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第五十三章 二人の青鞜局次長
この世界の男どもは!
しおりを挟む「雪乃様、朝のお話、私は構いませんのよ」
ダイアナ様がお昼時に話しかけてきました。
今日は良い天気、皆で集まって、お弁当を食べているときです。
「本当に恥ずかしい事なので、それなりの経験を積まなければ……お女郎さんでも、恥ずかしがる話しですから……」
「そんなに……でも、私もその年になったら行うわけでしょう?」
「どうでしょうか……お取り寄せの力は、あまり授けられないでしょうから……」
「でも、基本的に青鞜会の女はお神楽を踊るわけですから、今更とは思いますが?朝の書かれていた方法、私も見てもいいですか?」
「……」
「このダイアナは、雪乃様の王女御でありますが、女奴隷のような者と理解しております、姉と二人、雪乃様の前で足を開き、よがるわけですから、何を命じられても喜んでいたしますよ♪」
「私たちもダイアナ様と同じ思いです!」
洋子様も文子様も、このようにおっしゃいます……
ため息などつきながら、雪乃さん、走り書きを渡しました。
「赤い矢の代わりに『肥●●いき』?雪乃様が『して』下さるのでしょう?」
「用足し?雪乃様がご覧になるだけなのでしょう、別に他人に見られるわけではないのですから、これが何なのですか?」
ダイアナ様も洋子様も文子様も、それがどうした、という顔です。
「その……恥ずかしくないのですか?」
「恥ずかしいですよ、でも、相手は雪乃様なのでしょう?なら、望むところですよ」
文子様、どういうこと?
「私が婚約していた方はなくなりましたが、よく私に言っておりましたわ、結婚したら私に要求する夜の行為の事を」
「あの方、私のお尻を使いながら、こんなことを云うのですよ」
「あの方、私に婚家の家紋を入れてやる、とか、俺の前に私の全てを晒せ、とか」
「えっ」
「驚かなくても?お母様に聞くと、殿方はこんなものと、おっしゃっておられました」
「まあ、たしかに、いささか激しいですが、とは云っておられましたが、殿方の中にはよくおられるようです」
「別に驚く話しではありません」
ダイアナ様も、
「王国の殿方の中には、ご自分の愛人に、ピアスなんてさせる方もおられますよ、乳首なら良い方で、一番感じる場所とかにね、貞操帯なんて強要される殿方なんて、いくらでもおられます」
はぁ?王国の男って、変態だらけなの?
「帝国でも似たようなものですよ♪私も雪乃様に出会う前、十二のときに愛人の話がありました」
「持参金不要で、我が家に多額の援助を申し出てこられましたが、条件がありましたのよ」
「なんでも、私の大事なところに相手の家紋の刺青をいれさせろって……」
「噂では毎晩、愛人たちをむち打っているとか、さすがにお父様がお断りしておりました」
「使用人が云っているのを小耳に挟みましたが、珍しいことではないそうです」
だめだ、この世界は……とことん、男性優位になっている……
女性を虐待することに、なんら抵抗などない世界、よくある話し、珍しくもない話……
文子様が、
「女は殿方に仕えるのが第一、夜の行いなど、教えられていますが、楽しみって一言も聞いたことなどありませんでした」
「夜の殿方との行為は、あくまでも子を身籠もるための物、そして子を授かれるように、殿方に喜んでいただくもの」
「その為、夜の行為は女は感じる感じないは関係無い、そういうのが普通の考えなのです」
「雪乃様と肌をあわせ、とことん感じる身体にされ、私は雪乃様の奴隷になれて幸せなのです♪」
「だから、雪乃様とのどのようなエッチな行為でも、喜んで行いますよ♪」
神様はおっしゃいました。
『……美斗能麻具波比(みとのまぐわい)、喜びの力は、国産みの根源にて、我らと力を共鳴するなり……』
だから楽しいエッチが必要なのね、そして、今までのエッチは喜びがなく美斗能麻具波比(みとのまぐわい)ではない……
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