老後のおかしなおかしな女学生生活 転生二年目

ミスター愛妻

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第五十一章 ピンクの浪漫

部外秘『セクシーランジェリー(過激)リスト本』

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 『帝室聖女御用邸』の住人が二人ほど増えました。
 
 帝都に帰還して、次の日には、二人の部屋割りも決め、必要なものを取り寄せ……
 まあ、マリア様の部屋は、残り少ない夏休みの間だけですけど。

「もうすぐ、私の荷物も届くはずですから、とりあえずはこのぐらいにしておきますわ♪」
「マリア様、輿入れは来年のはずでは?」

「昨日のうちに、皇帝陛下のご了承をいただきました♪このまま雪乃様の女学校に編入させていただきます♪」
「帝国第一高女は難関校、その……学力は大丈夫なのですか?」

「えっ、帝国第一高女?帝国の高位貴族の子女は華族高女とお聞きしていますが?」
「私が朝比奈の家の娘と判明したときには、帝国第一高女の奨学生試験に受かっており、そのまま帝国第一高女に入学したのです」
「……」

「マリアお姉様……大変申し上げにくいのですが……帝国第一高女という女学校は、学力優先の帝国では一番難しい女学校で……」
「それなりの受験対策をしなくては……それにマリアお姉様は、病気療養が長く……」
 ダイアナ様が申し訳なさそうに……
 
 どうもマリア様は、学問はあまり得意ではないような……その上、王国の学校も休学していたとか……
 華族高女なら、あまり学力を問うこともないはずで、素行……特に女性としての教養が問われるはずです。

「マリアお姉様なら、淑女としての力が重視される、帝国の華族高女なら、文句なく合格となります」

 上手い!ダイアナ様!

「でも……雪乃様と少しでもお側にいたいのに……」

「マリア様、この私も華族高女にいましたから、お気持ちはわかりますが、放課後はここにご帰宅なされるのですから、あえないわけではございませんわ」
「文子さんは寂しくなかったの?」
「どのみち、学年が違いますから、クラスは別になりますよ」

「それはそうね……」

「華族高女の附属尋常女子小学校には、小百合さんが通っております、面倒を見て上げていただければ、助かるのですが?」
 文子様も上手い!

 マリア様、あの幼い三人とは、馬が合いそうですからね……
 
「分かったわ♪」
 これでマリア様は華族高女の三年生に編入を承知されたのです。
 いうことは、『岩倉姫宮雪乃王女付王女御マリア王女』として通われるのですよね……

 文子様が、
「雪乃様、今夜は……」

「分かっています、マリア様、今夜、部屋に来てくださいね」
「いいのですか?」

「お願いします♪」
「神様から『セクシーランジェリー(過激)リスト本』というものを許可されましたので、身に着けて伺いますね♪」
「私、初めて見せていただきました、少しばかり恥ずかしいですが、雪乃様はどのようなランジェリーがお好きなのですか?」

「そういえば、皆の夢にお告げがあり、『セクシーランジェリー(過激)リスト本』の上限が3,000円となったので、雪乃様に更新していただくように、とおっしゃられました♪」
 神様、いつの間に……

「私はこのあたりが……」
 セクシーシースルーテディとかいうものを……お尻は紐パンで、股割れ♪
 マリア様が着けているのを不用意に想像して……

「こちらでもいいかも……」
 紐テディ?いわゆる『縛り』?お乳も搾り上げて、股間にも……過激すぎて言葉では言えないではありませんか!

「シンディーはどちらにする?」
 なぜにその名前が?

「シンディーさん、ご無沙汰なのでしょう?私初めてなのですから、先にお手本を頼もうかと?だからね♪」
「マリア王女様、ありがとうございます♪露払い、させていただきます♪」

 と、いうと、紐テディなんて選択していました。

「このランジェリー、下の処理が必須のようですから、準備してきます♪」
 
 準備って、まだ午前9時半なのですけど……

 朝の10時半からですね、下の処理なんてしたシンディー様を相手に、エッチなんてした雪乃さんです。
 側にセクシーシースルーテディのマリア様を従えてね……

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