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第9章:再起編
鏡2
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「それじゃあ今からラウフ・ソルブの鏡についての話を始めようか」
ソールは椅子から立ち上がると、右の壁に設置された巨大な本棚に近寄ると、一冊の数百ページはありそうな本を取り出した。
「これは私がまとめたラウフ・ソルブの鏡についての資料だ。まあ、資料と言っても内容は主に伝承を書き留めたものだけどね。一応現在の状況についても書いてあるけど、鏡を手に入れるには役に立たないかも」
ジンは差し出された本に目を落とす。まずはソールが言う様にここ数十年の資料を読み始める。しかしそれはたった数ページほどですぐに読み終わってしまった。
「最近の記録はこれしかないのか?」
「ああ。だって鏡の放つ瘴気が強すぎて、人間はまともなままで近寄れないからね。最初に発見してから50年、それにも書いてあるけど100人ほど使って10年前まで定期的に実験をしたけど、結局誰も鏡を手に入れる事が出来なかった。私も暇じゃない。無意味な事はしたくないから、しばらく放置して様子を見る事にしたんだ。鏡から放たれる力が弱まっているという事は、実験からも目に見えているからね。あと100年ぐらい待てば普通に触れる様になるはずさ」
長命種の血を引く者ならではの時間感覚である事にソールは気がついていなかった。
「100年も待てない。俺には今すぐ必要なんだ」
「ふむ、それならやはり伝承を読み解くしかないな」
「伝承の中にヒントがあるのか?」
「ああ、伝承っていうのは元のネタが基本的にあるものだ。私があの鏡を見つけるきっかけになったのも伝説の王国であるデゼルト王国の伝承を知ったからだ」
「それで、何かめぼしい情報はあるのか?」
ジンは初めの方のページを捲る。しかし残念ながら、そこに書かれた言葉はジンの知らない言葉だった。
「……読めねえ」
「まあ、その言葉は300年以上前に使われていたものだからね。かつて現れた四魔によって世界が崩壊した際に失われた文明が用いていた言葉だ。継ぐ者がいなかったので死語になった。私の相棒だった使徒が文字を解読したんだが、あいにく全て解読し終える前にラウフ・ソルブの鏡のせいで死んでしまった。だから私も解読に挑戦している最中なんだが、あまり成果は芳しくない。この中に制御法が書いてあるかも知れないんだけどね」
「他の人に手伝いは依頼しなかったのか?」
「したよ。ウーインの学者達が今も挑戦していると思う。でも一文でも解読できたという報告はない。全くトランはどうやって解読したのかしら。手がかりすら残さずに死なないで欲しいわ」
トランというのがかつて命を落としたというソールの相棒の使徒であるというのは想像できた。どうやらとんでもない天才だった様だが、解読の手がかりは何も残さなかったらしい。
「じゃあ、無理矢理やるしかないって事か」
「そうなるわね。ただ、一言だけトランが死ぬ前に言っていた事があるの」
「なんだ?」
「『太陽に向かえ』」
「どういう意味だ?」
「さっぱり。全く分からないわ」
「そうか」
窓の向こうの空に浮かぶ太陽の方へと目を向ける。
「太陽か」
ふと何か考えが頭を過ぎる。
「何か分かりそうかい?」
しかし、それを考える前にソールの言葉が遮った。
「いや……とりあえず、しばらくこれは預からせてもらうが構わないな」
「ええ、いいわよ。もし取りに行く事にしたら改めて結界を越える方法を説明するわね」
「ああ。それじゃあ、一先ずアファリの所に連れて行ってくれ」
~~~~~~~~~
暗闇に包まれた部屋を外界と隔てる重い金属の扉がゆっくりと開き、外の光が差し込んでくる。アファリは弱々しく顔を上げて、そちらを見た。思いがけない急な光に目が眩む。朧げなシルエットの人物が自分に手を差し出した。何を言っているのかは理解できなかったが、その手を掴もうとする。しかしそこで意識が途切れた。
~~~~~~~~
部屋の中は汚臭で満ち溢れていた。思わずジンは顔を歪める。だがすぐに彼の目に、床に横たわり虚な瞳でこちらを見つめるアファリが入ってきた。急いで彼に手を伸ばすと、その手を弱々しく握ろうと、アファリも手を伸ばしてきた。しかし、ジンの手を握ったと同時に意識を失ったのか、その手から力が抜けた。
「おや、まだ生きているみたいだね。よかったじゃないか」
自分がしでかした事を、まるで他人事の様に言うソールに改めて殺意を覚えつつ、アファリを抱き上げる。
「この子は連れて行く。構わないな」
「どうぞ。ただ、その子を解放する条件は必ず守ってもらうからね」
「ああ、分かっている」
ジンのその返答に満足そうにソールは頷いた。
「そうそう、ゼルとイーニャは多分詰所にいると思うよ。毎日その子を探せって五月蝿くてね。まさかウーインの街の廃棄された地下実験施設の独房に入れられているとは思っていないみたいだけど」
ソールはクスクスと笑う。そんな彼女を睨みつけると、ジンはそのまま独房を出て階上へと向かった。
~~~~~~~~
「ああ! アファリ! どうしてこんな事に!」
イーニャが気を失っているアファリをジンから奪い取る。強く抱きしめて涙を流し続けた。
「安心して欲しい。命に別状はない」
「本当にありがとう、ナナシ。俺達のアファリを連れて戻ってくれて」
ゼルはジンの右手を両手で包むと涙を流しながら感謝の意を伝えた。
「アファリをどこで見つけたんだ?」
1週間も行方知れずだった息子が帰ってきたのだ。今までどうやって生き延びてきたのか、ゼルは気になっていた。
「ウーインの廃棄施設の独房だ」
「なぜそんな所に?」
「……分からない。遊びで入った訳ではないだろうし、誘拐だとしたら犯人の目的はなんだったのか」
ジンはそう嘘をつく。余分な事を言って彼らがソールに狙われる可能性を防ぐためだ。
「とにかく本当にありがとう。少し話は変わるが、その腕はどうした?」
失われたはずの左腕がある事をゼルは尋ねる。
「ああ、これはちょっとな」
「……そうか、なら詳しく聞くのはやめておこう」
口籠もったジンを見て、ゼルはそう言った。
「悪いな」
「何を言うんだ。我々家族の恩人に嫌な思いはさせられないさ」
ゼルはニコリと笑う。
「それで、これからどうするんだ? 護衛の仕事は続けるつもりか?」
「いや、調べ物の為にウーインに行くつもりだ。だからしばらく護衛の仕事はしない」
「そうか。ではとりあえずこれを受け取ってくれ」
ゼルはそう言いながらジンに鷹の紋様が入った掌大の金色のメダルとパンパンになった小さな袋を渡した。
「これは?」
「そのメダルは身分証明書の様なものだ。それさえあればウーインの資料館でもレベルSの禁書以外ならなんでも読む事ができる。それから様々な研究施設に入る事ができるし、それに最高級の宿も無料で泊まれる。その袋には金貨が入っているから必要な時に使ってくれ」
「ありがたく使わせてもらおう」
「ジン、また会いにきてね」
ゼルに挨拶をしているとアファリを抱きながらイーニャが声をかけてきた。
「ああ、アファリが起きたらまた遊ぼうと言っておいてくれ」
「ええ、分かったわ」
「それじゃあ、またな」
ジンはゼルとイーニャにそう言うと、ウーインを目指して歩き始めた。
ソールは椅子から立ち上がると、右の壁に設置された巨大な本棚に近寄ると、一冊の数百ページはありそうな本を取り出した。
「これは私がまとめたラウフ・ソルブの鏡についての資料だ。まあ、資料と言っても内容は主に伝承を書き留めたものだけどね。一応現在の状況についても書いてあるけど、鏡を手に入れるには役に立たないかも」
ジンは差し出された本に目を落とす。まずはソールが言う様にここ数十年の資料を読み始める。しかしそれはたった数ページほどですぐに読み終わってしまった。
「最近の記録はこれしかないのか?」
「ああ。だって鏡の放つ瘴気が強すぎて、人間はまともなままで近寄れないからね。最初に発見してから50年、それにも書いてあるけど100人ほど使って10年前まで定期的に実験をしたけど、結局誰も鏡を手に入れる事が出来なかった。私も暇じゃない。無意味な事はしたくないから、しばらく放置して様子を見る事にしたんだ。鏡から放たれる力が弱まっているという事は、実験からも目に見えているからね。あと100年ぐらい待てば普通に触れる様になるはずさ」
長命種の血を引く者ならではの時間感覚である事にソールは気がついていなかった。
「100年も待てない。俺には今すぐ必要なんだ」
「ふむ、それならやはり伝承を読み解くしかないな」
「伝承の中にヒントがあるのか?」
「ああ、伝承っていうのは元のネタが基本的にあるものだ。私があの鏡を見つけるきっかけになったのも伝説の王国であるデゼルト王国の伝承を知ったからだ」
「それで、何かめぼしい情報はあるのか?」
ジンは初めの方のページを捲る。しかし残念ながら、そこに書かれた言葉はジンの知らない言葉だった。
「……読めねえ」
「まあ、その言葉は300年以上前に使われていたものだからね。かつて現れた四魔によって世界が崩壊した際に失われた文明が用いていた言葉だ。継ぐ者がいなかったので死語になった。私の相棒だった使徒が文字を解読したんだが、あいにく全て解読し終える前にラウフ・ソルブの鏡のせいで死んでしまった。だから私も解読に挑戦している最中なんだが、あまり成果は芳しくない。この中に制御法が書いてあるかも知れないんだけどね」
「他の人に手伝いは依頼しなかったのか?」
「したよ。ウーインの学者達が今も挑戦していると思う。でも一文でも解読できたという報告はない。全くトランはどうやって解読したのかしら。手がかりすら残さずに死なないで欲しいわ」
トランというのがかつて命を落としたというソールの相棒の使徒であるというのは想像できた。どうやらとんでもない天才だった様だが、解読の手がかりは何も残さなかったらしい。
「じゃあ、無理矢理やるしかないって事か」
「そうなるわね。ただ、一言だけトランが死ぬ前に言っていた事があるの」
「なんだ?」
「『太陽に向かえ』」
「どういう意味だ?」
「さっぱり。全く分からないわ」
「そうか」
窓の向こうの空に浮かぶ太陽の方へと目を向ける。
「太陽か」
ふと何か考えが頭を過ぎる。
「何か分かりそうかい?」
しかし、それを考える前にソールの言葉が遮った。
「いや……とりあえず、しばらくこれは預からせてもらうが構わないな」
「ええ、いいわよ。もし取りに行く事にしたら改めて結界を越える方法を説明するわね」
「ああ。それじゃあ、一先ずアファリの所に連れて行ってくれ」
~~~~~~~~~
暗闇に包まれた部屋を外界と隔てる重い金属の扉がゆっくりと開き、外の光が差し込んでくる。アファリは弱々しく顔を上げて、そちらを見た。思いがけない急な光に目が眩む。朧げなシルエットの人物が自分に手を差し出した。何を言っているのかは理解できなかったが、その手を掴もうとする。しかしそこで意識が途切れた。
~~~~~~~~
部屋の中は汚臭で満ち溢れていた。思わずジンは顔を歪める。だがすぐに彼の目に、床に横たわり虚な瞳でこちらを見つめるアファリが入ってきた。急いで彼に手を伸ばすと、その手を弱々しく握ろうと、アファリも手を伸ばしてきた。しかし、ジンの手を握ったと同時に意識を失ったのか、その手から力が抜けた。
「おや、まだ生きているみたいだね。よかったじゃないか」
自分がしでかした事を、まるで他人事の様に言うソールに改めて殺意を覚えつつ、アファリを抱き上げる。
「この子は連れて行く。構わないな」
「どうぞ。ただ、その子を解放する条件は必ず守ってもらうからね」
「ああ、分かっている」
ジンのその返答に満足そうにソールは頷いた。
「そうそう、ゼルとイーニャは多分詰所にいると思うよ。毎日その子を探せって五月蝿くてね。まさかウーインの街の廃棄された地下実験施設の独房に入れられているとは思っていないみたいだけど」
ソールはクスクスと笑う。そんな彼女を睨みつけると、ジンはそのまま独房を出て階上へと向かった。
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「ああ! アファリ! どうしてこんな事に!」
イーニャが気を失っているアファリをジンから奪い取る。強く抱きしめて涙を流し続けた。
「安心して欲しい。命に別状はない」
「本当にありがとう、ナナシ。俺達のアファリを連れて戻ってくれて」
ゼルはジンの右手を両手で包むと涙を流しながら感謝の意を伝えた。
「アファリをどこで見つけたんだ?」
1週間も行方知れずだった息子が帰ってきたのだ。今までどうやって生き延びてきたのか、ゼルは気になっていた。
「ウーインの廃棄施設の独房だ」
「なぜそんな所に?」
「……分からない。遊びで入った訳ではないだろうし、誘拐だとしたら犯人の目的はなんだったのか」
ジンはそう嘘をつく。余分な事を言って彼らがソールに狙われる可能性を防ぐためだ。
「とにかく本当にありがとう。少し話は変わるが、その腕はどうした?」
失われたはずの左腕がある事をゼルは尋ねる。
「ああ、これはちょっとな」
「……そうか、なら詳しく聞くのはやめておこう」
口籠もったジンを見て、ゼルはそう言った。
「悪いな」
「何を言うんだ。我々家族の恩人に嫌な思いはさせられないさ」
ゼルはニコリと笑う。
「それで、これからどうするんだ? 護衛の仕事は続けるつもりか?」
「いや、調べ物の為にウーインに行くつもりだ。だからしばらく護衛の仕事はしない」
「そうか。ではとりあえずこれを受け取ってくれ」
ゼルはそう言いながらジンに鷹の紋様が入った掌大の金色のメダルとパンパンになった小さな袋を渡した。
「これは?」
「そのメダルは身分証明書の様なものだ。それさえあればウーインの資料館でもレベルSの禁書以外ならなんでも読む事ができる。それから様々な研究施設に入る事ができるし、それに最高級の宿も無料で泊まれる。その袋には金貨が入っているから必要な時に使ってくれ」
「ありがたく使わせてもらおう」
「ジン、また会いにきてね」
ゼルに挨拶をしているとアファリを抱きながらイーニャが声をかけてきた。
「ああ、アファリが起きたらまた遊ぼうと言っておいてくれ」
「ええ、分かったわ」
「それじゃあ、またな」
ジンはゼルとイーニャにそう言うと、ウーインを目指して歩き始めた。
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