さえない男の、あるある異世界お取り寄せ生活

ミスター愛妻

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第三章 お住まいとお仕事

昼飯の乱入者

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 一応、敷地や建物を見て回り、お昼を過ぎていたのでお食事です。

「なにか食べたい物がある?」
「エマ様にお任せしますよ」

 悪いけど、私の世界のお弁当にしてもらいましょう。
 久しくご飯なんて食べていないし……

 ●ブンさんにしましょうか♪
 私は、
 『玉子のトマトソースオムライス』税抜340円と『おむすび弁当』税抜370円。
 
 クロエさんは、
 『炭火牛カルビ弁当』税抜498円と『豚ロースカツカレー』税抜500円。
 お肉、好きそうですからね。

 サラダは2人とも、『ほうれん草とベーコンのサラダ』税抜321円。

「豪華ですが、少し多いのではありませんか?」
「だって朝ご飯って、6時に食べたのよ!しかも茶色パンと薄いワインだけよ!」

「質素ですが、普通の庶民はあんなものですよ!さすがに大主教様と思いましたよ」
「そうですか……」

「大体エマ様は、食事に関しては贅沢ですよ!」
「すいません……」

 クロエさんに叱られて、しょんぼりのエマさんです。

「すこし言い過ぎました、エマ様は主様なのに……」
「いえいえ、いっていただけなければ、知らぬままでした、ありがとうございます、これからも教えてね」

「そうそう、4種類もあるので、取り分けませんか?」
「全部美味しそうですから、そうして頂けると嬉しいです」

 で、100均の食器に取り分けたのです。
 こういう所はエマさん、もの凄くお上手に取り分けています。

 飲み物は玄米茶、1リットルのものを、耐熱ガラスマグカップに入れて、『お取り寄せ能力』のオプション、『調理』の電子レンジでチン♪

 食堂予定の場所で、作り付けのテーブルの上で、ご飯を並べている時に、

「お取り込み中か?」
 厳つそうな騎士さんがやって来たのです。

「どちら様で?」

「マルドゥク神殿警護騎士団バンベルク分団長のハンスです、ヨハン大主教猊下のご指示で来ました」
「お2人の警備について、決まったのでお知らせに参ったのです」

「お聞きしております、丁度私どもは食事をしようとしていたときです、ご一緒にいかがですか?」
「悪いですね、お食事時に押し寄せて」

「歓迎しますわ、2人だけで食べてもさみしいですからね」
 心にもないことを云っているエマさんです。

「ちょっと食事を用意してきますので、クロエさん、相手をしていてね」

 とにかく、洋風です!

 『トマトソースのミートボールパスタ』税抜498円と、飲み物は『●●●●ム ザ・ブリュー500ML』税抜177円。
 サラダは『ハムとポテトのサラダ』税抜215円。

 パンは、●田パンさんの『コッペパン』と『スティックプレッツェル』。
 軽く焼き上げています。
 
 で、コンビニのサイトを色々探すと、オリーブオイルを見つけたわけです♪
 コンビニに売っているのですね♪

 『オリーブオイル400g』税抜498円。
 これ、そのままでは問題ありですので、●イソーさんのウォーターボトルにいれてだしました。
 そのほかの料理も、百均のお皿なんかに盛り付けています。

「急だったので、同じものが用意出来ませんでした、別の物ですが、お口に合うかしら?」
 とかいって、さりげなく勧めています。

 ハンスさん、遠慮無く食べていますね。

 食べながらも、
「ヨハン大主教猊下と話し合って、護衛として剣闘女奴隷を購入することにしました、勿論、腕は吟味して購入します」
「あと下女も購入します、こちらも女奴隷ですが、下働きには必要でしょう」
「それから、この家の改築もすることになりました、取りあえず5日で終わらせます」

「その事ですが、ここの井戸、どうやら温めると温泉になると思われます、最もそのままでも飲めますよ、だれが飲めないといったのでしょうね」
「確かに塩味がして、ほんの少し臭いですから、飲めないと思われたのでしょう」
「飲用すると、慢性消化器病や慢性便秘に効くと思われます、まあ、飲み方がありますが」

「温泉ですか!」

「湧かさなければならないですが、浴用なら神経痛、筋肉痛、関節痛とかに効くかとおもわれます」
「騎士団の方々にも良いかもしれませんね」

「わかりました、ヨハン大主教猊下にご報告してきます、急ぎますのでこれで失礼します、あっそれと、ごちそう様でした」

 あわてて、帰っていきました。

「忙しい方ですね、でも、温泉の話しは効いたようですよ♪」
 クロエさんがいいましたね。

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