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第7章:再会編
共鳴
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シオンがアレキウスの元につくと、彼はまさに魔人と戦っていた。一進一退の攻防ではなく、凶悪な術の数々を必死に回避し、攻撃しようと狙っている。だが次から次へと飛んでくる攻撃に攻めあぐねている様子だった。シオンは声を出してアレキウスに呼びかけようとして、口を閉ざす。ギリギリの戦いをしている彼の意識を一瞬でも自分に向けさせることは、彼の命に関わるからだ。だが、それも彼が戦っている相手を見た瞬間に頭の中から全てが飛び去った。
「お……姉ちゃん?」
記憶の中に朧げに残っている自分の恩人の顔が、その女性を見てどんどん鮮明になっていく。
「がはっ!?」
それと同時に突如胸が強く締め付けられて、思わずその痛みに蹲る。混乱のためか、呼吸が出来ないほど息苦しくなった。荒い息を吐きながら、その場に倒れた。
「マジかよ、クソがっ!」
アレキウスは飛んでくる術を回避しながら、視界の端にシオンを確認する。
「助けに来た奴が真っ先に倒れんじゃねえよ!」
悪態をついた瞬間に、アレキウスは着地に失敗する。地面から飛び出ていた石の上に片足を乗っけてしまったのだ。バランスがわずかに崩れ、微かによろめく。
「しまっ!?」
咄嗟にダメージを抑えるために、闘気で体を包み込む。しかし、相手の実力を考えれば、焼け石に水だろう。一瞬先の自分の未来を想像して、死を覚悟した。だが、いつまで経っても相手から攻撃が飛んでこない。恐る恐る顔をレトに向けると、彼女は胸に手を当ててシオンを興味深そうに見ていた。
【ふむ。不思議な感覚だ。あの少女が現れた途端に、ナギの魂が暴れ出した】
「なんだと? 何言ってやがる?」
【まあ、暫し待て。ふむ……】
レトは頭に右手を当てて、目を瞑る。そしてナギの記憶を読み込み始めた。アレキウスはその隙にシオンのそばに駆け寄る。
「おい、大丈夫か?」
シオンは大量の汗をかき、胸に手を当てて苦しそうな顔を浮かべていた。だがアレキウスの言葉に微かに反応を示した。
「ちっ、動けなさそうだな」
一目見ただけで彼女が戦える状況にないのは理解できた。しかし、だからといって、この場から逃がす事など出来ない。隙を見せれば、必ずレトが自分たちを攻撃してくるだろうと彼は考えていた。
【なるほど。なかなか面白い縁を持っているようだな。まさか生命置換の邪法を使用していたとはな】
アレキウスの知らない事ではあるが、ナギはかつて光法術最大の禁忌である【生命置換】という術を使い、ある少女の命を救った。それが彼女の身体を蝕み、死を早める切っ掛けとなった。正確に言えば、レトが覚醒する呼水となった。そして、その時の少女こそ、シオンだった。
ナギの魂がレトと入れ替わり、さらに傷ついた事によって、2人の魂が今まさに共鳴し合い、一つに戻り、安定しようと騒ぎ始めたのである。レトはゆっくりとシオンとアレキウスに歩み寄る。彼女からはいつの間にか攻撃的な雰囲気が消えていた。それよりも純粋な興味によって、目の前の事象に惹かれていた。
「近づくな!」
アレキウスが炎弾を飛ばす。だがそれをレトは容易く消し去った。
「ちっ」
先ほどから法術による攻撃は全て相克する術によって潰されるか、今のように消し去られている。そのため、接近戦でしか戦いようがないのだが、絶え間なく彼女の周りを法術が守っているので、近づくことすら出来ないのだ。
【まあ待て。攻撃するつもりはない。それよりその娘をもう少し見せよ】
自身の中にあるナギの魂が、シオンに近づく度に激しく暴れる。それは彼女の魂と密接に絡みついているレトの魂にすら微かな痛みを感じさせるほどだった。同様にシオンも先ほど以上に苦しみだす。
「んなことさせるかよ!」
アレキウスが剣を振り下ろす。しかし突如空中に現れた、強固な鉱石の塊がそれを食い止めた。そして彼の横から水で出来た龍が襲いかかってきた。
「くっ!?」
その巨大な顎に挟み込まれ、アレキウスはその場から離される。その間に、レトはシオンの元まで近づき、興味深そうに蹲み込んで彼女の顔を眺め、そっと彼女の頬に手をのせた。
【かかか! 全くもって此度の体は面白い!】
~~~~~~~~~
小さい頃、僕は死にかけた事がある。当時流行っていたオルフェンシアという病に罹ったからだ。正確に言うと、この病気に罹ると魔物になってしまうらしい。それはさておき、お父様はどうにかして僕を救おうとした。だけど、薬を手に入れても、なぜか僕には効果がなかった。だから、僕はそのまま生命力を全て失い、魔物になるはずだった。でも、そうはならなかった。お父様が解決法を見つけたからだ。
それは忌まわしい禁呪だった。だけど、お母様を失ったばかりだったお父様には、僕まで失う事に耐えられなかった。だから、お父様はその邪法に手を染める事にした。そうして、魂を移植する術である【生命置換】が僕を救った。お姉ちゃんは僕を救うために、自分の魂の大部分を僕に捧げてくれた。
その話を僕が知ったのは大きくなってからだった。当時の僕は、何も知らず、偶にやってくるお姉ちゃんが僕と遊んでくれる事を喜んだ。体があまり強くなかった僕は、テレサが遊びにくる時以外退屈だった。でも、お姉ちゃんはいつも僕の所に来ると、いろんな面白い話や、家族の話、新しい遊びを教えてくれた。だから僕はお姉ちゃんが来るのをいつも楽しみにしていた。
特に気になったのはお姉ちゃんの弟の話だった。お姉ちゃんは弟の話になるとすごく優しくて嬉しそうな顔をして、僕はずるいと思った。そして、どうしてお姉ちゃんが僕のお姉ちゃんじゃないのかといつも思った。だけど突然お姉ちゃんは家に来なくなった。お父様に聞いても、何も知らないって事だった。それ以来、僕がお姉ちゃんに会う事はなかった。
~~~~~~~~~~
誰かが頬に触れた事に気がつき、シオンが薄らと目を開けると、そこには興味深そうに自分を眺めるレトの顔があった。
「お……ねえちゃん?」
【ふむ。本来ならば術が成功すればこのような事は起こらないはず。ならば何故……ナギの魂が傷ついているからか?】
一通り観察を終えたのか、レトはすくっと立ち上がり、背後から聞こえてくる戦闘音に目を向けた。そこには必死の形相で、水龍と対峙するアレキウスがいた。放った時より水龍が一回り以上小さくなっているため、アレキウスとの対決で体積を失ったのだろう。それを見たレトはパチンと指を鳴らす。その瞬間、生き生きとしていた水龍がただの水に戻り、バシャリとアレキウスに降り注いだ。
「うおっ!?」
アレキウスは突然のことに反応できず、降ってきた水のせいでびしょ濡れになった。
【放置していてすまんな。しかし、此度はこれで終いだ。如何せん、ナギの魂が煩くて適わん。さっさと去ね】
「何?」
本来ならば魔人にはあり得ない発言である。魔人は人間の敵であり、戦い始めたらこんなに簡単に相手を逃すなどあり得ない。その上彼らの基本的に喰う事、殺す事に喜びを感じる。だからこそ、このような発言をするとは、アレキウスには到底信じられなかった。
「何を考えている?」
【別に何も。ただ、今殺すのは惜しいと思っただけよ】
その言葉は嘘偽りないように感じられた。しかし、法魔は魔人の頂点にいる四体のうちの一体だ。とてもではないが、そんな言葉を疑わないわけにはいかない。
「だからと言って、『はいそーですか』って逃げるわけにはいかないんだよ。立場上な」
それに何よりも、彼は使徒である。だからこそ、危険な存在を放置する事は出来ない。
【ふむ。だが、そうは言っても我はもう戦う気は無い。さっさとその娘を連れて我の元から去れ。さもなくば、この周辺全てを破壊するぞ? 確か、近くに町があっただろう?】
「……わかったよ」
頭はボリボリ掻いて暫し逡巡し、アレキウスは肩の力を抜いた。
【なに、我は暫く此処から動くつもりは無い。いつでも遊びにくるがいい。今度はしっかりと頭数を揃えてな】
「ああ、そうさせてもらうぜ」
アレキウスはシオンを抱き上げる。しかし、レトはもはや興味が無いのか。胡座をかいて瞑想を始めた。
「じゃあな」
恐る恐る背中をレトに向けて、洞窟の出口に向かって歩き始める。いつ襲いかかってきても反応できるように後方に集中するが、いつまで経っても攻撃は飛んでこなかった。そうして、いつの間にか出口に辿り着いていた。目の前にはスコットが引き連れてきた騎士団が隊列を整えていた。
「団長! 何があったんですか? シオンは一体?」
スコットが駆け寄ってくる。彼にシオンを渡して、どさりと地面に腰を下ろした。
「直ちに陛下に連絡しろ」
「どのように?」
「……法魔が現れたってな」
その場にいた者全てが息を飲む。伝説上の化け物がさらに一体現れたのだ。四魔は連鎖的に現れるという話が事実であった事が証明され、皆が恐怖した。これからさらに二体、獣魔と死魔が現れる可能性が出てきたのだ。
『しかし、奴は本当に四魔なのか?』
だが、アレキウスはそんな彼らを他所に、1人疑念を抱いていた。
「お……姉ちゃん?」
記憶の中に朧げに残っている自分の恩人の顔が、その女性を見てどんどん鮮明になっていく。
「がはっ!?」
それと同時に突如胸が強く締め付けられて、思わずその痛みに蹲る。混乱のためか、呼吸が出来ないほど息苦しくなった。荒い息を吐きながら、その場に倒れた。
「マジかよ、クソがっ!」
アレキウスは飛んでくる術を回避しながら、視界の端にシオンを確認する。
「助けに来た奴が真っ先に倒れんじゃねえよ!」
悪態をついた瞬間に、アレキウスは着地に失敗する。地面から飛び出ていた石の上に片足を乗っけてしまったのだ。バランスがわずかに崩れ、微かによろめく。
「しまっ!?」
咄嗟にダメージを抑えるために、闘気で体を包み込む。しかし、相手の実力を考えれば、焼け石に水だろう。一瞬先の自分の未来を想像して、死を覚悟した。だが、いつまで経っても相手から攻撃が飛んでこない。恐る恐る顔をレトに向けると、彼女は胸に手を当ててシオンを興味深そうに見ていた。
【ふむ。不思議な感覚だ。あの少女が現れた途端に、ナギの魂が暴れ出した】
「なんだと? 何言ってやがる?」
【まあ、暫し待て。ふむ……】
レトは頭に右手を当てて、目を瞑る。そしてナギの記憶を読み込み始めた。アレキウスはその隙にシオンのそばに駆け寄る。
「おい、大丈夫か?」
シオンは大量の汗をかき、胸に手を当てて苦しそうな顔を浮かべていた。だがアレキウスの言葉に微かに反応を示した。
「ちっ、動けなさそうだな」
一目見ただけで彼女が戦える状況にないのは理解できた。しかし、だからといって、この場から逃がす事など出来ない。隙を見せれば、必ずレトが自分たちを攻撃してくるだろうと彼は考えていた。
【なるほど。なかなか面白い縁を持っているようだな。まさか生命置換の邪法を使用していたとはな】
アレキウスの知らない事ではあるが、ナギはかつて光法術最大の禁忌である【生命置換】という術を使い、ある少女の命を救った。それが彼女の身体を蝕み、死を早める切っ掛けとなった。正確に言えば、レトが覚醒する呼水となった。そして、その時の少女こそ、シオンだった。
ナギの魂がレトと入れ替わり、さらに傷ついた事によって、2人の魂が今まさに共鳴し合い、一つに戻り、安定しようと騒ぎ始めたのである。レトはゆっくりとシオンとアレキウスに歩み寄る。彼女からはいつの間にか攻撃的な雰囲気が消えていた。それよりも純粋な興味によって、目の前の事象に惹かれていた。
「近づくな!」
アレキウスが炎弾を飛ばす。だがそれをレトは容易く消し去った。
「ちっ」
先ほどから法術による攻撃は全て相克する術によって潰されるか、今のように消し去られている。そのため、接近戦でしか戦いようがないのだが、絶え間なく彼女の周りを法術が守っているので、近づくことすら出来ないのだ。
【まあ待て。攻撃するつもりはない。それよりその娘をもう少し見せよ】
自身の中にあるナギの魂が、シオンに近づく度に激しく暴れる。それは彼女の魂と密接に絡みついているレトの魂にすら微かな痛みを感じさせるほどだった。同様にシオンも先ほど以上に苦しみだす。
「んなことさせるかよ!」
アレキウスが剣を振り下ろす。しかし突如空中に現れた、強固な鉱石の塊がそれを食い止めた。そして彼の横から水で出来た龍が襲いかかってきた。
「くっ!?」
その巨大な顎に挟み込まれ、アレキウスはその場から離される。その間に、レトはシオンの元まで近づき、興味深そうに蹲み込んで彼女の顔を眺め、そっと彼女の頬に手をのせた。
【かかか! 全くもって此度の体は面白い!】
~~~~~~~~~
小さい頃、僕は死にかけた事がある。当時流行っていたオルフェンシアという病に罹ったからだ。正確に言うと、この病気に罹ると魔物になってしまうらしい。それはさておき、お父様はどうにかして僕を救おうとした。だけど、薬を手に入れても、なぜか僕には効果がなかった。だから、僕はそのまま生命力を全て失い、魔物になるはずだった。でも、そうはならなかった。お父様が解決法を見つけたからだ。
それは忌まわしい禁呪だった。だけど、お母様を失ったばかりだったお父様には、僕まで失う事に耐えられなかった。だから、お父様はその邪法に手を染める事にした。そうして、魂を移植する術である【生命置換】が僕を救った。お姉ちゃんは僕を救うために、自分の魂の大部分を僕に捧げてくれた。
その話を僕が知ったのは大きくなってからだった。当時の僕は、何も知らず、偶にやってくるお姉ちゃんが僕と遊んでくれる事を喜んだ。体があまり強くなかった僕は、テレサが遊びにくる時以外退屈だった。でも、お姉ちゃんはいつも僕の所に来ると、いろんな面白い話や、家族の話、新しい遊びを教えてくれた。だから僕はお姉ちゃんが来るのをいつも楽しみにしていた。
特に気になったのはお姉ちゃんの弟の話だった。お姉ちゃんは弟の話になるとすごく優しくて嬉しそうな顔をして、僕はずるいと思った。そして、どうしてお姉ちゃんが僕のお姉ちゃんじゃないのかといつも思った。だけど突然お姉ちゃんは家に来なくなった。お父様に聞いても、何も知らないって事だった。それ以来、僕がお姉ちゃんに会う事はなかった。
~~~~~~~~~~
誰かが頬に触れた事に気がつき、シオンが薄らと目を開けると、そこには興味深そうに自分を眺めるレトの顔があった。
「お……ねえちゃん?」
【ふむ。本来ならば術が成功すればこのような事は起こらないはず。ならば何故……ナギの魂が傷ついているからか?】
一通り観察を終えたのか、レトはすくっと立ち上がり、背後から聞こえてくる戦闘音に目を向けた。そこには必死の形相で、水龍と対峙するアレキウスがいた。放った時より水龍が一回り以上小さくなっているため、アレキウスとの対決で体積を失ったのだろう。それを見たレトはパチンと指を鳴らす。その瞬間、生き生きとしていた水龍がただの水に戻り、バシャリとアレキウスに降り注いだ。
「うおっ!?」
アレキウスは突然のことに反応できず、降ってきた水のせいでびしょ濡れになった。
【放置していてすまんな。しかし、此度はこれで終いだ。如何せん、ナギの魂が煩くて適わん。さっさと去ね】
「何?」
本来ならば魔人にはあり得ない発言である。魔人は人間の敵であり、戦い始めたらこんなに簡単に相手を逃すなどあり得ない。その上彼らの基本的に喰う事、殺す事に喜びを感じる。だからこそ、このような発言をするとは、アレキウスには到底信じられなかった。
「何を考えている?」
【別に何も。ただ、今殺すのは惜しいと思っただけよ】
その言葉は嘘偽りないように感じられた。しかし、法魔は魔人の頂点にいる四体のうちの一体だ。とてもではないが、そんな言葉を疑わないわけにはいかない。
「だからと言って、『はいそーですか』って逃げるわけにはいかないんだよ。立場上な」
それに何よりも、彼は使徒である。だからこそ、危険な存在を放置する事は出来ない。
【ふむ。だが、そうは言っても我はもう戦う気は無い。さっさとその娘を連れて我の元から去れ。さもなくば、この周辺全てを破壊するぞ? 確か、近くに町があっただろう?】
「……わかったよ」
頭はボリボリ掻いて暫し逡巡し、アレキウスは肩の力を抜いた。
【なに、我は暫く此処から動くつもりは無い。いつでも遊びにくるがいい。今度はしっかりと頭数を揃えてな】
「ああ、そうさせてもらうぜ」
アレキウスはシオンを抱き上げる。しかし、レトはもはや興味が無いのか。胡座をかいて瞑想を始めた。
「じゃあな」
恐る恐る背中をレトに向けて、洞窟の出口に向かって歩き始める。いつ襲いかかってきても反応できるように後方に集中するが、いつまで経っても攻撃は飛んでこなかった。そうして、いつの間にか出口に辿り着いていた。目の前にはスコットが引き連れてきた騎士団が隊列を整えていた。
「団長! 何があったんですか? シオンは一体?」
スコットが駆け寄ってくる。彼にシオンを渡して、どさりと地面に腰を下ろした。
「直ちに陛下に連絡しろ」
「どのように?」
「……法魔が現れたってな」
その場にいた者全てが息を飲む。伝説上の化け物がさらに一体現れたのだ。四魔は連鎖的に現れるという話が事実であった事が証明され、皆が恐怖した。これからさらに二体、獣魔と死魔が現れる可能性が出てきたのだ。
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