53 / 124
第八章 おばさんと道連れ
辺境伯家ご用達仕出しパン屋?
しおりを挟む翌朝、本日の一行分の朝食と昼食を頼まれました。
お一人、朝食は5ランド、昼食は10ランド……
夕食を作る場合は15ランドということです。
そうそう、夕食のかまどですが、ジョスリーヌ様が買ってくれたのです♪
同行を承諾、たまには一行のご飯を作ることを頼まれたのですが、かまどがないといって断ったら……
こっそりと、このように云われたわけです。
「この野営用のストーブ、取り寄せられたのですから、かまどぐらい可能でしょう?私のポケットマネーを出しますのでそれでどう?」
「かまどはエマさんの所有物でいいわよ」
負けました……
炊き出しかまどセットなる物を買っていただきました!
専用のバーベキュー用の網も買っていただきました。
ライネーリ様のご一行は、ジョスリーヌ様、マリアンヌさん、アンドレ君。
メイドさんが5名、男性使用人さんが5名、警護の方々が13名の計26名。
私たち3人ですので、結局29名分作ることになりました。
朝食は5ランド、つまり350円ですから、飲み物100円、パン100円、おかず150円ぐらい……
8時に朝食ですので、7時から用意を始めました。
9時出発、本日の予定は午後4時に、ハイデルという町に泊まります。
お皿とかグラスとかの食器類の用意はライネーリ様が用意、配膳とかは、ライネーリ様のところのメイドさん、2人がしてくれます。
「今日の朝食は『マーガリン入りテーブルロール 5個』、『チキンナゲット 5個』、『6品目の彩りサラダ 半分35グラム』、『ドーナツ クリーム 1個』、『100%オレンジジュース 400ミリリットル』です♪」
パン100円、チキンナゲット100円、サラダ50円、ドーナツ50円、ジュース40円、計340円也、ドレッシングはサービスです。
チキンナゲットは取り寄せた時に解凍、そのままオーブントースターで焼きました。
これを用意された食器の上にのせて、メイドさんに渡すわけです。
「基本的には私たちはパン屋ですので、朝はこのパターンにさせていただきますが、よろしいですか?」
「構わないわ♪それにしても朝から贅沢ね♪白パンが5個もあるわ、皆喜ぶわね♪」
ジョスリーヌ様、結構ご機嫌で、美味しそうにお食べです。
「このドーナツというもの、カスタードクリームが入っているのですね♪美味しいわ♪」
マリアンヌさんも顔がほころんでいます。
「美味しかった♪お昼はなに?」
アンドレ君です。
「アンドレ、もう食べたの?それに食べた端からもう昼の話?」
「だって、楽しみなんだもの!」
「一応お昼は、パスタやドリア、スープあたりですかね」
「今日は『挽肉ミートソースのパスタ』2人前、『ウィンナーとキャベツの野菜炒め、『香ばしいごまフランスパン』です」
「飲み物は『カフェラテ』ね」
『ミートソース』100円、『パスタ』100円、『ハンバーグ』100円、『あらびきポークウインナー』100円、、『キャベツ野菜炒め』100円、『香ばしいごまフランスパン』100円、『カフェラテビター』100円。
パスタをゆがいて、その上に、ハンバーグは2個ですので、一つを荒くつぶして、ミートソースに混ぜ、もう一つのハンバーグは4等分ぐらいにして上にのせます。
あらびきポークウインナーとキャベツ野菜炒めをフライパンで炒めます。
パンは軽く焼いて出しましょう♪
カフェラテビターは食後に出しましょう。
100円●ーソンって、とても便利なのですね。
金額の制限を受けると、特にね。
ネットでのここの商品一覧ばかり見ていましたが、せっせと検索すると、他の商品もいろいろ見つけたのですね。
例えば『ご飯』、300グラム、お茶碗2杯分で『特盛ごはん』というものが100円ですよ!
これのツインパックというものも100円!
150グラムずつに分けられているのです、お茶碗1杯50円ですよ!
11時30分に休憩場所につきましたので、昼食です。
これ、好評ですよ、特に警備の方々にね。
なんせ結構なボリューム、パンも大きいですからね。
「このパン、茶色パンになるの?」
クロエさんに聞くと、
「ものすごくお高い、茶色パンになるのでしょうね」
フレイヤさんが、
「私的には白パンと思うのですが……」
「腹持ちして、美味しいパンと思います」
でも、私とフレイヤさんを除く女性陣は、朝のパンのほうが良いそうで、『バターロール 6個』に変えました。
8人分の『香ばしいごまフランスパン』は、7人分を残り21名に2切れずつ……
残り1人分は、カナッペにして私たち3人で食べました♪
ツナコーンの缶詰とマヨネーズをあえてね……
180
お気に入りに追加
351
あなたにおすすめの小説


元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる