137 / 167
第六十二章 年始は帝国で慰問に精を出す 後編
四辻閑子は、女の香りを漂わせ
しおりを挟む大晦日になりました。
本日、昼過ぎ、午後1時に皇太子殿下がお越しです♪
朝から上機嫌の雪乃さん、モーニングを気合を込めてお作りです。
9時前には実家に帰っていた方も一時的に戻ってこられます。
アナベル様、俔子様、文子様、洋子様、小百合さん、真希子様、千代子様、八重様、良子様、冨士子様、加代様、春江さん、舞子さん
清子様、愛様、和様、ローラ様、カトリーナ様、ポピーさん、リリーさん……
そこへ慶子お義姉様が、閑子様を連れてこられます。
雪乃さんを含めて、全員で23名。
「久しぶり皆さんのお顔が見られるわ♪気合を入れてモーニングを作ったのよ♪」
100均のスキレットを使い、凝った2種のオムレツ。
トルティージャ、つまりスパニッシュオムレツと、デンバーオムレツが出てきました。
スープはミネストローネ。
パンは スティックプレッツェル、神様から解凍のお力をいただいている雪乃さん、問題はありませんのでね。
ドイツの輸入食品のサイトにあり2個1袋で388円、勿論ベストな解凍です。
トースターなどで軽くあぶって出しています。
サラダもいささか手抜き、オーガニックの下準備不要のものを取り寄せています。
オムレツとミネストローネスープは絶品でしたね。
「美味しいわ♪宮殿のコック長も裸足で逃げるわよ♪」
「時々、作りに来てほしいわ♪朝比奈は雪乃さんの実家なのですからね、里帰りの時なんかにね♪」
慶子お義姉様、べた褒めです。
「雪乃様の手料理、本当に美味しいですわ♪」
閑子さん、感心しきりです。
「ところで今夜の孤児院の慰問、プレゼントは用意してあるの?」
「王国で配った物とほぼ同じです、大半の物は慶子お義姉様でも取り寄せられますよ♪」
「あれね、便利よね、リストの中にパンまであったのは驚いたわ♪1日50個、十分よ♪」
「お酒もあるのよね♪」
お酒だけは単価上限を70円と設定しています。
これ、本人的には物凄く恥ずかしい事をして、神様に認めて頂いたようですよ。
『かく●ナ』?とかなんとか……誰も知らないようですが……
でも単価上限を、100円にはできなかったようですね……
某大手スーパーの通販サイトで、ビール風味の物、350ミリリットルで税抜78円、酒税28円を引くと50円……
ビールは135ミリリットルで税抜91円、酒税27円を引くと64円……
缶チューハイクラスは、350ミリリットルで税抜85円、酒税37.8円を引くと47.2円……
清酒は180ミリリットルで税抜85円、酒税19.8円を引くと65.2円……
焼酎は200ミリリットルで税抜98円、酒税40円を引くと58円……
「あまり良い物はありませんが、缶チューハイならそれなりの物があります」
「なんとかビールもあるし、つまみもあるから問題はなしね♪メアリーさんが喜んでいたわ♪」
「そうだ、閑子さんからお願いがあるそうよ♪」
「雪乃様、お昼まで時間が少しございます、どうか私に女の喜びを……私も皆様とご一緒に皇太子殿下のナニを……雪乃様の女の一人として……お願いいたします……」
俔子様と文子様が、
「私たちからもお願いいたします、どうか閑子様に『お情け』を」
『お情け』ね……なにか、お安い官能小説の一節ですかね……
まぁ、確かにこのままで殿方のナニを含むのはね……
今10時……1時間で四辻閑子は豹変したのです……
二十二歳の女教師志望のお姉さんが、女の香りを漂わせておられます……
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説


とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

一宿一飯の恩義
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
妹のアイミが、一人暮らしの兄の家に泊まりに来た。コンサートで近くを訪れたため、ホテル代わりに利用しようということだった。
兄は条件を付けて、アイミを泊めることにした。
その夜、条件であることを理由に、兄はアイミを抱く。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる