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第四十七章 続・車中は大変
出戻り女官のお気持ち
しおりを挟む「ダイアナ様、あのお世話係りの方を、国王陛下は下賜してくださるようなのですが……」
「多分、そんなところと思っていました」
「雪乃様のお優しさにつけ込むのでしょうから、曰く付きなのでしょうね……」
「皆さん、覚悟されておられますよ、ねぇ」
「王国へ行く以上、覚悟しております、仲良くなれる方なら、私どもは構いません……」
文子様が、このようにおっしゃいました……
「一度ご本人とお話されてはいかがですか?悪い方ではないように見受けられますので」
千代子様が、勧めてくれます。
「そうですね……シンディーさんのお気持ちを聞いてみますか?」
「千代子様、シンディーさんに食堂車までご足労をお願いしてくれませんか?いま、食堂車は空いているのでしょう?」
皆で食堂車に向かいました。
いま九時ですからね、軽いお茶でもいたしましょう……
えっ、食べたばかり?いいではありませんか。
500円以下のクッキー缶、一杯探したのですから、皆で食べながらね♪
私的には、シンディー・サイアーズさんを、最低でも『八乙女(やおとめ)』にしなくてはと、覚悟を固めています♪
あのDカップを、ああして♪こうして♪うふふ♪
「あっ雪乃様、にやけている♪」
まったく、小百合さんは、入らんことばかり云うのだから……
クッキーの試食品を並べている時、シンディー・サイアーズさんがやって来ました。
「お呼びとか?」
「ごめんなさいね、単刀直入に言うわね」
「国王陛下から、これをいただいたのですけど、まず貴女のお気持ちを、お聞きしようかなと思いまして」
スーッとシンディー・サイアーズさんの『奉公契約書』を差し出した雪乃さん。
「承知しております、出戻りの私の生きる道は、雪乃王女殿下にお仕えするしかないと考えております」
「私的には、ここにいる皆と仲良くしていただけるなら、帝国と王国の政治状況を考えると、致し方ないとは考えていますが、貴女と私の間には、まだ好意がないでしょう?」
「お互い、好ましく思えなくては夜毎の事も苦痛になるばかり」
「少なくとも私は先ほど雪乃様を一目見た時、胸が高まりました♪」
「出戻りの私ですが、雪乃様を愛させてください!どんなことでもいたします!」
「私の全てを、今ここでご覧に入れます!」
服を脱ごうとするのですよ!
雪乃さん、ここでセクハラを大発揮!
「脱がなくてもいいわよ♪」
なんていいながら、胸元から手を入れ、むにゅ♪
「おや、ブラジャーをしているのですね♪」
委細構わず、強引にブラの中に手を入れ、むにゅ♪
さらには、お尻などもお触り……むにゅ♪むにゅ♪
そして、最後にそれは濃厚な口づけ……
これを皆の前でしたのですね……
「雪乃様!少々はしたないですわ!」
ダイアナ様、少しばかりご立腹のような……
「まあ、確かにね、でも、これでシンディーさんの大事なところは私が摘んだのよ♪ようこそ、『帝室聖女御用邸』に♪部屋を開けて待っているわ♪」
シンディーさんの不妊の理由はね、精子にたいして、身体が優しくないのよね……
抗精子抗体でも、抗精子不動化抗体……
この世界では妊娠は不可能でしょう……
私なら、治せるでしょうがね。
「まあ、そういうことで、仲良く親睦を深める為に、クッキー食べませんか♪」
「もう、雪乃様ったら……シンディーさん、こういう方なのですよ」
「それに帝国の皇太子殿下のナニを、皆で一緒に口づけすることになりますが、それでよろしければ歓迎いたしますよ」
ダイアナ様が、このように云ってくれました。
「ありがとうございます、ダイアナ王女殿下、よろしくお願いします♪皆様も、宜しくお願いします」
この後、クッキーの試食会をしたのですね♪
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