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第六十二章 年始は帝国で慰問に精を出す 後編
四辻閑子は、女の香りを漂わせ
しおりを挟む大晦日になりました。
本日、昼過ぎ、午後1時に皇太子殿下がお越しです♪
朝から上機嫌の雪乃さん、モーニングを気合を込めてお作りです。
9時前には実家に帰っていた方も一時的に戻ってこられます。
アナベル様、俔子様、文子様、洋子様、小百合さん、真希子様、千代子様、八重様、良子様、冨士子様、加代様、春江さん、舞子さん
清子様、愛様、和様、ローラ様、カトリーナ様、ポピーさん、リリーさん……
そこへ慶子お義姉様が、閑子様を連れてこられます。
雪乃さんを含めて、全員で23名。
「久しぶり皆さんのお顔が見られるわ♪気合を入れてモーニングを作ったのよ♪」
100均のスキレットを使い、凝った2種のオムレツ。
トルティージャ、つまりスパニッシュオムレツと、デンバーオムレツが出てきました。
スープはミネストローネ。
パンは スティックプレッツェル、神様から解凍のお力をいただいている雪乃さん、問題はありませんのでね。
ドイツの輸入食品のサイトにあり2個1袋で388円、勿論ベストな解凍です。
トースターなどで軽くあぶって出しています。
サラダもいささか手抜き、オーガニックの下準備不要のものを取り寄せています。
オムレツとミネストローネスープは絶品でしたね。
「美味しいわ♪宮殿のコック長も裸足で逃げるわよ♪」
「時々、作りに来てほしいわ♪朝比奈は雪乃さんの実家なのですからね、里帰りの時なんかにね♪」
慶子お義姉様、べた褒めです。
「雪乃様の手料理、本当に美味しいですわ♪」
閑子さん、感心しきりです。
「ところで今夜の孤児院の慰問、プレゼントは用意してあるの?」
「王国で配った物とほぼ同じです、大半の物は慶子お義姉様でも取り寄せられますよ♪」
「あれね、便利よね、リストの中にパンまであったのは驚いたわ♪1日50個、十分よ♪」
「お酒もあるのよね♪」
お酒だけは単価上限を70円と設定しています。
これ、本人的には物凄く恥ずかしい事をして、神様に認めて頂いたようですよ。
『かく●ナ』?とかなんとか……誰も知らないようですが……
でも単価上限を、100円にはできなかったようですね……
某大手スーパーの通販サイトで、ビール風味の物、350ミリリットルで税抜78円、酒税28円を引くと50円……
ビールは135ミリリットルで税抜91円、酒税27円を引くと64円……
缶チューハイクラスは、350ミリリットルで税抜85円、酒税37.8円を引くと47.2円……
清酒は180ミリリットルで税抜85円、酒税19.8円を引くと65.2円……
焼酎は200ミリリットルで税抜98円、酒税40円を引くと58円……
「あまり良い物はありませんが、缶チューハイならそれなりの物があります」
「なんとかビールもあるし、つまみもあるから問題はなしね♪メアリーさんが喜んでいたわ♪」
「そうだ、閑子さんからお願いがあるそうよ♪」
「雪乃様、お昼まで時間が少しございます、どうか私に女の喜びを……私も皆様とご一緒に皇太子殿下のナニを……雪乃様の女の一人として……お願いいたします……」
俔子様と文子様が、
「私たちからもお願いいたします、どうか閑子様に『お情け』を」
『お情け』ね……なにか、お安い官能小説の一節ですかね……
まぁ、確かにこのままで殿方のナニを含むのはね……
今10時……1時間で四辻閑子は豹変したのです……
二十二歳の女教師志望のお姉さんが、女の香りを漂わせておられます……
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