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間の章
修行開始
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「ごほん、それではジン様は早速修行に入りたいということですので、こやつと共に行っていただきたいと存じます」
ハンゾーが一つ咳払いをすると、意識を失って自身の足元に転がっているゴウテンを見下ろした。蒼気を纏ってジンに襲い掛かった彼は、すぐさまクロウに羽交い締めにされ、ハンゾーの凄まじい鳩尾への攻撃でそのまま意識を失ったのだった。
「それはいいんだけどさ。そいつ大丈夫なのか?」
「実力は心配要りませんよ。性格に難が少々ありますが、こやつはこう見えて儂の弟子の中で才能、実力ともに3本指に入りますので」
「いや、そういう事じゃなくて、こいつさっき俺を殺そうとしてきたんだけど」
「それは心配には及びません。ミコト様がお手伝いしてくださいますので」
「うえっ、私がやんの?」
ミコトは心底嫌そうな顔を浮かべる。どうやらゴウテンに苦手意識があるようだった。
「まあそう言わずに。曲がりなりにも許嫁なのですから」
「そうなんだけどさぁ」
話によると二人は幼馴染で、小さい頃から一緒に育ってきたらしい。ゴウテンの方はミコトにぞっこんなのだが、ミコトの方は手のかかる兄のように彼を見ているようだ。ゴウテンは一度勘違いして暴走を始めると中々治らないので、ミコトが何度も尻拭いをしてきたのだそうだ。
「とにかく、こやつと修行することは今のジン様に必ず役立つはずです」
ハンゾーの様子を見て、ジンは彼を信じることにした。
「わかったよ。それで、俺は何をすればいい?」
「まずは修練場に行きましょう。全てはそれからです」
~~~~~~~~~~~~
ジンたちの眼前には高くそびえた山があった。
「この山は、我らの祖であるカムイ様が我等のために残してくださった修練場です。10の試練があり、それを達成するごとに次の修練場へと登ることができます。最終目標は山の頂にある祠ですが、今までの歴史でそこに辿り着いた者はほんの一握りしかおりません」
「ハンゾーでもか?」
「はい。儂は第9の試練を未だに達成できておりません」
「どんな内容なんだ?」
「『紅気』の話は以前しましたな」
「ああ。闘気の最終形だったか」
以前ハンゾーがしてくれた説明を思い出す。
「第9の試練はまさにその力を身につけることなのです」
ハンゾーは『蒼気』までしか扱えないため、第9の試練で止まってしまったそうだ。
「なるほど。なあ、頂の祠には何があるんだ?」
「書物によるとカムイ様が待っていらっしゃるとのことです」
「カムイって、数百年前に死んだんじゃないのか?」
「どのような意味なのかはわかりませんが、おそらく墓があるのでしょう」
それならばなぜ『墓がある』ではなく、『待っている』という記述なのか若干気になったが、今悩んでもどうしようもない。
「それでは早速入山しましょうか」
ハンゾーの案内でジンたちは山の麓にある第一修練場へと向かった。
~~~~~~~~~
修練場の中は子供たちで溢れかえっていた。年の頃は大体7から9歳ほどで、男女混じっている。彼らは座禅を組んで、一身に瞑想している。何人かの坊主頭の大人が彼らを指導していた。こちらも男女混じっている。
「この第一の試練では、闘気を体の内から外に出すという技術を身に付けます」
ジンが興味深そうに眺めていると、ハンゾーが横から説明してくれた。
「これが一定基準に達すると、次の修練場へと移ります。もちろんジン様はすでに出来ていますので、ここは関係ありません。しかし構造上ここを必ず通らなければならないのです」
ハンゾーが言うには、この山は修練場経由でしか進めないのだそうだ。それ以外の方法で登ろうとすると、いつの間にか山の麓に戻ってしまうという。そのため、各修練場の奥にある出口を出て、長い山道を進み、次の修練場へと向かわなければならないらしい。
~~~~~~~~~~
それからジン達は第6の試練が受けられる第6修練場まで進み、漸く足を止めた。修練場から修練場へと移っていくとどんどん人が少なくなっていた。
「ジン様にはここで修練に励んでいただきます」
修練場の中には10人ほどしかいない。彼らは闘気を纏って組み手をしたり、瞑想したり、体を鍛えたりと様々なことをしていた。修練場の中は円形で、四方の角にはそれぞれ独特な紋様が掘り込まれた木の柱が立っていた。
「ここでは何をするんだ?」
「ここは『蒼気』を身につける場所だ」
ゴウテンがジンの質問に答える。未だに睨んでくるものの何とか会話をする程度までにはなった。これもミコトの尽力によるものである。目覚めた後のゴウテンを必死に宥めたのだった。
「『蒼気』ってかなり危険なんだよな。大丈夫なのか?」
「はい、この修練場では『蒼気』が人体から過剰に溢れ出た場合、即座に己の内に結界が張られるようになっています。そうすることで徐々に自分の力のコントロールを身につけていくのです。ただ、この試練でジン様には『蒼気』ではなく、あの力を鍛えていただきます」
ハンゾーの言葉で、彼が何を言いたいのかを理解する。確かにあの力をじっくりと鍛える機会が今までなかった。というのも暴走する危険が常にあったからだ。必要な時以外で使えば諸刃の剣でしかない。ラグナの協力で体内に枷が作られたものの、それも万全であるとは言えない。
「わかった。それじゃあ、この試練のクリアはどうやって決めるんだ?」
「単純ですが、巨大な岩を破壊していただきます」
「そんなの今でもできるだろ?」
「いえ、その岩は生きており、相手の力量を瞬時に測り、自身の硬さをコントロールします。岩の設定した威力を超えても超えなくても岩を破壊できません。丁度の力で攻撃した時のみ壊れます。つまり『蒼気』、ジン様では『権能』を完全に制御できなければ突破はできません」
「なるほど。ゴウテンはちなみにどこまで突破したんだ?」
「第6」
ゴウテンが心底嫌そうな顔を浮かべながら答える。
「この若さで第6の試練を突破したのは今まででおそらくこやつだけでしょう。儂ですら20で漸く突破し、クロウですら23歳になるまで突破できませんでしたから」
「……ちなみに年って今いくつ?」
ゴウテンがさらに顔を歪める。
「18」
「年上かよ!?」
「うるせえよ! 童顔で悪いか! 身長がでかいのがそんなに偉いのか!?」
「わ、悪かったって」
顔を真っ赤にして怒鳴るゴウテンにジンがすぐに謝る。この話題に触れない方がいいということをジンは理解した。
彼の名はゴウテン。ミコトの許嫁であり、童顔、低身長をコンプレックスとする男である。
「それでは修行ということだけど、何をすればいいんだ?」
「そうですね。まずは瞑想から始めましょうか。初めのうちは瞑想で感覚を掴み、しばらくのちに轟天との組み手というふうに考えております。ゴウテン、それまでは第7修練場で鍛錬をしてきなさい。必要になればお前を呼びにいく」
「……わかりました」
こうしてハンゾーの指導のもと、ジンの修行が始まった。
ハンゾーが一つ咳払いをすると、意識を失って自身の足元に転がっているゴウテンを見下ろした。蒼気を纏ってジンに襲い掛かった彼は、すぐさまクロウに羽交い締めにされ、ハンゾーの凄まじい鳩尾への攻撃でそのまま意識を失ったのだった。
「それはいいんだけどさ。そいつ大丈夫なのか?」
「実力は心配要りませんよ。性格に難が少々ありますが、こやつはこう見えて儂の弟子の中で才能、実力ともに3本指に入りますので」
「いや、そういう事じゃなくて、こいつさっき俺を殺そうとしてきたんだけど」
「それは心配には及びません。ミコト様がお手伝いしてくださいますので」
「うえっ、私がやんの?」
ミコトは心底嫌そうな顔を浮かべる。どうやらゴウテンに苦手意識があるようだった。
「まあそう言わずに。曲がりなりにも許嫁なのですから」
「そうなんだけどさぁ」
話によると二人は幼馴染で、小さい頃から一緒に育ってきたらしい。ゴウテンの方はミコトにぞっこんなのだが、ミコトの方は手のかかる兄のように彼を見ているようだ。ゴウテンは一度勘違いして暴走を始めると中々治らないので、ミコトが何度も尻拭いをしてきたのだそうだ。
「とにかく、こやつと修行することは今のジン様に必ず役立つはずです」
ハンゾーの様子を見て、ジンは彼を信じることにした。
「わかったよ。それで、俺は何をすればいい?」
「まずは修練場に行きましょう。全てはそれからです」
~~~~~~~~~~~~
ジンたちの眼前には高くそびえた山があった。
「この山は、我らの祖であるカムイ様が我等のために残してくださった修練場です。10の試練があり、それを達成するごとに次の修練場へと登ることができます。最終目標は山の頂にある祠ですが、今までの歴史でそこに辿り着いた者はほんの一握りしかおりません」
「ハンゾーでもか?」
「はい。儂は第9の試練を未だに達成できておりません」
「どんな内容なんだ?」
「『紅気』の話は以前しましたな」
「ああ。闘気の最終形だったか」
以前ハンゾーがしてくれた説明を思い出す。
「第9の試練はまさにその力を身につけることなのです」
ハンゾーは『蒼気』までしか扱えないため、第9の試練で止まってしまったそうだ。
「なるほど。なあ、頂の祠には何があるんだ?」
「書物によるとカムイ様が待っていらっしゃるとのことです」
「カムイって、数百年前に死んだんじゃないのか?」
「どのような意味なのかはわかりませんが、おそらく墓があるのでしょう」
それならばなぜ『墓がある』ではなく、『待っている』という記述なのか若干気になったが、今悩んでもどうしようもない。
「それでは早速入山しましょうか」
ハンゾーの案内でジンたちは山の麓にある第一修練場へと向かった。
~~~~~~~~~
修練場の中は子供たちで溢れかえっていた。年の頃は大体7から9歳ほどで、男女混じっている。彼らは座禅を組んで、一身に瞑想している。何人かの坊主頭の大人が彼らを指導していた。こちらも男女混じっている。
「この第一の試練では、闘気を体の内から外に出すという技術を身に付けます」
ジンが興味深そうに眺めていると、ハンゾーが横から説明してくれた。
「これが一定基準に達すると、次の修練場へと移ります。もちろんジン様はすでに出来ていますので、ここは関係ありません。しかし構造上ここを必ず通らなければならないのです」
ハンゾーが言うには、この山は修練場経由でしか進めないのだそうだ。それ以外の方法で登ろうとすると、いつの間にか山の麓に戻ってしまうという。そのため、各修練場の奥にある出口を出て、長い山道を進み、次の修練場へと向かわなければならないらしい。
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それからジン達は第6の試練が受けられる第6修練場まで進み、漸く足を止めた。修練場から修練場へと移っていくとどんどん人が少なくなっていた。
「ジン様にはここで修練に励んでいただきます」
修練場の中には10人ほどしかいない。彼らは闘気を纏って組み手をしたり、瞑想したり、体を鍛えたりと様々なことをしていた。修練場の中は円形で、四方の角にはそれぞれ独特な紋様が掘り込まれた木の柱が立っていた。
「ここでは何をするんだ?」
「ここは『蒼気』を身につける場所だ」
ゴウテンがジンの質問に答える。未だに睨んでくるものの何とか会話をする程度までにはなった。これもミコトの尽力によるものである。目覚めた後のゴウテンを必死に宥めたのだった。
「『蒼気』ってかなり危険なんだよな。大丈夫なのか?」
「はい、この修練場では『蒼気』が人体から過剰に溢れ出た場合、即座に己の内に結界が張られるようになっています。そうすることで徐々に自分の力のコントロールを身につけていくのです。ただ、この試練でジン様には『蒼気』ではなく、あの力を鍛えていただきます」
ハンゾーの言葉で、彼が何を言いたいのかを理解する。確かにあの力をじっくりと鍛える機会が今までなかった。というのも暴走する危険が常にあったからだ。必要な時以外で使えば諸刃の剣でしかない。ラグナの協力で体内に枷が作られたものの、それも万全であるとは言えない。
「わかった。それじゃあ、この試練のクリアはどうやって決めるんだ?」
「単純ですが、巨大な岩を破壊していただきます」
「そんなの今でもできるだろ?」
「いえ、その岩は生きており、相手の力量を瞬時に測り、自身の硬さをコントロールします。岩の設定した威力を超えても超えなくても岩を破壊できません。丁度の力で攻撃した時のみ壊れます。つまり『蒼気』、ジン様では『権能』を完全に制御できなければ突破はできません」
「なるほど。ゴウテンはちなみにどこまで突破したんだ?」
「第6」
ゴウテンが心底嫌そうな顔を浮かべながら答える。
「この若さで第6の試練を突破したのは今まででおそらくこやつだけでしょう。儂ですら20で漸く突破し、クロウですら23歳になるまで突破できませんでしたから」
「……ちなみに年って今いくつ?」
ゴウテンがさらに顔を歪める。
「18」
「年上かよ!?」
「うるせえよ! 童顔で悪いか! 身長がでかいのがそんなに偉いのか!?」
「わ、悪かったって」
顔を真っ赤にして怒鳴るゴウテンにジンがすぐに謝る。この話題に触れない方がいいということをジンは理解した。
彼の名はゴウテン。ミコトの許嫁であり、童顔、低身長をコンプレックスとする男である。
「それでは修行ということだけど、何をすればいいんだ?」
「そうですね。まずは瞑想から始めましょうか。初めのうちは瞑想で感覚を掴み、しばらくのちに轟天との組み手というふうに考えております。ゴウテン、それまでは第7修練場で鍛錬をしてきなさい。必要になればお前を呼びにいく」
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