39 / 124
第六章 帝国領を南下
再び、考えることは放棄します!
しおりを挟むその日の夕方に、テーブルにパンを並べて売っている3人。
白パンが2ランドということで、結構売れたのです。
野営した馬車は5組、個人の旅人が3人、買ってくれたお客さんは16名、平均お1人6個も買って頂きました。
128個も売れたのですよ♪とくに3個セットのものが多く売れましたが……皆さん、しっかりなされてね。
売り上げは192ランド、係員の10ランドを足して、202ランド、14,140円也♪
「儲かったわ!これ、すべて利益よ!仕入れ代はただなのよ!」
先頃購入した、部屋着にしているフリースのワンピースに着替えながら、エマさん、いささか興奮気味ですよ。
「エマ様、人様にパンを売っていますが、さすがにお腹が減りました」
「ごめんなさい、今日は沢山売れたので、ご馳走にしませんか?」
某ファミレスのサーロインステーキ、1,999円です。
「300グラムのものよ♪」
パンとサラダと飲み物は今朝と同じでした。
でも、この後が……
コンビニで赤と白のカジュアルワインなんて取り寄せて、乾杯……
つまみは100円●ーソンで珍味を取り寄せしています。
この3人、お酒が好きなのですよ。
いつもの湯たんぽこたつなんてのに、足を突っ込んで、チビチビというより、グビグビとやっている3人。
「ご主人様……そろそろ……」
「フレイヤさん、エマ様は変態なのよ♪お願いするなら、裸でね♪」
クロエさん、服を脱ぎながら、
「ねぇ、エマ様、クロエはこんなになってしまっているのですよ♪お願いします♪」
「ご主人様、フレイヤもこんなになってしまっているのですよ♪お願いします♪」
2人で足なんてひろげるのですよ♪
後はなるようになれ!ケセラセラでした。
それなりに馬車が揺れたわけです。
翌朝、フレイヤさんに『健康診断』魔法を掛けてみると、
※※※※※
健康診断
名前 フレイヤ
年齢 18歳
性別 女
健康状態 良好
心理状態 服従嗜好 性依存
性交状態 異性1人、同性1人、異種0人
奉仕愛欲対象者 エマ
強姦者 前デーン王アブサロン
状態異常 修正の必要を認めず
特記 大聖女への服従嗜好、性依存、であるので異常と認めず、この世界の住民には、大聖女への服従が深層心理に記憶としてあり、それが想起した状態。
※※※※※
あれ、再び心理状態が性依存になっていますが……しかも服従嗜好……
慌ててクロエさんも見てみると……
同じ表示が……
大聖女への服従が深層心理に記憶としてある?なに、それ?
大聖女を検索してみると……
≪神話にある神に仕える至高聖職者、この世界には創世記に1人だけ存在した、原住民の進化の過程で神が服従を埋め込んだ≫
!
大聖女への服従、原住民の進化の過程、などを検索してみても、全て『検索不可』……
ただ、創世記については……
≪この世界の神話、内容の骨子は、以下となる。
この世界を作り、人族を生み出したもうた神は、人族の増長慢心にあきれ、これを滅された、その後、大聖女を遣わしたまいた。
大聖女は地に這いつくばっていた、我らの先祖の中より、心正しき者を引き上げ、我らにこの世界を授けられた≫
これは……1度この世界は滅びたの?
地に這いつくばっていた、我らの先祖……原住民の進化の過程という以上、先住民とは別の系統……そして先住民は『人族』という……
心正しき物を引き上げ……言葉を換えれば、意に添わぬ者は捨てて、残りの者を育てたと取れるけど……
まさか、メンデルの法則を……それを大聖女がした?
そんなことをすれば……人種の記憶として、大聖女への服従がすり込まれてもおかしくない……
!
……やはり、危険予知が……これ以上、考えることは危険と知らせています……
195
お気に入りに追加
350
あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる