79 / 167
第五十章 お帰りですよ
暑気払いはかき氷で!
しおりを挟む午後の3時、静かに『聖女御用列車』はプラットホームを離れました。
「帝都へは明日の午前11時、帰りはリラックスしましょう♪」
雪乃さん、さっさと『軍服ワンピース』を脱ごうとして、ふと手を止めました。
「そうだ、皆さんに私から贈り物があるのです♪この服に似合うと思うのよ、だから脱ぐのは少しまってね♪」
そう、スワロフスキーのネックレスです。
「これね、クリスタル・ガラスをカットしたものなのよ、宝石ではないけど綺麗なのよ♪」
『エクストラロング マルチカラー ゴールドトーン コーティング』、119,900円……
ゴールド系ですから、ブルーかグレーの『軍服ワンピース』に似合いそうなのです♪
長さ118CMですから、二重巻も出来ますよね♪
長さ36CMのものもあるのですよ、49,500円♪
長い方を、ダイアナ様のお友達のプレゼントを取り寄せたときに、ついでに48個取り寄せたのです。
短いほうも48個、何かの為に取り寄せています。
昨日の枠は216個ですから、お友達のプレゼントも16個取り寄せ済みなのです♪
後、88個の枠もスワロフスキーの9,900円のネックレスを取り寄せたのです。
チェーンのカラーが二種類です。
「綺麗♪」
青鞜会の幹部に配布する物として、昇格したとき、私自ら渡すつもりですよ。
なぜ48個?
……この数を追加することになれば、私のハレム?は大変な事になるでしょう……
「幹部になられた方に、お渡ししようと思ってね、48個取り寄せておいたのよ、万一足りないなんて事になったら、とんでもない事になるわ……」
「お友達に差し上げた物より、豪華ですね♪」
ダイアナ様の感想ですが、
「ちょっとケバい気もするのですが、儀式などに使う『軍服ワンピース』ですから、これぐらいの方が良いと思ったの♪」
「確かに良く似合いますね、カクカクしているところが格調高く、威厳が出ますよね!」
「お友達に送った物なら、少し残っているのよ、見てみます?」
「見ます!」
二種類の物を1つずつ、取り出して見せました。
「何個残っているのですか?」
「2つ合わせて、26個」
「メアリーお姉様に差し上げるわけには……」
「いいわよ♪なら慶子お義姉様にも必要よね♪」
こんな会話の後、雪乃さん、
「じゃあ、1つずつ差し上げるわね♪」
一人ずつ、首にかけてあげ、口づけなんてね、皆さんに見られながらですよ。
「さて、こんどこそ着替えをしましょう♪」
マリア王女様とシンディーさんには、行きに皆さんに配ったルームウェアを取り寄せています。
着替えが終わったのが五時前……
あまりに暑いので、汗を拭いて、下着を替えて……こんな時、腰巻きはいいですね♪
夕食まではまだ時間があります……
この際、皆で『おやつ』なんて……
『かき氷』!こうも暑いと無性に食べたくなるではありませんか!
ここは有名な『しろ●ま』です♪
いくつか会社がありますが、『白●まデザート12個セット』、お手頃価格の税抜3,030円で練乳・いちご・マンゴーの3種4個、合計12個のものをチョイス!
一個あたりの単価は253円、無制限のものですよ♪
スプーンは木製の使い捨てスプーン、100本、335円のバーゲンセールの物ですよ♪
食堂車は定員23名、16名分はテーブルを空けており、残りに荷物を置いています。
とにかく私たち用に2セット取り寄せ、ワイワイと『かき氷』を食べながら、暑気払いをしています。
汗が引いていきます♪
私、練乳をチョイスして食べましたが、8個残っていますね♪
どうしましょうね……え、2つ食べたい方が他にもいるの?
仕方無いですね、ジャンケンぽん!あいこでショ!
負けました……
さて、女官さんたちも16人、旧知の女官さんのリーダーの方に来てもらい、差し入れを申し入れますと、大変喜ばれて……
『私がもう少し若ければ……ゴニョゴニョ……でも二十五の方も……ゴニョゴニョ……』
この方、確か二十五歳におなりのはずです。
私たちが食堂を空けて、代わりに女官さんたちにやって来てもらいましょうね。
同じように2セット……8個残って、ジャンケンぽん!お腹壊さないでね♪
殿方?ここまで贅沢な物は必要ありません!
アイスキャンディーでいいでしょう!
豚まんで有名な『●莱』さんの物があります♪
税抜で3,612円?フルーツミルク、パイン、ミルク、チョコ、小豆、宇治金時の6種類、30本!
単価121円、これいいですね♪時々取り寄せましょうか♪
これも8個残って、ジャンケンぽん!ですね♪
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説


とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

一宿一飯の恩義
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
妹のアイミが、一人暮らしの兄の家に泊まりに来た。コンサートで近くを訪れたため、ホテル代わりに利用しようということだった。
兄は条件を付けて、アイミを泊めることにした。
その夜、条件であることを理由に、兄はアイミを抱く。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる