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第四章 ご主人様のお仕事

ちょっとばかりね♪

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「美味い!」
「これから毎日、これが食えるのか!」

 エマさんもクロエさんも、ちゃっかり『ビーフジャーキーシチュー』と『固パンフレンチトースト』をいただいています。

「エマ様、あの『固パン』と『干し肉』がこんなに美味しくなるなんて、驚きました♪」

「今回は特別ね、毎食こんなに凝っていたら、身が持たないわよ」

 ハンスさんが、

「皆がうるさいので、休日前の夕餉に出していただけませんか?」
「まぁ、それぐらいなら、構いませんよ」

 なんか歓声が聞こえたような……

 まあね、ビーフジャーキーでつくるスープぐらい、付けてあげましょうか、『固パン』を浸ければそれなりに美味しいでしょうし。

 休み前の夕食は『ビーフジャーキーシチュー』と『固パンフレンチトースト』、それに『ビーフジャーキースープ』となにかサラダを1品と決まりました。
 ちなみにお洗濯は7日に1回、洗濯してあげることも、決まりましたね。

 いつのまにか、5時半となっています。
「改装は終わったようですね、これでテント生活ともお別れです」
「少しばかりさみしいですね♪」

「まあね、でも、これからはやっとベッドで寝れますよ♪」
「そうですね♪うふ♪」

 修道院へ戻ると、屋根裏部屋は見違えるように……
 居間にしていただけた部屋には、立派な暖炉までありました。
 調度品も立派な物で、個室には約束通りの家具がありました。
 私とクロエさんの部屋のクロゼットの中には、豪華なドレスとメイド服がありました。

 一応、1階のトイレと、小さいお風呂は改装が終わっているようです。
 取りあえず、生活出来るようにしていただいた様ですね。

「まだお腹が減らないし、お風呂でも入りませんか?」
 クロエさんが云うので、お風呂です。

「いつも思うけどクロエさんって、綺麗な身体ね♪バストもつかみ心地が良さそうよね♪」
「今夜はそれなりの事をしてもらうわよ♪」

「はい♪」

「私、少しばかりサドっ気があるけど、それでもいいの♪」
「私はとてもマゾっ気があります♪相性抜群ですね♪エマ様の奴隷女にしてください♪」

 お風呂であちこち触ったりして……
 潮吹きなんて命じたりして……
 
 さらには……レズになったりして…… 

「王宮の女官がなんともね」
「エマ様が命じたのではないですか!」
「恥ずかしいですよ!」

 とかいいながら、
「女官って夜はいやらしいのですよ……1人で慰めている方なんて珍しく無いのですよ……処女は守らなくてはいけないので、お尻で……」

 おっとっと、ヤバい話題が出てきました。
 今更ですけどね、潮吹きなんてさせたのですから……

「クロエさんは、お尻は使ったの?」
「いえ、そこまでは……でも、慰めすぎて『膜』が破れた、なんて話しは時々……そうなったら、仕方無いので王宮の兵士さんあたりを誘惑して、何とか娶ってもらう……」
「自分が処女であると、証明出来ないですからね、玉の輿は不可能ですから……」

 そういえば、貴族の妾あたり、一応正式な婚姻となると、処女検査は必須とか、女官になるにも調べられますし……
 処女とか、調べる魔法なんて無いのかしらね……

≪専用の魔法はないが、調べる魔法はある、所持するものはいないが、『健康診断』魔法を使用すれば、可能となる≫

 ……『健康診断』魔法とはなにか?……

≪対象生命体の健康を詳細に調べる事が出来る、大抵はステータスの詳細でわかるが、この魔法が特に『健康診断』と呼ばれる理由は、生命体本来の健康以外、呪術などでの不健康状態について、解呪などして本来あるべき健康状態にする≫

≪これはこの世界では認められていないが、神話のなかには存在する、カテゴリーとしては禁断魔法にはいる≫

≪この魔法は『女の嗜み』なので、検索者は習得ができるが、その為には聖女から大聖女になる必要がある、禁断魔法はステータスでは表示されない、ただ大聖女だけは見ることが出来る≫

≪解呪の時、呪術をかけた者が存命している場合、『反転』ボタンが表示される、それを先に押してから解呪すると、呪い返しができる≫

 ここで習得するか、メッセージがありました。

 とんでもない魔法が出てきました、禁断魔法って大聖女だけが使えるみたいですが……

 まあ、習得しましょう。

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