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第8章:王国決戦編
エピローグ2:裏切りと挫折
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真っ白い空間の中に俺は立っていた。いつもラグナに会う場所だ。
「ラグナ、いるんだろ。出てこい!」
声を荒げて奴の名を呼ぶ。
『ここにいるよー』
後ろから声が聞こえてきたので、振り向くと奴がいた。俺は奴の胸ぐらに掴みかかる。
「何故だ! 何故お前の言う通りにしたのにシオンが……!」
ラグナは心外であるかのように口を尖らせる。
『そんな事を言われても、あれが確かに彼女を救う手段であったのは紛れもない事実だよ』
「じゃあ、なんで!」
『レトからも聞いただろう? タイミングが悪かったのさ。僕のせいじゃない。強いて言えば君のせいだ。ちゃんと僕は言ったぜ? お姫様を起こすには王子様のキスが必要だって。起きてる時にしちゃったら眠ってる方が目を覚ましちゃうに決まっているだろ?』
その言葉に俺の足から力が抜ける。全て俺のせいだったのだ。俺がシオンを……
「……シオンはお前が裏切っていると言った。それは事実か?」
やけになってそんな事を聞いてみた。裏切っている奴がそんな事を聞かれてまともに答える訳がない。だがこの空間にいると、不思議と今まで靄がかかるように考えられなかったラグナの裏切りについての可能性が明確に考えられるようになっていた。意識だけの存在になったからだろうか。
『うん、そうだよー』
気楽に言ってくるその言葉の意味を、一瞬理解出来なかった。
「何……を……?」
『いや、だから裏切っているかどうかでしょ? なら答えはイエスだ。イエスイエスイエス。なんてね』
「……嘘だよな?」
嘘じゃないと困る。そうでないと、俺は一体なんのために生きてきたんだ? フィリアとラグナが組んでいた? それなら俺の人生は一体なんだったんだ?
『疑り深いなー。ほらほら、思い出してみなよ。僕の言動をさ』
俺はラグナの言葉を思い出す。なんとなく違和感を覚えた所を。そして思い出す。
初めて会った時、ラグナは言いきった。人のことを指して違和感なく「おもちゃ」だと。
さらに何度も人を「駒」と表現していた。人間を人間として捉えていなかった。
それからノヴァが言った。俺は「贄」だと。ラグナの言ったことが全て本当のことであったなら、自分を追いかけるように絶望が何度も訪れるはずがない。フィリアからすれば俺は存在していないのだから。なのに、シオンが言ったように俺には何度も何度も悲劇的な事件に巻き込まれた。
『あっ、それとレヴィが結界を越えられたのと、君が初めて無神術が使える様になった時にあったスタンピードの時に通信係を殺したのも僕だよ』
なんの気無しに次々とラグナは自白していく。俺の反応を楽しむように。
「……いつからだ?」
『いつからって?』
「いつから俺たちを裏切っていた!」
『うーん。そうだねぇ、多分数千年前から? 少なくともノヴァがフィリア側に行く原因は僕が作ったよ』
「……なぜこんな事を?」
『だって、人間も亜人も気持ち悪いじゃん。増え方もキモいし、生き方もキモい。死に方だって、死んだ後だって、何もかもキモい。キモすぎてキモすぎて吐き気がするんだもん』
「……そんな、そんな事で俺達を裏切ったのか!」
『正確には裏切りとは違うかな? ただキモいおもちゃを少しでも面白おかしく再利用しようと思っただけだから。初めからそういうスタンスなら裏切ったとは言えないよね。勝手に期待して、勝手に盲信したのはそっちだよ。僕は何度もヒントを出してたのに。気づかなかった君達が悪い。まあ気づかない様に魂を形作ったりしたけど、それも深く考えれば解けるものだ』
「テメェ!」
俺はラグナを殴ろうと拳を振るう。だが、奴の顔にぶつかる前に見えない壁で防がれた。
『ふふふ、やっぱり君は素晴らしい。普通ならこんな話を聞けばショックを受けて呆然としたり、崩れ落ちるんだけどね。君だけはこうやって復讐しようと動く。どれだけ傷ついても真っ先に相手を殺す事を選ぶ。後悔の念を抱いてもね』
「………」
『まあそういう風に創ったんだけど。僕の期待通りに育ってくれたよ。ありがとう。心から感謝するよ』
そういうラグナの顔を何度も殴ろうとして、その度に何かに防がれる。
『ここは僕が創った精神世界だからね。いくら頑張ろうとしても無駄さ。でも嬉しいよ。そうやって怒り狂っている様子は何よりも僕の楽しみだ』
あまりの悔しさに涙が出てくる。それなのに俺には何も出来ない。
『安心してくれ。君に与えた力は確かに僕達を殺せるものだ。だってフェアじゃないからね。おばさんは高みの見物を決め込みたいみたいだけど、僕はせっかくなら血湧き肉躍る戦いに身を投じてみたい。君が強くなり続ければ、いつの日か僕達の元に辿り着けるはずだ。そんな風に君を創ったからね。その日が来るのを期待しているよ、ジン君。なんてね』
白い空間が崩壊する。
「待て! 許さねえ! 殺してやる!」
そう叫んでもどんどん意識が覚醒していった。
~~~~~~~~~
目覚めると森の中で木に寄りかかって寝ていた。左腕が痛み、そちらを見るとぐちゃぐちゃに潰れていた。そこに蠅がたかっていた。俺は腕を復元しようとした。それなのに無神術は発動しなかった。力は確かに俺の中にあるのに、それを使う事が出来なかった。いや、使う事を俺の本能が拒絶していた。思えばシオンが変化した時に治らなかったのは俺の頭の中で、この力とそれを与えた奴が忌むべきものだと気づいたからかも知れない。
治らないなら、と俺は持っていた短剣で無造作に潰れた腕を切り落とした。痛いはずなのに、痛みは感じなかった。血が飛び散る。傷口に治癒の短剣を当てて血止めした。それが終わると、俺は木にもたれかかった。
「そうか。ラグナは敵か」
改めて口にすると頭の靄が晴れた様にスッキリした。そして心の内から発狂しそうになる程の怒りが噴き上がった。でも、シオンの顔が一瞬横切り、嘘みたいにその炎は消えた。
「もういい……もう、どうでもいい」
疲れた。ただただ疲れた。ラグナは俺を復讐に狂った人間である様に創ったと言った。でも、今の俺には何もかもがどうでもいい。これ以上この痛みを抱えたまま戦い続ける事は俺には無理だ。
「……シオン」
彼女の名を呼ぶ。暗く静かな森の中で、その名はやけに響いた。
「ラグナ、いるんだろ。出てこい!」
声を荒げて奴の名を呼ぶ。
『ここにいるよー』
後ろから声が聞こえてきたので、振り向くと奴がいた。俺は奴の胸ぐらに掴みかかる。
「何故だ! 何故お前の言う通りにしたのにシオンが……!」
ラグナは心外であるかのように口を尖らせる。
『そんな事を言われても、あれが確かに彼女を救う手段であったのは紛れもない事実だよ』
「じゃあ、なんで!」
『レトからも聞いただろう? タイミングが悪かったのさ。僕のせいじゃない。強いて言えば君のせいだ。ちゃんと僕は言ったぜ? お姫様を起こすには王子様のキスが必要だって。起きてる時にしちゃったら眠ってる方が目を覚ましちゃうに決まっているだろ?』
その言葉に俺の足から力が抜ける。全て俺のせいだったのだ。俺がシオンを……
「……シオンはお前が裏切っていると言った。それは事実か?」
やけになってそんな事を聞いてみた。裏切っている奴がそんな事を聞かれてまともに答える訳がない。だがこの空間にいると、不思議と今まで靄がかかるように考えられなかったラグナの裏切りについての可能性が明確に考えられるようになっていた。意識だけの存在になったからだろうか。
『うん、そうだよー』
気楽に言ってくるその言葉の意味を、一瞬理解出来なかった。
「何……を……?」
『いや、だから裏切っているかどうかでしょ? なら答えはイエスだ。イエスイエスイエス。なんてね』
「……嘘だよな?」
嘘じゃないと困る。そうでないと、俺は一体なんのために生きてきたんだ? フィリアとラグナが組んでいた? それなら俺の人生は一体なんだったんだ?
