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都市ヴェルディグリ
26 陰雨に愁う3-3
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落ち着きのないその手が優しく包まれる。顔を上げると、エルヴィーラはにこりと笑うと、大丈夫よ、とメルリアに耳打ちする。エルヴィーラはそのまま熟考するシャムロックを見つめた。
「シャム、そんな難しい顔をしないで。メルが怯えているわ」
「私、そんなつもりじゃ」
その言葉には語弊がある。メルリアは慌てて否定しようとしたが、その言葉はシャムロックの謝罪の言葉にかき消された。
「すまないな。少し考えていた。……このまま、お前を招待すべきかどうか」
ショウタイ?
メルリアはシャムロックの言葉を頭の中で繰り返し、首をかしげる。
招待という意味だろうが、言葉の意図が読めなかった。
思案に暮れるメルリアの傍らで、エルヴィーラはぱっと顔を輝かせた。包むように触れていたメルリアの手を、ぎゅっと強く握りしめる。エルヴィーラはにこにこと顔をほころばせ、上機嫌だった。
「ふふ、このままメルを攫うのね?」
「人聞きの悪いことを言うな。それこそ彼女が怯えるだろう」
メルリアは二人の会話について行けず、ただ黙って聞いているしかできない。その姿はぽつんとしていた。そんな彼女に構わず、エルヴィーラはメルリアの肩を抱く。私のものだと主張するように。服の隙間からのぞく冷たい肌が、メルリアに触れた。
「その方がそれっぽいじゃない? ま、シャムらしくはないけれど」
独り言をつぶやくように言うと、エルヴィーラはメルリアの顎に触れた。そのまま、触れた人差し指が首筋をつつっと撫でていく。
「ね?」
メルリアがくすぐったさに身をよじる中、エルヴィーラはメルリアに同意を求めるよう微笑する。突然のことに言葉を返せなかったが、エルヴィーラはそれでも満足げだった。新しいおもちゃを手に入れた子供のように。
そんな様子を見ていたシャムロックは、呆れたようにため息をついた。
「メルリア」
「は、はいっ!」
会話の外にあったメルリアの意識が、シャムロックの言葉によって引きずり戻される。
メルリアで遊ぶエルヴィーラの手が止まった。声色一つで、彼が大切な話をすると理解したからだ。
「曾祖父について知りたいのなら、俺達と共に来るか?」
招待、攫う。二人の会話の意味を、メルリアはようやく理解した。
曾祖父――ロバータの父について興味はある。
しかし、今はその時ではない。まずはあの花を探さなくては。
メルリアの中で答えは決まっていた。
口を半分開いたところで、胸の奥につかえるものを感じて口を閉ざす。
心に強く決めたのに、どうしてすぐに言えないんだろう。ほんの少しの迷いがそうさせると、メルリアは気づかなかった。
……約束を破るわけにはいかない――心の中でそう復唱し、迷いを断ち切るよう顔を上げる。
「ごめんなさい。私は、やらなきゃいけないことがあるんです」
胸の奥がわずかに痛んだ。膝に乗ったままのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる。痛みの理由は、メルリアには分からなかった。
「メルは、お祖母様と見た花を探しているんだったわよね」
「はい。図書館で調べても、全然見つからないんですけれど」
部屋を照らす橙色の灯りがぼんやりと揺らぐ。時折、メルリアの心の奥底と呼応するように激しく揺らめいた。
「私はいつでもいいわ。もっとも、国を出てまで探すのなら、その前に会いに来て欲しいけれど」
不安に揺れるメルリアの青い瞳を、エルヴィーラは真紅の瞳で見つめた。最初に会った時のように、今日何度か見せた表情のように、エルヴィーラはふっと笑う。
「待っているわ。待つのは得意だから、ね?」
エルヴィーラがシャムロックに目配せすると、彼は穏やかに笑って頷いた。メルリアもそれに併せてぎこちなく笑う。本当は素直に笑いたかった。けれど、うまく感情を表すことができなかった。
「北東にグローカスという街がある。俺達はそのあたりに住んでいるから、いつでも訪ねてくるといい」
メルリアは一つ頷くと、膝に抱えたままのぬいぐるみを抱きしめる。先とは違い、不安の色がない表情をしていた。待っている、その言葉をとても心強く感じたからだ。
「さて……。図書館で見つからないほどの物であれば、その手の希少な物質を扱う者に話を聞いた方が早いかもしれないな」
メルリアが首をかしげると、シャムロックは窓の外に視線を向けた。雨足は弱まっているが、未だ雨は降り続いていた。たまに雨粒が控えめに窓を叩く。
「この通りの近くに、知り合いの錬金術師の工房がある。彼女なら知っているかもしれないな。待っていろ、今地図を――」
言いながら、シャムロックは立ち上がろうとする。しかし、エルヴィーラが待ったをかけた。
「だったら、今からメルと一緒に行ってくるわ。その方が話が早いでしょう?」
シャムロックはしばらく悩んだ後、窓の外をもう一度確認する。窓を滑る雫の数が、減っては増え、流れ、線を描いていた。
「では頼んだ。気をつけて」
「ええ。メル、行きましょう」
メルリアが支度を終えると、エルヴィーラが部屋の扉を開ける。細く白い手がメルリアの手を取ると、誘うように優しく手を引いた。
メルリアは数歩前へ出ると、いったん立ち止まった。振り返り、部屋の中にいるシャムロックに改めて頭を下げる。
「お世話になりました。ありがとうございます」
「……待った。メルリア、これを」
シャムロックは四つ折りの紙をメルリアに手渡した。軽く折りたたんだばかりの紙が、元に戻ろうと膨らみかける。
「俺達の住んでいる場所、きちんと説明していなかったから。グローカスに来た時にでも目を通してくれ」
「ありがとうございます」
メルリアはその紙を大切そうにポーチの中に入れて、リュックにしまった。
「……もう話は終わった?」
後ろからの不機嫌そうな声に、メルリアが慌てて振り返る。エルヴィーラは好ましくないといった顔を作っていた。しかしそれはメルリアのもっと上、そして後ろにいる人物に向けられたものである。
「ああ、気をつけて」
苦笑交じりの声を聞くと、エルヴィーラはメルリアに笑顔を向ける。
何も言わずに、彼女の腕を引いて歩き始めた。
彼のいる部屋の扉が、音もなく閉まった。
「シャム、そんな難しい顔をしないで。メルが怯えているわ」
「私、そんなつもりじゃ」
その言葉には語弊がある。メルリアは慌てて否定しようとしたが、その言葉はシャムロックの謝罪の言葉にかき消された。
「すまないな。少し考えていた。……このまま、お前を招待すべきかどうか」
ショウタイ?
メルリアはシャムロックの言葉を頭の中で繰り返し、首をかしげる。
招待という意味だろうが、言葉の意図が読めなかった。
思案に暮れるメルリアの傍らで、エルヴィーラはぱっと顔を輝かせた。包むように触れていたメルリアの手を、ぎゅっと強く握りしめる。エルヴィーラはにこにこと顔をほころばせ、上機嫌だった。
「ふふ、このままメルを攫うのね?」
「人聞きの悪いことを言うな。それこそ彼女が怯えるだろう」
メルリアは二人の会話について行けず、ただ黙って聞いているしかできない。その姿はぽつんとしていた。そんな彼女に構わず、エルヴィーラはメルリアの肩を抱く。私のものだと主張するように。服の隙間からのぞく冷たい肌が、メルリアに触れた。
「その方がそれっぽいじゃない? ま、シャムらしくはないけれど」
独り言をつぶやくように言うと、エルヴィーラはメルリアの顎に触れた。そのまま、触れた人差し指が首筋をつつっと撫でていく。
「ね?」
メルリアがくすぐったさに身をよじる中、エルヴィーラはメルリアに同意を求めるよう微笑する。突然のことに言葉を返せなかったが、エルヴィーラはそれでも満足げだった。新しいおもちゃを手に入れた子供のように。
そんな様子を見ていたシャムロックは、呆れたようにため息をついた。
「メルリア」
「は、はいっ!」
会話の外にあったメルリアの意識が、シャムロックの言葉によって引きずり戻される。
メルリアで遊ぶエルヴィーラの手が止まった。声色一つで、彼が大切な話をすると理解したからだ。
「曾祖父について知りたいのなら、俺達と共に来るか?」
招待、攫う。二人の会話の意味を、メルリアはようやく理解した。
曾祖父――ロバータの父について興味はある。
しかし、今はその時ではない。まずはあの花を探さなくては。
メルリアの中で答えは決まっていた。
口を半分開いたところで、胸の奥につかえるものを感じて口を閉ざす。
心に強く決めたのに、どうしてすぐに言えないんだろう。ほんの少しの迷いがそうさせると、メルリアは気づかなかった。
……約束を破るわけにはいかない――心の中でそう復唱し、迷いを断ち切るよう顔を上げる。
「ごめんなさい。私は、やらなきゃいけないことがあるんです」
胸の奥がわずかに痛んだ。膝に乗ったままのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる。痛みの理由は、メルリアには分からなかった。
「メルは、お祖母様と見た花を探しているんだったわよね」
「はい。図書館で調べても、全然見つからないんですけれど」
部屋を照らす橙色の灯りがぼんやりと揺らぐ。時折、メルリアの心の奥底と呼応するように激しく揺らめいた。
「私はいつでもいいわ。もっとも、国を出てまで探すのなら、その前に会いに来て欲しいけれど」
不安に揺れるメルリアの青い瞳を、エルヴィーラは真紅の瞳で見つめた。最初に会った時のように、今日何度か見せた表情のように、エルヴィーラはふっと笑う。
「待っているわ。待つのは得意だから、ね?」
エルヴィーラがシャムロックに目配せすると、彼は穏やかに笑って頷いた。メルリアもそれに併せてぎこちなく笑う。本当は素直に笑いたかった。けれど、うまく感情を表すことができなかった。
「北東にグローカスという街がある。俺達はそのあたりに住んでいるから、いつでも訪ねてくるといい」
メルリアは一つ頷くと、膝に抱えたままのぬいぐるみを抱きしめる。先とは違い、不安の色がない表情をしていた。待っている、その言葉をとても心強く感じたからだ。
「さて……。図書館で見つからないほどの物であれば、その手の希少な物質を扱う者に話を聞いた方が早いかもしれないな」
メルリアが首をかしげると、シャムロックは窓の外に視線を向けた。雨足は弱まっているが、未だ雨は降り続いていた。たまに雨粒が控えめに窓を叩く。
「この通りの近くに、知り合いの錬金術師の工房がある。彼女なら知っているかもしれないな。待っていろ、今地図を――」
言いながら、シャムロックは立ち上がろうとする。しかし、エルヴィーラが待ったをかけた。
「だったら、今からメルと一緒に行ってくるわ。その方が話が早いでしょう?」
シャムロックはしばらく悩んだ後、窓の外をもう一度確認する。窓を滑る雫の数が、減っては増え、流れ、線を描いていた。
「では頼んだ。気をつけて」
「ええ。メル、行きましょう」
メルリアが支度を終えると、エルヴィーラが部屋の扉を開ける。細く白い手がメルリアの手を取ると、誘うように優しく手を引いた。
メルリアは数歩前へ出ると、いったん立ち止まった。振り返り、部屋の中にいるシャムロックに改めて頭を下げる。
「お世話になりました。ありがとうございます」
「……待った。メルリア、これを」
シャムロックは四つ折りの紙をメルリアに手渡した。軽く折りたたんだばかりの紙が、元に戻ろうと膨らみかける。
「俺達の住んでいる場所、きちんと説明していなかったから。グローカスに来た時にでも目を通してくれ」
「ありがとうございます」
メルリアはその紙を大切そうにポーチの中に入れて、リュックにしまった。
「……もう話は終わった?」
後ろからの不機嫌そうな声に、メルリアが慌てて振り返る。エルヴィーラは好ましくないといった顔を作っていた。しかしそれはメルリアのもっと上、そして後ろにいる人物に向けられたものである。
「ああ、気をつけて」
苦笑交じりの声を聞くと、エルヴィーラはメルリアに笑顔を向ける。
何も言わずに、彼女の腕を引いて歩き始めた。
彼のいる部屋の扉が、音もなく閉まった。
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