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第六十六章 お菓子の贈り物
ビスケットケーキ
しおりを挟むバレンタインデーが過ぎ、混ぜご飯のレシピとビスケットケーキのレシピの小冊子も完成♪
今日は土曜日、昼からこのビスケットケーキを読み読み、皆でお菓子を作っています。
渾身のイラスト入りですよ♪
基本の、生クリームのビスケットケーキ
以下その応用で、
ブルーベリーのビスケットケーキ
抹茶クリームあずきのビスケットケーキ
メープルヨーグルトとココナッツのビスケットケーキ
ライムビスケットケーキ
コーヒービスケットケーキ
苺ショートビスケットケーキ
ノエルビスケットケーキ
ヨーグルトとバナナのビスケットケーキ
ティラミスビスケットケーキ
オレンジビスケットケーキ
シナモンレーズンのビスケットケーキ
クリームチーズのビスケットケーキ
別の系統のチョコビスケットケーキ
14品種……
私は生クリームのビスケットケーキ、皆さんは、それ以外のビスケットケーキをくじを引いて決めます。
最初ですから、1個当たりビスケット3枚を重ね、それを3個。
まあ、小さいものですよ。
私も3枚重ねで6個作りますけどね……
しかも、生クリームは全て私が泡立てます。
合計84個のビスケットケーキ、明日、皆で試食するつもりです。
「さて、皆さん、くじですよ♪」
くじといっても『あみだくじ』、皆さんが選んだ後に、さらに雪乃さんが、いやらしいほど追加の線をいれました。
「小百合はコーヒービスケットケーキです!」
そういいながら、さっそくビスケットをコーヒーに浸している小百合さん。
「難しい物に当たった方は、教えて差し上げますから、臆せずチャレンジしてね♪」
「雪乃様、クリームの塗り方はこうですか?」
「いいわよ、このリキュールとママレードを混ぜて、上に飾ってね、そうそう、いいわ、上手よ♪」
オレンジビスケットケーキを当てたポピーさん、雪乃さんのヨイショで有頂天ですね。
この調子で、チョコビスケットケーキを当てた和様も、雪乃さんのヨイショで上出来でしたよ。
皆さん、どうやらうまく作れたようです。
まあ、失敗なんてないはずです、生クリームの泡立が上手くできていれば、基本的には塗るだけですからね♪
もう一人、チョコビスケットケーキを当てたのはシンディーさんですが、この方は教える必要がありませんでした。
「雪乃様、このビスケットケーキのレシピの小冊子、凄くよくできていますね♪」
和様、ご機嫌ですね。
愛様が、
「私、お菓子というと、難しいものとばかり思っていましたが、これはお手軽、青鞜会の女学生たちに教えてあげたいわ?」
「レシピの小冊子、配布しても構いませんか?」
「構いませんよ」
「ここで使ったビスケットは『青鞜会販売所』でも売っているのよ、3枚売りでね、『10青鞜菓子』チケット3枚だけど」
「このためにも急遽リストアップしたのよ♪」
「それで3枚重ねですか?」
「このお菓子、ホイップクリームが大事なのよね、それと冷蔵庫ね、青鞜会の施設には電気冷蔵庫があるけど、生クリームの泡立は覚えなくてはね」
「生クリームは帝都でも売っております」
通販で『らくらくホイ●プ』とかいう、ホイップ済みホイップクリームがありますが、最安値を調べると350円ほどですからね……
チョコレートクリームのホイップもあり、便利ではありますが……『青鞜会販売所』では取り扱えませんね……
そもそも生ものですから……
生クリームも200mlで216円……現地調達ですね……
「泡立ては放課後や日曜などに、希望者を集めて、実習すればいいのです」
「そうだ!雪乃様のレシピを活用して、簡単お料理講習会を開きましょう♪」
「でも料理は女学校でも教えるでしょう?」
「教えますが、このような料理は教えていませんよ、青鞜会の女で希望する者は、『簡単お料理講習会』に参加出来るようにいたしましょう♪」
愛様、なんか気合が入っています。
なんでビスケットケーキから、『簡単お料理講習会』に話が飛ぶのでしょう?
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