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第十二章 開店騒動
ご婦人の長風呂
しおりを挟む「石鹸やシャンプーなどは、浴室においてありますが、皆さまはこちらの使い切りの新品をお使いください、お客様用の入浴セットです」
「シャンプー類や化粧に使用された物は、使い終わったら、容器はこのゴミ箱に捨ててください、こちらで処理します」
「これらは全て差し上げるもので、持ち帰り後、廃棄なされる場合は高温で焼却をお願いします」
以下の物はアメニティグッズのサイトの物を取り寄せています。
シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディローション……全部30mlで単価60円。
コットンタオル(ナイロンボディ) 単価70円、PBATシャワーキャップ 単価26円、綿ヘアターバン(大)グレー 単価100円、竹くし(大) 単価95円
高級コットンセットA(エコA) 単価28円、クレンジングジェル5gパウチ 単価20円、洗顔マッサージジェル5gパウチ 単価20円、オールインワン高保湿ジェル5gパウチ 単価20円、洗い流さないトリートメント5g 単価20円
コットン巾着(小) 単価80円
全部で719円、ほとんどエコ容器、全て焼却できます。
後は●イソーさんの、バスタオル(ホワイト)200円と、大判バスタオル(ホワイト)300円のもの。
皆さんをお風呂に放り込んでいる間に、私たちもお昼ご飯です。
「やれやれ、大変ですね……この間に遅くなりましたがお昼にしましょう」
フレイヤさんが、
「そうですね……お風呂を出られたら、今度は試食会ですから、手早く食べませんか?」
「ジュリアさん、これから大変よ、あの方々、なにかいってくるとしたら、館の管理人にいってくるわよ」
「覚悟しております」
「ねえ、クロエさん、カペーでも、えらいご婦人方はあのように奔放なの?」
「カペーの高位の夫人のサロンは、一応体裁があるので、静かにお茶を飲んで、慇懃な嫌味をとばしておられますよ、まあメイドとしては楽ですよ」
「云われれば、あまり嫌味や当てこすりはなかったような……疲れるといっても、神経が疲れるわけではないし……」
「アーダさん、ベネットのサロンはああなんですか?」
「いえ、王妃様の周りは特別のようです、王妃様はあのような方ですし、ライネーリ辺境伯夫人は女傑とまで噂されておりますし……なんで兄はあんな馬鹿なことを……」
「アーダさん、少し辛抱してね、ほとぼりが冷めたら、奴隷から解放してあげるからね、ジョスリーヌ様はそんなにお怒りでもなさそうですから」
アーダさん、少しばかり、涙が見えましたね……
「さて、ご飯よ♪なにが良いかしら?」
「パスタなら簡単だと思いますが?」
「ジュリアさん、パスタを食べたいの?」
「私、パスタが好物で……いけませんか?」
種類が一杯ありますので、ここは色々取り寄せ、シェアして食べましょう♪
『濃厚ケチャップソースナポリタン』、『濃厚ボロネーゼ』、『トマトソース・ミートボールパスタ』、『ソーセージとベーコンのペペロンチーノ』、『ボンゴレビアンコ』
「5種類取り寄せて、分けたわ♪口にあった物を言ってね、もう一つ、希望の物を出してあげるわ♪」
ワインも赤と白をだし、各自でグラスに入れてもらいます。
その頃、お風呂では……
「皆さん、ご感想は?」
ジョスリーヌ様が、他の3人に聞いています。
「私、思うのだけど、エマさん、言いようのない美貌だけど、多分あんなものではないと感じたわ……」
アメリータ・バッジョ侯爵夫人が、口にしました。
「それは私も思ったわ、今のままでもたとえようもない美少女だけど、なにか違うと感じたわ」
ジルダ・フォンターナ銀行頭取も同意しました。
ジョスリーヌ様が、
「その話ね、王妃様が口を滑らせたのですが、本当の素顔は、『女神さまも恥ずかしくて逃げ出す』、らしいのよ……」
「王妃様が?」
「分かったわ、大体察したわ、釣り合う殿方、いないでしょうね……」
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