さえない男の、あるある異世界お取り寄せ生活

ミスター愛妻

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第十四章 穏やかな日々は夢幻(ゆめまぼろし)

月収

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 プリンセス・ベーカリーも順調、売り上げはついに平均900ランドで推移しています。
 ジョスリーヌ・サロンの売り上げも1回120ランド。
 一週間で3,720ランド、一日平均37,200円ですね。

 神様からの下賜金が35,000円。
 ベネット王家からの給料が2,000ランド、つまり140,000円。

 つまり月30日とするなら、1,291,000円♪
 1日あたり43,033ですかね♪

 十分です♪

 これ以外に備蓄カンパンが1日17個、いまでは半額換金なので216×17/2で1,836円。
 備蓄ようかんが1日7個、半額換金なので548×7/2で1,918円。

 これはフリーズドライ食品に交換するとき、割引率は0なので216×17+548×7で7,508円分。
 これは損ですから、備蓄カンパン5個、備蓄ようかん2個以外はフリーズドライ食品に交換することにしました。
 交換可能金額は4,236円、どうやら切り上げ可能のようです。

 そこで日替わりで取り寄せることにしました。
 フリーズドライ食品への交換画面には、変換備蓄商品と定期購入ボタンがありました、これには曜日を指定できます。
 この世界は七曜制、つまり週単位で定期購入が可能なのです。
 この定期購入を使うと、必ず残りの備蓄商品数しか、備蓄されません。
 朝の5時に、喫茶コーナーに届くようにします。

 なぜか?

 居住する方が、14名に増えた訳ですからね。
 何かあっても、ご飯は食べられるように、備蓄しておく必要があります♪

 新しいメイドさんは、結構、家事魔法を使える方がおられます。
 『給水 温度調整』、『洗濯』、『熨斗』、『乾燥』、『清掃』、『焼き上げ』、などなど。

 助かりますね♪

 本来『年季奉公』人には、給料は出ません、最低限の食事と衣服などが与えられるだけですが、王妃様に本当に無理をお願いして、お一人50ランド、出していただいたのです。
 『聖女』に仕える『年季奉公』人という事で、財政当局を納得させたと聞きました。

 つまり、聖女さんは高級行政官僚は知っている、という事です。
 まあ、仕方のない事ですね……無理我儘を通せば、何かが露見するわけです。

 50ランドというのは、商人の住込み使用人の食費込みの給料なのです、家賃は住み込みなので無料というのが一般的とききました。
 ちなみに家賃は少し広い部屋で大体50ランドのようです。
 
 長く働いて商店の中間管理職あたりになると、給料は500ランドぐらいになり、家賃50ランド、食費に1人40ランドぐらいなので、奥さんを迎えるわけです。
 雇用支度金の500ランドというのは、ここから来ているようですね。

 2,000ランドというのは商店の中間管理職4ヶ月分、新規雇用人の40ヶ月分……

 あれ、なら1ランドパンって高級品なの?

 庶民にとっては1ランドのパンは高級品となりますが、白パンは最低でも5ランドはするようです。
 準男爵あたりでも、月に二、三回、口にはいるかどうか……下位の貴族で晩餐に供される……
 朝からパクパク食べているなんてのは上位の貴族さんぐらい……

 王家から支給される給料、『愛人』さんの1,500ランドというのは、王宮の女官さんと同じ……
 
 女性にとって、王宮女官って、望みえる最高のお仕事のようなのです。

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