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第五十三章 二人の青鞜局次長
女の喜びは世界を救うかも?
しおりを挟む学校から帰ると、皆さん集まっています。
「朝の話しですが、雪乃様の御懸念は無用かと思われます、私たちは雪乃様がお相手である以上、何をされても異存はありません」
「二十歳からとのお言葉ですが、行為自体は年齢は関係ありませんが、物品をいくらでも取り寄せられるのは、問題ありと考えられます」
「また私たちの『処女性』について、皇太子殿下との事をご考慮なされているのではと思い、申し訳ありませんが、内緒で皇后様にご相談いたしました」
「今回の事で『処女性』に問題が出たとしても、殿方のお相手をするわけではなく、私たちの貞淑は守られるとのご判断をいただきました」
「ことが、神様の事なので、この事は皇后様だけの胸に納めるとのお言葉でした」
「ただ王国王妃殿下には、皇后様から直接、電話でお話させていただくとのことです」
「年齢についてですが、皇后様のご判断では、雪乃様のご判断を尊重するが、二十三歳以上がよろしかろうとおっしゃっておられました」
「その上で、『永久奉公人』は必須とのことでした、ただこの資格については巫女の階級ではなく、別のカテゴリーにするのが望ましいとのお考えです」
青田真希子聖女青鞜局次長の報告?です。
「先ほど王国王妃様も同意見との事と、皇后様からのお電話がありました」
シンディー・サイアーズ王国青鞜局次長が報告を引き継ぎます。
「皇后様と王妃様のご意見です、そのようにいたしましょう」
二十三歳ね……多分、女子高等師範研究科卒業が二十二歳、その卒業年齢を考慮されたのでしょうね……
該当者は、以下の三名……
牧野愛 二十六歳、『斎女(さいのめ)』、永久奉公人。
青田真希子 二十五歳、『八乙女(やおとめ)』、永久奉公人。
シンディー・サイアーズ 二十五歳、『八乙女(やおとめ)』、永久奉公人。
ただ、田中清子様は、二十三歳、『八乙女(やおとめ)』ですが、『恩賜青鞜実科高等女学校』に通っておられる関係で、この女学校を卒業後、永久奉公人を承諾していただいた後となりました。
牧野和様は、二十二歳、『斎女(さいのめ)』、永久奉公人……年齢が二十三になった時点でとなります。
この資格、お母さまが、『青鞜佐瑠女(せいとうさるめ)』と名付けられました。
佐瑠女(さるめ)って、猿女の別称で、天鈿女命(アメノウズメ)の子孫で舞姫のことでは?まあ、妙齢の女性に猿はね……
天鈿女命(アメノウズメ)様って、猿田彦命様の奥様ですよね、たしかお二人が出会ったとき、奥様があそこを見せたのがきっかけ?で、旦那様と仲良くなったとか……
で、さっそくですが、夜、地下室で私と該当者三名は、物凄くエッチな行為をしたわけです♪
皆さん、それなりの年齢、タガが外れたようですね。
三人は際限なくオーガズムに襲われ、追い詰められエクスタシーに浸る……
翌日から、三人はものすごく色っぽくなりました。
雪乃さんを見る目が熱っぽく、いつもモジモジしたりして……
よくトイレに駆け込んでいましたね。
……佐瑠女(さるめ)の喜び、力強く、八百万の神、皆、『笑ひえらぎ』和んだ…
……汝らの喜びに、我ら合力するなり、推薦の三名、汝の眷属として、汝の力の一部を分け与えよう……
……三名の喜び、ことのほかであり、よって、汝自身の力はそのままとしよう、以後、世界の為に、さらに励むがよろし……
……汝、神女なり、その眷属は汝が絶対の主となる、眷属は主の為なら、全てを投げ出すことを無上の喜びする存在、三名は汝の眷属、心せよ……
「雪乃様♪私どもをどのように辱めても構いませんよ♪あんな目に追い込まれましたら、どのような事でも喜んで従います♪」
「『セクシーランジェリー(過激)リスト本』に新たにボディチェーンが載っていましたので、私たち三名はこれを身につけようと決めました♪」
「そうですわ♪『青鞜佐瑠女(せいとうさるめ)』はボディチェーンを身に着け、常に雪乃様を思い、あそこを濡らし、乳首をたてて、お側に侍らせていただきます♪」
少し壊れた、いや、大いに壊れた三人です。
雪乃さん、頭を抱えていました。
……どうしましょう……なんとか、何時もの三人に戻っていただかねば……
結局、『青鞜佐瑠女(せいとうさるめ)』となった者は、私がリストアップした、100円以下のものを無制限に取り寄せる事が出来る……
その替り……私の為なら、全てを投げ出すことを無上の喜びする存在……
『帝室聖女御用邸』関係者は、全員なるのでしょうか……
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