さえない男の、あるある異世界お取り寄せ生活

ミスター愛妻

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第八章 おばさんと道連れ

辺境伯家ご用達仕出しパン屋?

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 翌朝、本日の一行分の朝食と昼食を頼まれました。

 お一人、朝食は5ランド、昼食は10ランド……
 夕食を作る場合は15ランドということです。

 そうそう、夕食のかまどですが、ジョスリーヌ様が買ってくれたのです♪
 同行を承諾、たまには一行のご飯を作ることを頼まれたのですが、かまどがないといって断ったら……

 こっそりと、このように云われたわけです。
 
「この野営用のストーブ、取り寄せられたのですから、かまどぐらい可能でしょう?私のポケットマネーを出しますのでそれでどう?」
「かまどはエマさんの所有物でいいわよ」

 負けました……

 炊き出しかまどセットなる物を買っていただきました!
 専用のバーベキュー用の網も買っていただきました。

 ライネーリ様のご一行は、ジョスリーヌ様、マリアンヌさん、アンドレ君。
 メイドさんが5名、男性使用人さんが5名、警護の方々が13名の計26名。

 私たち3人ですので、結局29名分作ることになりました。

 朝食は5ランド、つまり350円ですから、飲み物100円、パン100円、おかず150円ぐらい……

 8時に朝食ですので、7時から用意を始めました。
 9時出発、本日の予定は午後4時に、ハイデルという町に泊まります。

 お皿とかグラスとかの食器類の用意はライネーリ様が用意、配膳とかは、ライネーリ様のところのメイドさん、2人がしてくれます。

「今日の朝食は『マーガリン入りテーブルロール 5個』、『チキンナゲット 5個』、『6品目の彩りサラダ 半分35グラム』、『ドーナツ クリーム 1個』、『100%オレンジジュース 400ミリリットル』です♪」

 パン100円、チキンナゲット100円、サラダ50円、ドーナツ50円、ジュース40円、計340円也、ドレッシングはサービスです。
 チキンナゲットは取り寄せた時に解凍、そのままオーブントースターで焼きました。

 これを用意された食器の上にのせて、メイドさんに渡すわけです。
 
「基本的には私たちはパン屋ですので、朝はこのパターンにさせていただきますが、よろしいですか?」
「構わないわ♪それにしても朝から贅沢ね♪白パンが5個もあるわ、皆喜ぶわね♪」

 ジョスリーヌ様、結構ご機嫌で、美味しそうにお食べです。

「このドーナツというもの、カスタードクリームが入っているのですね♪美味しいわ♪」
 マリアンヌさんも顔がほころんでいます。

「美味しかった♪お昼はなに?」
 アンドレ君です。

「アンドレ、もう食べたの?それに食べた端からもう昼の話?」
「だって、楽しみなんだもの!」

「一応お昼は、パスタやドリア、スープあたりですかね」
「今日は『挽肉ミートソースのパスタ』2人前、『ウィンナーとキャベツの野菜炒め、『香ばしいごまフランスパン』です」
「飲み物は『カフェラテ』ね」

 『ミートソース』100円、『パスタ』100円、『ハンバーグ』100円、『あらびきポークウインナー』100円、、『キャベツ野菜炒め』100円、『香ばしいごまフランスパン』100円、『カフェラテビター』100円。

 パスタをゆがいて、その上に、ハンバーグは2個ですので、一つを荒くつぶして、ミートソースに混ぜ、もう一つのハンバーグは4等分ぐらいにして上にのせます。
 あらびきポークウインナーとキャベツ野菜炒めをフライパンで炒めます。
 パンは軽く焼いて出しましょう♪
 カフェラテビターは食後に出しましょう。

 100円●ーソンって、とても便利なのですね。
 金額の制限を受けると、特にね。

 ネットでのここの商品一覧ばかり見ていましたが、せっせと検索すると、他の商品もいろいろ見つけたのですね。
 例えば『ご飯』、300グラム、お茶碗2杯分で『特盛ごはん』というものが100円ですよ!
 これのツインパックというものも100円!
 150グラムずつに分けられているのです、お茶碗1杯50円ですよ!

 11時30分に休憩場所につきましたので、昼食です。

 これ、好評ですよ、特に警備の方々にね。
 なんせ結構なボリューム、パンも大きいですからね。

「このパン、茶色パンになるの?」
 クロエさんに聞くと、
「ものすごくお高い、茶色パンになるのでしょうね」

 フレイヤさんが、
「私的には白パンと思うのですが……」
「腹持ちして、美味しいパンと思います」

 でも、私とフレイヤさんを除く女性陣は、朝のパンのほうが良いそうで、『バターロール 6個』に変えました。
 8人分の『香ばしいごまフランスパン』は、7人分を残り21名に2切れずつ……

 残り1人分は、カナッペにして私たち3人で食べました♪
 ツナコーンの缶詰とマヨネーズをあえてね……
 
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