『疑り深いなー。ほらほら、思い出してみなよ。僕の言動をさ』
俺はラグナの言葉を思い出す。なんとなく違和感を覚えた所を。そして思い出す。
初めて会った時、ラグナは言いきった。人のことを指して違和感なく「おもちゃ」だと。
さらに何度も人を「駒」と表現していた。人間を人間として捉えていなかった。
それからノヴァが言った。俺は「贄」だと。ラグナの言ったことが全て本当のことであったなら、自分を追いかけるように絶望が何度も訪れるはずがない。フィリアからすれば俺は存在していないのだから。なのに、シオンが言ったように俺には何度も何度も悲劇的な事件に巻き込まれた。
『あっ、それとレヴィが結界を越えられたのと、君が初めて無神術が使える様になった時にあったスタンピードの時に通信係を殺したのも僕だよ』
なんの気無しに次々とラグナは自白していく。俺の反応を楽しむように。
「……いつからだ?」
『いつからって?』
「いつから俺たちを裏切っていた!」
『うーん。そうだねぇ、多分数千年前から? 少なくともノヴァがフィリア側に行く原因は僕が作ったよ』
「……なぜこんな事を?」
『だって、人間も亜人も気持ち悪いじゃん。増え方もキモいし、生き方もキモい。死に方だって、死んだ後だって、何もかもキモい。キモすぎてキモすぎて吐き気がするんだもん』
「……そんな、そんな事で俺達を裏切ったのか!」
『正確には裏切りとは違うかな? ただキモいおもちゃを少しでも面白おかしく再利用しようと思っただけだから。初めからそういうスタンスなら裏切ったとは言えないよね。勝手に期待して、勝手に盲信したのはそっちだよ。僕は何度もヒントを出してたのに。気づかなかった君達が悪い。まあ気づかない様に魂を形作ったりしたけど、それも深く考えれば解けるものだ』
「テメェ!」
俺はラグナを殴ろうと拳を振るう。だが、奴の顔にぶつかる前に見えない壁で防がれた。
『ふふふ、やっぱり君は素晴らしい。普通ならこんな話を聞けばショックを受けて呆然としたり、崩れ落ちるんだけどね。君だけはこうやって復讐しようと動く。どれだけ傷ついても真っ先に相手を殺す事を選ぶ。後悔の念を抱いてもね』
「………」
『まあそういう風に創ったんだけど。僕の期待通りに育ってくれたよ。ありがとう。心から感謝するよ』
そういうラグナの顔を何度も殴ろうとして、その度に何かに防がれる。
『ここは僕が創った精神世界だからね。いくら頑張ろうとしても無駄さ。でも嬉しいよ。そうやって怒り狂っている様子は何よりも僕の楽しみだ』
あまりの悔しさに涙が出てくる。それなのに俺には何も出来ない。
『安心してくれ。君に与えた力は確かに僕達を殺せるものだ。だってフェアじゃないからね。おばさんは高みの見物を決め込みたいみたいだけど、僕はせっかくなら血湧き肉躍る戦いに身を投じてみたい。君が強くなり続ければ、いつの日か僕達の元に辿り着けるはずだ。そんな風に君を創ったからね。その日が来るのを期待しているよ、ジン君。なんてね』
白い空間が崩壊する。
「待て! 許さねえ! 殺してやる!」
そう叫んでもどんどん意識が覚醒していった。
~~~~~~~~~
目覚めると森の中で木に寄りかかって寝ていた。左腕が痛み、そちらを見るとぐちゃぐちゃに潰れていた。そこに蠅がたかっていた。俺は腕を復元しようとした。それなのに無神術は発動しなかった。力は確かに俺の中にあるのに、それを使う事が出来なかった。いや、使う事を俺の本能が拒絶していた。思えばシオンが変化した時に治らなかったのは俺の頭の中で、この力とそれを与えた奴が忌むべきものだと気づいたからかも知れない。
治らないなら、と俺は持っていた短剣で無造作に潰れた腕を切り落とした。痛いはずなのに、痛みは感じなかった。血が飛び散る。傷口に治癒の短剣を当てて血止めした。それが終わると、俺は木にもたれかかった。
「そうか。ラグナは敵か」
改めて口にすると頭の靄が晴れた様にスッキリした。そして心の内から発狂しそうになる程の怒りが噴き上がった。でも、シオンの顔が一瞬横切り、嘘みたいにその炎は消えた。
「もういい……もう、どうでもいい」
疲れた。ただただ疲れた。ラグナは俺を復讐に狂った人間である様に創ったと言った。でも、今の俺には何もかもがどうでもいい。これ以上この痛みを抱えたまま戦い続ける事は俺には無理だ。
「……シオン」
彼女の名を呼ぶ。暗く静かな森の中で、その名はやけに響いた。
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