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43話 魔王とは?
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街並みが見える。見たことない建物。行き交う人達の服も、まるで違う。
さっきまで、俺の部屋にいたのに……。
「これは過去の出来事を直接見せてくれているのか?」
[はい、お二人の脳に、直接映像を流しています』
ウルティモの声が聞こえる。
そうか、3Dゲームみたいな感覚だ。すれ違う人の体は擦り抜けてしまう。
[神殿に移ります]
ウルティモの声と同時に、場面が変わる。
人が4人立っている。
俺にに似た金の髪の男性。
コスタンツァに似た銀の髪の女性。
セヴェーロに似た青銅色の髪の男性。
エヴァンジェリーナに似た赤銅色の髪の女性。
皆、仲良そうだ。
[彼らが我々の最初のご主人様です。我々はそれぞれの神の啓示により、それぞれの主人に仕えました。魔王を倒すために]
ウルティモの説明の後に、また画面が変わる。巨大な、黒い塊。とても嫌な感じがする。その黒い塊と4人が戦っている。状況は良くない。戦いは、黒い塊の方が有利に見える。それだけ力の差がある。
赤銅色の髪を持つ女性が叫ぶ。
『これ以上は無理よ!私のヴィータに魔王を封印するわ!みんな手伝って』
青銅色の髪の男性が駆け寄る。
『すまない、この方法しか思いつかない』
『良いのよ。我が神も私の献身を喜ぶわ』
金と銀の髪の二人も駆け寄る。
4人の力が一つになり、一面が眩く輝く。
光が静まった後に見えるのは、立っている3人の人影と、倒れている赤銅色の女性。
「今の…………」
周りを見回すと俺の部屋に戻ってきた事が分かった。
目の前にはヴィアラッテアとウルティモ。
麗が目をパチパチと瞬いている。
「あの黒い塊が魔王?」
俺の質問にウルティモが答える。
[最初のご主人様達が便宜上、そう名付けました。この世界に生きる全ての者は、魔力を放出しています。その魔力が固まり、力を持った物があれです。ただ、世界を食い潰す事しか考えていない、悪しき物です]
「あの赤銅色の髪の人が、剣に魔王を封じたの?」
[そうです、コス様。彼女が自分の命と引き換えに封印しました。その後、私のご主人様とヴィアラッテアのご主人様は、旅をし、この国を起こしました。スピラーレのご主人様は、聖剣ヴィータと共にヴェリタ国に残り、結界を張って他国の人が入れない様にしました]
ここに来て魔王が出てきた。ではセヴェーロはなぜ魔王と名乗ったのか……。映像を見る限りではセヴェーロに似た男は味方のようだったが……。オカンを連れ去った事と関係があるのか?
分からない。謎は深まるばかりだ……。どちらにしろ、セヴェーロと会わなければ分からないのだろう。
まずは整理をしよう。今の時点で分かっている事を把握しないといけない。
「映像を見て、魔王の話は分かった。それを踏まえて、質問させて」
俺はウルティモに向き合う。やはりちゃんと話をするなら彼だろう。
[分かった。全て答えよう]
思った通り応えてくれる。頼もしい。
「まず、オカンの剣はヴェリタ国にあった。間違いない?」
[間違いない]
「オカンの体にはヴィータが封印されている?」
[そうだ]
「ヴィータには本物の魔王が封印されている?」
[その通りだ。そして前にエヴァ殿を直接見た際に封印の緩みが見えた]
「封印は解けつつあるって事?」
[おそらくそうだ。元々は封印だ。いつまでも持つものではないはずだ]
「魔王を倒すには聖剣の持ち主が4人必要?」
「そう神はおっしゃった」
「ではなぜセヴェーロは魔王を名乗った?」
[それは彼に聞け。エヴァ嬢の事も彼に聞けば分かるだろう]
「アウローラ山にヴェリタ国はあるんだな?」
[ヴェリタ国には案内してしよう]
さすがウルティモだ。返事の仕方が簡潔で分かりやすい。
「では最後の失礼だ。ウルティモの初めの主人は、何故詳しい情報を残さなかったんだ?伝承では勇者は一人だ。だが実際は勇者と聖女の4人だろう?コスタンツァは、聖女の血統だろう。だが王家に銀の髪の血統はない。どうしてだ?」
[それは、ヴィアラッテアの初めの主人が、浮気したからだ]
[ウルティモ!!それ言っちゃダメって言われた]
[うるさい!そもそも、お前の主人が悪いんだろう!手に手を取り合って苦難を乗り越えて、この国を起こしたのに、私のご主人様を悲しませて!お陰で私のご主人様は、私を置いて出奔するハメになったんだ!そもそもなんでお前も止めなかった‼︎]
[止めたけど、聞いて下さらなかったんだよ~。だってまさかあんなに魔力の強い女性が他にもいるなんて思わなかったし!しかもその人から積極的にアプローチされたし!]
[知らんわ‼︎]
[そんなこと言ったって、ウルティモのご主人様だって他の人と結婚したんじゃないか~。しかも私のご主人様と違ってマッチョと結婚したくせに!]
[お前の主人が先に浮気したんだろうが!そ、それに私のご主人様は筋肉が好きなんだから仕方ないだろう……。あんな筋肉隆々で魔力の強い人間がいるとは他国は恐ろしいと思った]
[うん、やっぱり狭い世界にいたご主人様達は世間知らずだったよね。最後は外の世界にすっかり感化されちゃったんだよね~]
[そうそう……色々あったなぁ]
2本の剣は昔話に花を咲かせ出した。なんだ……これ?
「これって、黒歴史だから子孫には隠してたって事かな?」
麗がそっと耳打ちしてくる。その顔は呆れながらも笑ってる。
「たぶんね。呆れた理由だよ。ドッと疲れちゃった」
「ふふ、なんだかんだで仲良さそうで良いね」
ウルティモもヴィアラッテの昔話は止まらない。その2本の剣を見て、俺と麗も顔を見合わせ笑う。
「俺は浮気なんてしないよ」
そう言って麗にキスをする。前世とは違う唇の感触。でも麗だ。俺の愛してる人。
「次は大人のキスしてね」
麗から耳打ちされる。そんな言葉は前世では聞いた事がなかった。麗はそんな要求をする女の子ではなかった。
だけど麗の真っ赤になった表情を見ると、分かった。
前世では言えなかったのだと……。
そう言えば俺と麗の最後のキスは……。
くすっと笑い、麗に耳打ちする。
「二人だけになったらね……」
まだ分からない事だらけだ。好転したのかも分からない。だけど大丈夫だと思えた。
さっきまで、俺の部屋にいたのに……。
「これは過去の出来事を直接見せてくれているのか?」
[はい、お二人の脳に、直接映像を流しています』
ウルティモの声が聞こえる。
そうか、3Dゲームみたいな感覚だ。すれ違う人の体は擦り抜けてしまう。
[神殿に移ります]
ウルティモの声と同時に、場面が変わる。
人が4人立っている。
俺にに似た金の髪の男性。
コスタンツァに似た銀の髪の女性。
セヴェーロに似た青銅色の髪の男性。
エヴァンジェリーナに似た赤銅色の髪の女性。
皆、仲良そうだ。
[彼らが我々の最初のご主人様です。我々はそれぞれの神の啓示により、それぞれの主人に仕えました。魔王を倒すために]
ウルティモの説明の後に、また画面が変わる。巨大な、黒い塊。とても嫌な感じがする。その黒い塊と4人が戦っている。状況は良くない。戦いは、黒い塊の方が有利に見える。それだけ力の差がある。
赤銅色の髪を持つ女性が叫ぶ。
『これ以上は無理よ!私のヴィータに魔王を封印するわ!みんな手伝って』
青銅色の髪の男性が駆け寄る。
『すまない、この方法しか思いつかない』
『良いのよ。我が神も私の献身を喜ぶわ』
金と銀の髪の二人も駆け寄る。
4人の力が一つになり、一面が眩く輝く。
光が静まった後に見えるのは、立っている3人の人影と、倒れている赤銅色の女性。
「今の…………」
周りを見回すと俺の部屋に戻ってきた事が分かった。
目の前にはヴィアラッテアとウルティモ。
麗が目をパチパチと瞬いている。
「あの黒い塊が魔王?」
俺の質問にウルティモが答える。
[最初のご主人様達が便宜上、そう名付けました。この世界に生きる全ての者は、魔力を放出しています。その魔力が固まり、力を持った物があれです。ただ、世界を食い潰す事しか考えていない、悪しき物です]
「あの赤銅色の髪の人が、剣に魔王を封じたの?」
[そうです、コス様。彼女が自分の命と引き換えに封印しました。その後、私のご主人様とヴィアラッテアのご主人様は、旅をし、この国を起こしました。スピラーレのご主人様は、聖剣ヴィータと共にヴェリタ国に残り、結界を張って他国の人が入れない様にしました]
ここに来て魔王が出てきた。ではセヴェーロはなぜ魔王と名乗ったのか……。映像を見る限りではセヴェーロに似た男は味方のようだったが……。オカンを連れ去った事と関係があるのか?
分からない。謎は深まるばかりだ……。どちらにしろ、セヴェーロと会わなければ分からないのだろう。
まずは整理をしよう。今の時点で分かっている事を把握しないといけない。
「映像を見て、魔王の話は分かった。それを踏まえて、質問させて」
俺はウルティモに向き合う。やはりちゃんと話をするなら彼だろう。
[分かった。全て答えよう]
思った通り応えてくれる。頼もしい。
「まず、オカンの剣はヴェリタ国にあった。間違いない?」
[間違いない]
「オカンの体にはヴィータが封印されている?」
[そうだ]
「ヴィータには本物の魔王が封印されている?」
[その通りだ。そして前にエヴァ殿を直接見た際に封印の緩みが見えた]
「封印は解けつつあるって事?」
[おそらくそうだ。元々は封印だ。いつまでも持つものではないはずだ]
「魔王を倒すには聖剣の持ち主が4人必要?」
「そう神はおっしゃった」
「ではなぜセヴェーロは魔王を名乗った?」
[それは彼に聞け。エヴァ嬢の事も彼に聞けば分かるだろう]
「アウローラ山にヴェリタ国はあるんだな?」
[ヴェリタ国には案内してしよう]
さすがウルティモだ。返事の仕方が簡潔で分かりやすい。
「では最後の失礼だ。ウルティモの初めの主人は、何故詳しい情報を残さなかったんだ?伝承では勇者は一人だ。だが実際は勇者と聖女の4人だろう?コスタンツァは、聖女の血統だろう。だが王家に銀の髪の血統はない。どうしてだ?」
[それは、ヴィアラッテアの初めの主人が、浮気したからだ]
[ウルティモ!!それ言っちゃダメって言われた]
[うるさい!そもそも、お前の主人が悪いんだろう!手に手を取り合って苦難を乗り越えて、この国を起こしたのに、私のご主人様を悲しませて!お陰で私のご主人様は、私を置いて出奔するハメになったんだ!そもそもなんでお前も止めなかった‼︎]
[止めたけど、聞いて下さらなかったんだよ~。だってまさかあんなに魔力の強い女性が他にもいるなんて思わなかったし!しかもその人から積極的にアプローチされたし!]
[知らんわ‼︎]
[そんなこと言ったって、ウルティモのご主人様だって他の人と結婚したんじゃないか~。しかも私のご主人様と違ってマッチョと結婚したくせに!]
[お前の主人が先に浮気したんだろうが!そ、それに私のご主人様は筋肉が好きなんだから仕方ないだろう……。あんな筋肉隆々で魔力の強い人間がいるとは他国は恐ろしいと思った]
[うん、やっぱり狭い世界にいたご主人様達は世間知らずだったよね。最後は外の世界にすっかり感化されちゃったんだよね~]
[そうそう……色々あったなぁ]
2本の剣は昔話に花を咲かせ出した。なんだ……これ?
「これって、黒歴史だから子孫には隠してたって事かな?」
麗がそっと耳打ちしてくる。その顔は呆れながらも笑ってる。
「たぶんね。呆れた理由だよ。ドッと疲れちゃった」
「ふふ、なんだかんだで仲良さそうで良いね」
ウルティモもヴィアラッテの昔話は止まらない。その2本の剣を見て、俺と麗も顔を見合わせ笑う。
「俺は浮気なんてしないよ」
そう言って麗にキスをする。前世とは違う唇の感触。でも麗だ。俺の愛してる人。
「次は大人のキスしてね」
麗から耳打ちされる。そんな言葉は前世では聞いた事がなかった。麗はそんな要求をする女の子ではなかった。
だけど麗の真っ赤になった表情を見ると、分かった。
前世では言えなかったのだと……。
そう言えば俺と麗の最後のキスは……。
くすっと笑い、麗に耳打ちする。
「二人だけになったらね……」
まだ分からない事だらけだ。好転したのかも分からない。だけど大丈夫だと思えた。
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