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第八章 おばさんと道連れ
二日酔いのブランチ?
しおりを挟む翌朝……
「頭が痛い……」
「エマ様もですか……」
「2人とも、だらしないですね」
「昨日はフレイヤもへべれけだったのでは?」
「寝たら治りました!」
フレイヤさんは肝臓のアルコール分解が活発なのね?
そんなことを話していると、ジョスリーヌ様とこのメイドさんがやってきて、
「本日はこの町に留まるという事になりました、男の方々が全員、2日酔いなので出立できないのです」
「ジョスリーヌ様が、男の方々にブランチを作っていただきたいとのことです、料金は朝食代でと云われておられます」
やれやれ……二日酔いの食事でも作りましょうか……
二日酔いには、アルコールを代謝する必要があり、エネルギー源である糖質とタンパク質をとると良いらしいのですね。
まあ、身体は丈夫な人たちですから、二日酔いというより食べ過ぎなのでは?
350円で収まるお食事となると……100円●ーソンの200円弁当なんてどうかしら……
あれ、『ひじきご飯弁当』の30円引きの写真がウェブにあります♪
ということは170円♪
『ひじきご飯弁当』に決定です!
中身は、玉子焼き、ミートボール、煮物(しいたけ・にんじん)、ちくわ天、野菜のかき揚げ、ひじき煮、醤油風味ご飯。
これを電子レンジでチン!3人でお皿に盛り付けです。
ご飯はこれで良いとして、180円でなにかスープ、シジミの味噌汁があれば最高よね……
これが、あるのよね……
100円●ーソンの『しじみ100個分のオルニチン入りしじみのおみそ汁 4食入』
これならお1人2ケとして、100円●ーソンの4個100円半熟卵をいれます。
お湯の量は2杯分なので300ml、これにですね、100円●ーソンの『豚汁用ミックス野菜』を先に煮ておきます。
大根、人参、里芋、ごぼう、油揚げ、が160グラム入っていますので、半分の80グラムとすればいいでしょうね。
これで具沢山のしじみ風味の卵のお味噌汁の完成♪
単価は125円♪なので、後55円も残っています。
なら後は『梅がゆ』一択です♪
260グラムですから、半分の130グラムを小さいお茶碗にいれて、最初に出しましょう♪
これで345円、あと5円ね……
!
麦茶のティーバックが単価5円です♪
全て100円●ーソンの商品ですね。
「やれやれ、このブランチメニューは頭を使いましたね」
「とても5ランドとは思えないのですが……」
クロエさんが、感心しきりです……
今は9時30分、三人は試食がてらに、このメニューを朝食として食べているのです。
「そうね、とても美味しそうに見えるわ♪私もいただけるかしら♪」
「なんでジョスリーヌ様がいるのですか!」
「宿の食事、美味しくないのよね……美味しくないものでお腹をはらすと、不満ばかりがたまるのよね」
「マリアンヌは黙っているけど、アンドレが文句ばかり言うのよね、それはもう、恥ずかしいぐらいにね」
「で、エマさんにブランチを頼んだことを思いだしてね、私たちの分の追加を頼もうとここに来たわけよ」
「でも、朝食はお食べになったのでしょう?」
「食べたわよ、だから早めのお昼としてなら、構わないわけよね♪」
「何人分、追加すればいいのですか?」
「そうね、私、マリアンヌ、アンドレ、それに5人のメイドの8名分かしら」
「結局、全員ではありませんか!」
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