悪役令息を引き継いだら、愛が重めの婚約者が付いてきました

 双子が忌み嫌われる国で生まれたアデル・グランデは、辺鄙な田舎でひっそりと暮らしていた。
 そして、双子の兄――アダムは、格上の公爵子息と婚約中。
 この婚約が白紙になれば、公爵家と共同事業を始めたグランデ侯爵家はおしまいである。
 だが、アダムは自身のメイドと愛を育んでいた。
 そこでアダムから、人生を入れ替えないかと持ちかけられることに。

 両親にも会いたいアデルは、アダム・グランデとして生きていくことを決めた。
 しかし、約束の日に会ったアダムは、体はバキバキに鍛えており、肌はこんがりと日に焼けていた。
 幼少期は瓜二つだったが、ベッドで生活していた色白で病弱なアデルとは、あまり似ていなかったのだ。
 そのため、化粧でなんとか誤魔化したアデルは、アダムになりきり、両親のために王都へ向かった。

 アダムとして平和に暮らしたいアデルだが、婚約者のヴィンセントは塩対応。
 初めてのデート(アデルにとって)では、いきなり店前に置き去りにされてしまい――!?





 同性婚が可能な世界です。
 女性も登場しますが、恋愛には発展しません。



 ※ 感想欄はネタバレを含みますので、お気をつけください‼︎(><)
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