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第五十三章 二人の青鞜局次長
お願い成就はキツい?ですね
しおりを挟むとにかくですね、この青鞜会お菓子リスから各自好きな物を100円分、選んで頂きました。
雪乃さんのチョイスは、次のような物でした。
有●製菓のチョコケーキ、二枚入りで50円。
●田製菓 ドーナツ、四個入りで40円。
●●堂本舗 チョコバナナ 10円。
「全部チョコレートですか?やはりお子様ですね」
文子様が呆れていますが……
「そういう文子様だって、クッキーばかりじゃないの?厭ね♪」
そう、文子様のチョイスは……
●●家 カントリーマアム バニラ、20円
イ●ウ製菓 ミニチョコチップクッキー36G 60円
●●ライズ●●ニング プチめろんぱん2ヶ入り(クッキー) 10円
●お●ん ぱんだろ~(クッキー) 10円
まあね、皆さん、悩んでいましたね。
「これって、楽しいですね♪」
ダイアナ様、かなり考えていましたが、チョイスした後の感想でした。
マリア様はもっと悩んで、ダイアナ様に選んでもらっていましたね。
御堂姉妹も小百合さんも、真剣にリストと、その説明を読んで、頭から湯気が出そうほど悩んで、やっとチョイスしたようです。
結局、試食会が終わったのは八時過ぎ……慌ててお風呂に皆で入ったのです。
その夜、雪乃さんはベッドで祈っていました。
……神様……500円までの無制限取り寄せですが、100円までにして頂いて、代わりに、幾人かの方に取り寄せられるように出来ませんでしょうか……
そして、夢に任せたのです。
……祈りは聞こえた……楽しませてくれるなら、汝の推薦する愛人について、考慮してもよい……
……我ら、楽しみにしておるぞ、汝らの喜び、我らの力導かねば、『お陰』やりたくても、やれないのだ……
……この世界、汝らの喜びに、我らの力が合力あれば、弥栄(いやさか)、弥栄(いやさか)……
翌朝、いつもの朝食が並んでいます。
食パンとコッペパン、そして各種のスプレッドと、●治の宅配専用ミルク。
今朝のサラダは『キャベツとコーン10品目サラダ 1パック』、『ブロッコリー スーパースプラウト 1パック』と、『せん切りキャベツお徳用11パック(300G)』で増量された物ですよ♪
今日は●山木●屋さんの、バナナクリームをトーストに塗っている雪乃さんが、
「昨日、例の青鞜会販売所の商品ですけど、神様に皆様の中の幾人かに、取り寄せのお力を賜れないか、お願いをしてみたの」
この雪乃さんの一言で、皆さん、居住まいを正して、雪乃さんの次の言葉を待っています。
「夢でお言葉を賜ったの、『楽しませてくれるなら、汝の推薦する愛人について、考慮してもよい』とね……」
「大変、申し上げにくいのですが、『楽しませてくれるなら』というのは……」
「雪乃様、ここにいる者は、その意味を分らぬ者はほとんどいません、尋常小学校組は除いても差し支え無いかと思います」
文子様が助け船を出してくれました。
さすがにね、この後の言葉は口にしにくいですからね……
「『神楽舞い』では済まないと思います、相当の覚悟が必要になるかと……」
「推薦する愛人というのは、なにを基準に?雪乃様へのご奉仕が判断基準なのですか?」
「そうではなく、私が申すのも何なのですが、身体が成熟する二十歳以上、出来れば二十五歳以上の方が望ましいような気がするのです」
「二十五歳以上?」
「天鈿女命(アメノウズメ)様のお神楽より激しい事になると考えると、大物主様の話ししかないかと……」
「大物主様は見目麗しい娘を気に入り、赤い矢に姿を変え、その娘が川に張り出していた厠で用を足していたとき、下からその娘の大事なところを突き刺した、とあるのです……」
「……雪乃様……それって……」
「口にしたくないので……」
で、紙にその方法を書いて、二十歳以上の方に読むように言って、そそくさと登校してしまったのです。
その紙には……地下室で、下半身を晒して、大なり小なりの用足ししながら、雪乃さんが赤く塗った『肥●●いき』を持って……
さらに、事細かく書かれていました。
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