ひとを恋うるは宵待堂

第8回キャラ文芸大賞参加中! 現在の順位:240
 女子高生、新米へっぽこ付喪神に溺愛される!

 高校三年生の未知花は、父の再婚でできた義妹にいじめられ、家出した。
 身を寄せたのは実母の実家である、アンティークショップ〈宵待堂〉だ。

 すると母の形見の陶器から「未知花に惚れている」と言う付喪神の志賀があらわれ、迫られまくる。
 でも志賀は、付喪神だけに人間社会の常識は知らないし頼りにならない。そのくせヤキモチだけは焼いてきて、未知花のことを抱きしめ独占したがる困った奴だ。


 〈宵待堂〉にはたくさんの古びた品が並んでいるが、その中にすすり泣く絵皿があった。
 幽霊を怖がる未知花に「悲しんでいるだけだ」と教えてくれる志賀。
 未知花はその悲しみを解決してあげたくなり、志賀の力を借りて絵皿から話を聞くことに――。

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