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第十三章 軽食
喫茶コーナーで夕食です
しおりを挟む結局、夕飯は喫茶コーナーの物で済ますことになりました。
「アーダさん、パンをトーストしてくれ」
「私もお願い」
アーダさん、忙しくトースト係りをしています。
ジュリアさんは皆のスープを作っています。
アーダさんが焼いてくれた『パンの耳トースト』、エマさんの分は軽く焼いたものですが、残りの四人は結構カリカリトーストなのです。
『はい、スープが出来ましたよ♪』
とりあえず、全員『コーン ポタージュ』でしたね。
皆さん、色々とスプレッド類をつけておられますが、ジュリアさんが、
「エマ様、バターはすぐとけますので、置いておくのはいささか問題がありますが……」
「云われればそうですね……」
いいのがありました♪
『ケ●コ●バターソース20g』30円、『ケ●コ●ガーリックバターソース20g』30円
ポーションバターなんて考えたのですが、小袋入りのバターソースなら問題なしでしょう。
まあ、それでも要冷蔵でしょうね……フレイヤさんが『冷蔵』魔法持っていてよかったわ♪
とりあえず、包み紙の物は避けることになったのです。
何故か?積み上げると、型崩れするのですよ……
「これ、いいですね♪」
おかずがわりに、『プレミアム ハムカツ屋さん』、『ビッグカツ』を、皆さんに配って……
あれ、私を待たなくてもいいのに……
「では、いただきましょう♪」
ご飯の仲間は5人になりました。
「アーダさん、パンをトーストしてくれ」
相変わらずアーダさん、忙しくトースト係りをしています。
「私がトーストしてあげましょう、『焼き上げ』魔法、モノにしたから」
「えっ」
アーダさん、そんなに驚かなくても……
「私、『女の嗜み』ぐらいならすぐに覚えられるの、家事魔法って『女の嗜み』に入るでしょう?」
「フレイヤさん、焼き加減はカリカリがいいの?」
「おねがいします♪」
カリカリトーストに『ケ●コ●ガーリックバターソース20g』がお気に入りのようですね。
おかずがわりの、『プレミアム ハムカツ屋さん』と『ビッグカツ』をかじりながら、
「ビールがあれば……残念です……」
「まあ、今回は喫茶コーナーの試食ですから、我慢してね」
ジュリアさんが、
「パンはエマ様が出すことになるようですが、ラスクがありますので問題はありません」
「あの固いパンを考えると、これ、便利ですよね♪その上とても美味しいし♪」
「この『ココナッツラスク』って、いくらの物なのですか?」
「29セントですかね、売るなら80セントとなりますが、売りませんよ、非売品ですね」
意外にラスク、評判がいいようです。
続いて、ミニカップ麺を食べることになりました。
私的にはラーメンでも良いのですが、ここは『ペペロンチーノ』にしましょう。
沸騰したお湯をいれ、3分まったら、湯切り……厨房に行くのは面倒ですね。
粉末スープの半分は、本当にスープにして、残りの半分を麺に混ぜます♪
あっという間に、パスタとスープ♪
さあ、召し上がれ♪
私はラーメン風にしました。
「量は少ないけど、これはこれで美味しいですね、何より簡単です」
「でもエマ様は違う作り方ですね」
「これね、ラーメンという作り方ね、こうするとスープと一緒に食べられるのよ♪」
作り方を教えておきましたよ♪
「小腹が空いたりした時には、ちょうど良いでしょう?」
この後、皆でお菓子の品評会となりました。
エマさんは、自分でインスタントコーヒーをつくっています。
『●●●ザ・ブレンド117 インスタントコーヒー2g』、クリーミー2g、シュガー3g……
「フレイヤさん、作り方わかるわね」
「そのぐらいなら、私でもできますよ♪でも、こちらの方が美味しいのですよね♪」
『開封がいらない カンタフェドリップコーヒー8g』、なんてものにチャレンジ。
「お湯を少しずつ回しかければいいのでしょう?」
フレイヤさん、案外に呑み込みが早いようですね。
コーヒーや紅茶は自分でできそうですね♪
クロエさんは紅茶がお好きなようで、紅茶のティーバッグ、『イングリッシュブレックファスト』をのむそうです。
「皆さん、リーフティーではありませんが、紅茶の入れ方は同じと思います」
「ティーポットがありますので、私がお作りしましょう、希望する方は?」
皆、手をあげました♪
この夕食の結果、概ねこのままいくことになりました。
駄菓子は、管理責任者のジュリアさんが、その日の駄菓子を出すことに……
この館、倉庫は沢山ありますのでね、その一つに駄菓子を100個単位で積み上げています。
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