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第一章 お気軽サバイバル

『あの腐れ野郎』で話があいます

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 もう、これ以上の下賜金口座から購入するのはやめましょう、現在残高が76,824円になっていますからね、人里に出れば現地通貨が必要になりますものね。

 クロエさんの下着、(ショーツ フラットシーム、L)、(ナイトブラ、L)、(ヒートインナー、Uネック、長袖 L)、ネックウォーマー(フード付)、裏起毛タイツ(MーL)を用意。
 一応全て黒ですけどね。

 メインテントの中でカセットガスストーブをガンガン、湯たんぽコタツを設置。

 お昼はコンビニ弁当で済ませましょう。

 用意が出来たので、クロエさんを見に行くと、身体と頭を洗われていました。
 今度は恥ずかしがらないのですよ?

「お湯を足しましょう」
 減った分に沸騰したお湯を足し、いささか熱めのお湯にして、入浴剤を投入。
 ●ャンドゥさんの『薬用 炭酸タブレット入浴剤テイルズ4P』です。

「入浴剤というものを入れておきます、身体がさらに温まりますよ」
「のどが渇きませんか?」

「確かに……」
「ではこれを」
 『国産果実のフルーツミックス 500ml』を差し出しました。

「少し狭く寒いですが、トイレも設置してあります、使い方を覚えていただきますので、後で説明します、お風呂はお湯だけ抜いていただければ良いですよ」

 さて、あとはクロエさん用の寝袋と湯たんぽだけですかね。

 カセットガスストーブを全開にしていますので、テント内は暖か♪
 カセットガスは、いくらでも取り寄せられますからね♪
 
 クロエさんがバスタオルを巻いて、戻ってこられました。

「温まりました♪」

 クロエさんの為に用意した下着を差し出しながら、
「これを着てくださいね♪それと髪はストーブの前で乾かしたほうがいいですよ」
「私はテントの外に出ていますから」
「いえ、お構いなく、女同士ですし、エマ様の前なら……」
 
 クロエさん、全裸のまま、ショーツなんて穿くのですよ、ちょっと嬉しかったりして♪
 いえいえ、いけませんね。

「私はエマ様の前なら隠し事はありません!」

 ……

 真っ白いお肌に、黒い下着、色っぽいですよ…… 

 そういえばルームウェアがありませんでしたね。

「下着だけではいけませんね……私の世界では、よく女性が殿方のシャツをパジャマ代わりにしたりしています、それならありますので、パジャマとして着ていてください」

「私の世界?」
「まぁ気にしないでください」

 ●イソーさんの『ワイシャツストライプB/D.XL』を渡します。
 なんか、ますます色っぽくなるクロエさんです。

「遅い昼食になってしまいましたね、時間がなかったので、コンビニ弁当ですいませんね」
「コンビニ?」
「これも、まぁ気にしないでください」

 ●ーソンさんの、『これ●オムライス』、『1食分の野菜が摂れるちゃんぽん』、『調理』の電子レンジ力でチン♪
 
「どうぞ」

 クロエさん、面食らっていますが、『パスタスープ●ほうれん草クリーム』を食べたのですから、カルチャーショックもそんなにないでしょう。

「ゆっくり食べてくださいね、急いで食べるとお腹を壊しますからね」

 もぐもぐ……

 食後は●ーソンさんの、『キャラメルマキアート』を取り寄せてみました!
 ちゃんと暖かい物が取り寄せられましたね♪

「美味しい飲み物ですね♪」
「少し元気が出ましたか?」
「はい……」
「どうしたの?なにか心配事でも?」
「これから先、どうすればいいかと……」
「なるほどね……」

「私ね、先ごろ王国から追放されてね、戻ると処刑されるから、なんとかゴトーネース帝国へ行こうとしているの」
「1番近いゴトーネース帝国の集落へは、安全なルートを行けばここから南西に68キロの時点にあると判明しているのね、とにかくそこを目指しているのよ」
「クロエさんも一緒に行かない?」

「この『還らずの森』は、うっかりと足を踏み入れたら、迷ってしまい、抜けられなくなると云われているけど、私は迷うことなく抜けられる自信があるのよ」
「あぶない生物も山ほどいるけど、ものすごくよく効く薬を持っているから大丈夫!」

「それで……不思議だったのです、魔物を1匹も見ないのが……」
「エマ様、ついて行ってもよろしいでしょうか?」
「歓迎するわ、1人でこんな森を抜けるのって、寂しいでしょう?」
「ありがとうございます……私、生涯エマ様にお仕えいたします」
  
 この後、やはり私も女性ホルモンが出ているのでしょうね、2人でペチャクチャ・ペチャクチャ……

「えっ、王太子殿下と婚約?迫ってきたのでやんわり断ったら追放?やはりあの腐れ野郎、碌な奴ではない」
 クロエさん、王子にセクハラされたそうです。
 お尻とか胸とか、嫌らしくネチネチと……

「女官の間では有名な話で、とにかく出来るだけ近寄らないようにしていました」

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