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第六十七章 聖女様、いよいよご婚約
『野戦青鞜会配給所計画』
しおりを挟む主食は激安スーパーの『おにぎり』が8種類ありました。
食パンも工場直売のアウトレットで8枚切り50円で見つけました♪
惣菜も、業者間の卸取引のサイトで、調理済みの物を探すと、ハンバーグが30円、焼き鳥なんて29円から各種あります……
電子レンジで温めですが、まあ湯煎で構いませんからね♪
おや?物凄い物を見つけましたよ♪
パックご飯、税抜単価50円!しかも国産米!スポット価格、直ぐにこの画像、保存しておきましょう!
煮物の中には、少しばかりありましたね♪
冷凍牛肉ごぼう煮 18g 50円とかね、冷凍品ですが解凍は取り寄せた時に解凍済みになりますからね♪
揚げるとか蒸すとかであれば、色々あるのですが……
!
青鞜会販売所のようなものを作りましょう!
野戦青鞜会配給所ですよ!
戦地後方に、青鞜会の物品配給所をつくり、そこでなら、ある程度の簡単調理は可能なはず……
陸軍の炊事兵なら、それぐらい出来るでしょうしね……
真空パックの物なんてのも便利でしょうね……
最前線の方には、ラスクとかロングライフ牛乳とか、直ぐに食べられるものを配布すればいいのですから♪
とくに甘いものは元気が出るでしょうからね♪
糖衣チョコレートなんてのは、南に行っても溶けないと思われますし♪
でも、これはいいですね♪私なら問答無用で取り寄せられますよ!解凍せずに冷凍のまま取り寄せ、冷蔵庫に入れておけばいいわけですよ!
その日の当番の方でも使えますね、なんせちょっとだけ調理すればよいのですからね!
『帝室聖女御用邸』のおかずに、困らないではありませんか!
『青鞜神楽女(かぐらめ)』さんを1人、陸軍の炊事兵4人ほどで、野戦青鞜会配給所を設置。
これ、殿下に提案してみましょう♪早く殿下、来られないかしら♪
殿下は、大概は土曜か日曜日のお昼に来られますが、このごろはお忙しいようで……つまらないのです……
こんなことを思っている雪乃さんですが、一週抜けただけですよ……
そこへ待望の殿下が来られました。
今は土曜日の午後の2時です。
「久しぶりだね♪」
「もう、来られないので、寂しかったです!」
「忙しくてね、察しておられるようだが、南がね、神託もあったようだし……それよりもお願いしたいのだが……」
「まぁ、いつになくお元気ですね♪ご挨拶させていただきます♪」
こんな時、雪乃さん、十四歳とはとても思えませんよ、サキュバスも裸足で逃げそうな妖艶さですから。
簡単に白い物を……溜まっておられたのですね♪
でも、殿下、タフなのですよ。
食堂で『帝室聖女御用邸』の内部序列?に従い、女たちが次から次にご挨拶してもね……
『お元気』のままなのです。
雪乃さん以外には、帝王のような威厳を纏い始めている殿下。
洋子様から始まり、顕子さん、双葉さんまで……
この2人、木曜午後の日帰りでは?
雪乃さんが、モノにしてしまってから、両家からの申し入れで、当初の予定通り、土曜の午後から行儀見習いに来て、一泊して日曜の午後帰宅となったのです……
さすがに殿下も九歳にナニにご挨拶を受けて……照れくさそうにしていました。
「すまないが、今日はお茶ぐらいいただいて帰らざる得ないのだ、4時半には宮殿で会議があってね」
「では、先に私からの提案をお聞きください、その後お茶など致しましょう」
「そうか、拝聴させていただこう」
雪乃さんの部屋で、『野戦青鞜会配給所計画』の説明を受けている殿下……
「父上に報告して、今日の会議で検討する、しかし神託の話に沿っている以上、否(いな)はありえない」
「しかし、私個人は賛成しかねる……愛する雪乃さんが戦地に赴くなんて……」
「陸軍軍人であられる以上、殿下も出陣なされるのですから、私もなにかお役に立たなくては、人のそしりを受けましょう、それに最前線に赴くわけでもありませんよ」
「まあ、そうなのだが……」
「それより、私は殿下のご無事を願うばかりです、この4月には婚約発表、殿下はいよいよ私どもを『養う』、男としての義務が課せられます、何が何でも添い遂げさせてくださいね♪」
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