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第8章:王国決戦編
説得
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「そうか、君が彼女の弟だったのか」
先程ジンが座っていた1人がけのソファに、今度はグルード侯爵が座っていた。それもシオンがどこからか持ってきた縄でソファに縛りつけられた状態でだ。彼が気絶し、縛られていく間、若干シオンが楽しそうな様子だったのを見て、ジンは軽く引いていた。そして漸く目を覚ました侯爵に今までの話と自分の事をざっと説明した事で、グルードは少し落ち着きを取り戻した。
「彼女には本当に、本当に感謝してもしきれない事をしてもらった。彼女のおかげでシオンはまだ生きている。しかし……そうか、彼女は既に亡くなってしまったのか」
グルードは唇を噛みしめながら、ナギの死を心の底から悼んでいる。それに気がつき、ジンは少しだけ姉の行為が報われた気がした。やがて伏していた顔を上げて、先程までとは打って変わった真剣な表情でジンを見る。
「……君には本当に申し訳ない事をした。償う事などできないが、彼女への借りを君に返そう」
「それじゃあ!」
その言葉にシオンが顔をほころばせて、身を乗り出す。
「しかし、シオンとの交際だけは認められない」
だが次いで飛んできた言葉にシオンは衝撃を受けた。
「な、なんで?」
グルードはその質問に顔を歪める。娘の心中を察し、それでも告げなければならないという事を心苦しく思った為だ。
「これは何も感情的な問題ではないのだ。既にシオンがあのクソ餓鬼と婚約を結んだ時点で、周囲にその情報が広まっている。仮に、婚約を破棄した場合、貴族派閥が今より台頭する可能性がある。恐らく反故にされたキリアン公爵が中立派を辞めてそちらに付く可能性があるからな。そうなれば、こんな四魔が現れ出した時に、国政で内部分裂が起こるかもしれん。いくら使徒である陛下に強大な力があるからといって、国政に亀裂が入れば、そちらに意識を割かなければならなくなり、戦いに影響が恐れがある。陛下が戦地に行っている間に反乱など起これば目も当てあれない状況になるだろう」
婚約という言葉に目を丸くしているジンの横ではシオンが唇を強く噛みしめていた。自分のかつて行った事が今になって大きな弊害となって現れたのだ。
「事ここに至っては、もはや子供の恋愛ごっこではいられないのだ。もしジン君にキリアン公爵を取り込む事以上のメリットが無い限り、婚約を破棄する事はできない」
メリットと言われても、シオンには皆目見当がつかない。ジンの強さはあくまでも戦場での力だ。しかし、それは今の話では到底役立つものでは無い。だがジンはグルードの言葉で唯一の望みを見出していた。
「だから……シオンには悪いが、ジン君との交際は許可できない」
そう締めようとするグルードをジンは真っ向から見据えた。
「それなら、俺が……あなた達がエイジエンと呼ぶ国、アカツキ皇国の皇位継承権を持つ人間ならどうですか?」
アカツキ皇国という名を聞いて、グルードは目を丸くする。
「なぜ君がその名を? あの国とはほとんど外交を出来ていない。限られた者以外その名を知るはずがないのに」
驚くグルードに、ジンは母親の形見の指輪を首元から取り出して彼に見せる。
「それは!?」
グルードはその指輪の紋様を見て一層驚く。ごく稀に外交を行う時に使節団が身分を証明する指輪とほぼ同じなのだ。さらに彼はその紋様の入った指輪を持っていた人間を知っていた。
「君はまさか……アカリ殿の御子息なのか!?」
ここで母親の名前が出てきた事に、今度はジンが驚く番だった。
「それでは……ナギ君は……ああ、私はなんという事を」
「……なぜ母さんの事を知っているんですか?」
訝しげに尋ねるジンに、グルードは項垂れたまま答える。
「彼女は亡くなった我が妻の主人だった御方であり、20年以上前にこの国を魔人が襲った時に、彼女とそのご主人が、アカツキ皇国からの使者という立場でその討伐に参加し、大いに貢献してくれたのだ。その時、ご主人も彼女も大怪我を負い、以後は彼女と共に忽然と消えたのだ。そんな御方の御息女に私は……」
それを聞いて、ジンは胸がざわつく。なぜ駆け落ちをしたはずの2人がアカツキ皇国の使者を名乗っていたのかは、彼には分からない。ただ記憶には残っていないが、母親がどれだけ苦労していたかを、ジンは姉や周囲の人々から聞いた事があった。娼婦として客を取り、民間への治癒法術についての管理を行っている神殿に目をつけられないように、貧しい人々の為に僅かばかりの金銭で治癒を行っていたという。早いうちに夫を亡くし、2人の子供を育てようにも怪我の影響で満足に他の仕事では稼ぐ事もできなくなったらしい。国の巫女姫という立場で、温室育ちだった彼女がジン達の為にどれだけ自身を犠牲にしたのか想像し、胸が苦しくなったのだ。
「……君の話しが本当ならば、確かに婚約を破棄してもあまりあるメリットになるだろう。だが、私にそれを確かめる事は出来ない。心情としては君の家族には大きな恩がある。だから娘との交際を認めてやりたいとは思うのだが……」
「それなら、巫女姫を連れてくればいいですか?」
「なに?」
ジンは誰と一緒にこの国に来たのかをざっくりと説明する。本人のいない場でこのような事を話すのは気が引けるが、シオンを手に入れられるなら、他の事など、彼にとっては些事であった。
「彼女はアカツキ皇国の正当な後継者です。彼女ならそれを証明してくれるはずです」
だがグルードは首をふった。
「いや、そこまで言うのならば君を信じよう。ただ、私以外にもその指輪が本物であるかの確認を取らなければならない。その指輪を数日だけ貸してもらえるかな?」
「わかりました」
ジンはグルードの前に指輪を置いた。形見ではあるが、それすらも今の彼にとってさほど重要な事ではない。
「感謝する。それでは食事を用意するのでゆっくりしていってくれ。あとそろそろこの縄を解いてくれると助かる」
「あ、あはは……」
話を聞いていたシオンが思わず苦笑いしつつ縄を解いた。解放されたグルードは、指輪の確認のためにすぐさま王城に向かった
~~~~~~~~~~~
「婚約の話って聞いてないんだが」
シオンの部屋に通されたジンは真っ先にその話題に触れた。
「ご、ごめん。言い出せなくって」
しゅんとしたシオンを見て大きく溜息をついた。あと少し再会が遅ければ、彼女がキリアン公爵の息子とやらと結婚していたという事を知り、内心冷や汗を流す。
「まあいいや。でもこれでお前と一緒にいる事を許してもらえそうだな」
「うん!」
シオンがジンに抱きつく。2人は笑いながら強く抱きしめあった。
「それにしても、お母様がジンのご両親と関係があったなんて」
「ああ、正直驚いた。でもそのおかげでお前と付き合えるなら、なんか俺たち運命で結ばれているみたいだな」
「え、えへへ、そうだな」
彼女がとろけたような笑みを浮かべたので、愛おしさに堪えきれなくなったジンは、近くにあったシオンのベッドに彼女を押し倒した。これからする事に気がつき、シオンは瞳を閉じた。
~~~~~~~~
「なかなか出て来ないから、随分待ったよー」
シオンとの時間を満喫したジンが彼女の家を出ると、見知った面々が影から現れた。
「お、お前ら!?」
次の瞬間、左頬に強烈な衝撃が走る。吹き飛ばされて地面に倒れ込み、思わず痛む頬を抑えた。
「な、なにすんだ!」
「よう、久しぶりだな。クソ野郎」
バキバキと指を鳴らしながら、ルースが笑いながら歩み寄り、手を差し出して、ジンを起こした。
「ああ、久しぶりだ。田舎野郎」
ジンはそんな彼を見て僅かに笑った。
先程ジンが座っていた1人がけのソファに、今度はグルード侯爵が座っていた。それもシオンがどこからか持ってきた縄でソファに縛りつけられた状態でだ。彼が気絶し、縛られていく間、若干シオンが楽しそうな様子だったのを見て、ジンは軽く引いていた。そして漸く目を覚ました侯爵に今までの話と自分の事をざっと説明した事で、グルードは少し落ち着きを取り戻した。
「彼女には本当に、本当に感謝してもしきれない事をしてもらった。彼女のおかげでシオンはまだ生きている。しかし……そうか、彼女は既に亡くなってしまったのか」
グルードは唇を噛みしめながら、ナギの死を心の底から悼んでいる。それに気がつき、ジンは少しだけ姉の行為が報われた気がした。やがて伏していた顔を上げて、先程までとは打って変わった真剣な表情でジンを見る。
「……君には本当に申し訳ない事をした。償う事などできないが、彼女への借りを君に返そう」
「それじゃあ!」
その言葉にシオンが顔をほころばせて、身を乗り出す。
「しかし、シオンとの交際だけは認められない」
だが次いで飛んできた言葉にシオンは衝撃を受けた。
「な、なんで?」
グルードはその質問に顔を歪める。娘の心中を察し、それでも告げなければならないという事を心苦しく思った為だ。
「これは何も感情的な問題ではないのだ。既にシオンがあのクソ餓鬼と婚約を結んだ時点で、周囲にその情報が広まっている。仮に、婚約を破棄した場合、貴族派閥が今より台頭する可能性がある。恐らく反故にされたキリアン公爵が中立派を辞めてそちらに付く可能性があるからな。そうなれば、こんな四魔が現れ出した時に、国政で内部分裂が起こるかもしれん。いくら使徒である陛下に強大な力があるからといって、国政に亀裂が入れば、そちらに意識を割かなければならなくなり、戦いに影響が恐れがある。陛下が戦地に行っている間に反乱など起これば目も当てあれない状況になるだろう」
婚約という言葉に目を丸くしているジンの横ではシオンが唇を強く噛みしめていた。自分のかつて行った事が今になって大きな弊害となって現れたのだ。
「事ここに至っては、もはや子供の恋愛ごっこではいられないのだ。もしジン君にキリアン公爵を取り込む事以上のメリットが無い限り、婚約を破棄する事はできない」
メリットと言われても、シオンには皆目見当がつかない。ジンの強さはあくまでも戦場での力だ。しかし、それは今の話では到底役立つものでは無い。だがジンはグルードの言葉で唯一の望みを見出していた。
「だから……シオンには悪いが、ジン君との交際は許可できない」
そう締めようとするグルードをジンは真っ向から見据えた。
「それなら、俺が……あなた達がエイジエンと呼ぶ国、アカツキ皇国の皇位継承権を持つ人間ならどうですか?」
アカツキ皇国という名を聞いて、グルードは目を丸くする。
「なぜ君がその名を? あの国とはほとんど外交を出来ていない。限られた者以外その名を知るはずがないのに」
驚くグルードに、ジンは母親の形見の指輪を首元から取り出して彼に見せる。
「それは!?」
グルードはその指輪の紋様を見て一層驚く。ごく稀に外交を行う時に使節団が身分を証明する指輪とほぼ同じなのだ。さらに彼はその紋様の入った指輪を持っていた人間を知っていた。
「君はまさか……アカリ殿の御子息なのか!?」
ここで母親の名前が出てきた事に、今度はジンが驚く番だった。
「それでは……ナギ君は……ああ、私はなんという事を」
「……なぜ母さんの事を知っているんですか?」
訝しげに尋ねるジンに、グルードは項垂れたまま答える。
「彼女は亡くなった我が妻の主人だった御方であり、20年以上前にこの国を魔人が襲った時に、彼女とそのご主人が、アカツキ皇国からの使者という立場でその討伐に参加し、大いに貢献してくれたのだ。その時、ご主人も彼女も大怪我を負い、以後は彼女と共に忽然と消えたのだ。そんな御方の御息女に私は……」
それを聞いて、ジンは胸がざわつく。なぜ駆け落ちをしたはずの2人がアカツキ皇国の使者を名乗っていたのかは、彼には分からない。ただ記憶には残っていないが、母親がどれだけ苦労していたかを、ジンは姉や周囲の人々から聞いた事があった。娼婦として客を取り、民間への治癒法術についての管理を行っている神殿に目をつけられないように、貧しい人々の為に僅かばかりの金銭で治癒を行っていたという。早いうちに夫を亡くし、2人の子供を育てようにも怪我の影響で満足に他の仕事では稼ぐ事もできなくなったらしい。国の巫女姫という立場で、温室育ちだった彼女がジン達の為にどれだけ自身を犠牲にしたのか想像し、胸が苦しくなったのだ。
「……君の話しが本当ならば、確かに婚約を破棄してもあまりあるメリットになるだろう。だが、私にそれを確かめる事は出来ない。心情としては君の家族には大きな恩がある。だから娘との交際を認めてやりたいとは思うのだが……」
「それなら、巫女姫を連れてくればいいですか?」
「なに?」
ジンは誰と一緒にこの国に来たのかをざっくりと説明する。本人のいない場でこのような事を話すのは気が引けるが、シオンを手に入れられるなら、他の事など、彼にとっては些事であった。
「彼女はアカツキ皇国の正当な後継者です。彼女ならそれを証明してくれるはずです」
だがグルードは首をふった。
「いや、そこまで言うのならば君を信じよう。ただ、私以外にもその指輪が本物であるかの確認を取らなければならない。その指輪を数日だけ貸してもらえるかな?」
「わかりました」
ジンはグルードの前に指輪を置いた。形見ではあるが、それすらも今の彼にとってさほど重要な事ではない。
「感謝する。それでは食事を用意するのでゆっくりしていってくれ。あとそろそろこの縄を解いてくれると助かる」
「あ、あはは……」
話を聞いていたシオンが思わず苦笑いしつつ縄を解いた。解放されたグルードは、指輪の確認のためにすぐさま王城に向かった
~~~~~~~~~~~
「婚約の話って聞いてないんだが」
シオンの部屋に通されたジンは真っ先にその話題に触れた。
「ご、ごめん。言い出せなくって」
しゅんとしたシオンを見て大きく溜息をついた。あと少し再会が遅ければ、彼女がキリアン公爵の息子とやらと結婚していたという事を知り、内心冷や汗を流す。
「まあいいや。でもこれでお前と一緒にいる事を許してもらえそうだな」
「うん!」
シオンがジンに抱きつく。2人は笑いながら強く抱きしめあった。
「それにしても、お母様がジンのご両親と関係があったなんて」
「ああ、正直驚いた。でもそのおかげでお前と付き合えるなら、なんか俺たち運命で結ばれているみたいだな」
「え、えへへ、そうだな」
彼女がとろけたような笑みを浮かべたので、愛おしさに堪えきれなくなったジンは、近くにあったシオンのベッドに彼女を押し倒した。これからする事に気がつき、シオンは瞳を閉じた。
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「なかなか出て来ないから、随分待ったよー」
シオンとの時間を満喫したジンが彼女の家を出ると、見知った面々が影から現れた。
「お、お前ら!?」
次の瞬間、左頬に強烈な衝撃が走る。吹き飛ばされて地面に倒れ込み、思わず痛む頬を抑えた。
「な、なにすんだ!」
「よう、久しぶりだな。クソ野郎」
バキバキと指を鳴らしながら、ルースが笑いながら歩み寄り、手を差し出して、ジンを起こした。
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