナは上機嫌な様子で、脇に置いた皿を手に取る。
手早く三人分のスープをよそうと、レードルを鍋に深く突っ込んだ。空いた手を火元にかざすと、炎があったことが嘘だというように、あっという間に火が消えた。灰色の煙が燃えていた事実を証明しながら、ふわふわと空に向かって浮上する。
アラキナはよそったスープをそれぞれに配る。
が、クライヴの前に出されたものだけやたらと固形物――先の目玉のような魚卵に似た何かが多い。エルフ二人の皿にはせいぜい七~十個程度のそれが、クライヴの分には三倍以上浮かんでいた。こちらに用意されたスープは、飲むと言うより食べるといった表現の方が正しいであろう。
三十以上の目玉のような何かがギロリとこちらを捉える――そんな風に見えたクライヴは生唾を飲む。
「リタ。これは……」
リタがひょっこり顔を出し、どれどれとクライヴの指差したものを覗く。その隣で、アラキナは肩を震わせた。
「悪魔の目玉じゃぁ……」
怪談話でも読み聞かせるような重々しいその語り口に、クライヴの指が思わず震えた。
その隣で、リタがのんきな声を上げた。
「キギャイモの団子だよー。モチモチしてて美味しいんだ。芋自体は中が透明なんだけどね、これは皮の色素が」
「およよよよよよ……」
アラキナはガチャンとフォークをテーブルに落とすと、両手で顔を覆った。リタはその様子を横目に、わざとらしく咳払いを一つする。
「この赤色は皮の色素なんだよ。皮も一緒に煮るからね」
「食えるんだな、よかった」
嘘泣きを繰り出すアラキナをよそ目に、リタは普段通り話しかけてくる。
クライヴは目の前で繰り広げられる光景を見つめ、こういう対応が一番なんだろうな、と学び、隣で構ってほしそうな反応を続ける老婆にはかまわないことにした。
「んで、このリンゴは」
「嫉妬と憎悪の味がする毒リンゴじゃぁ……」
同じ手を繰り出すアラキナに、クライヴの顔が一瞬強張った。
「これ? お化けリンゴだよ」
「は?」
「お化けリンゴ」
クライヴは思わず聞き返すが、リタはひょうひょうとした様子で返した。
毒リンゴよりは大分まろやかな表現であるが、物騒な名前に変わりはない。原色に近い青の見た目のせいで、クライヴは何を言われてもマイナスイメージにしか捉えられない心理状況にはなっているのだが。
「味はちょっと薄いけど、周りをキャラメルでコーティングしてあるからカバーできてるよ。ささ、食べよー」
リタはクライヴを座るよう促す。リタはどこ吹く風といった様子で椅子に座り、アラキナはクライヴを見て怪しげな笑みを浮かべていた。頬がどこか痙攣するような居心地の悪さを感じながら、彼はゆっくりと椅子に腰掛ける。
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