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第三十六章 水無月のお土産話
『瑠璃』のお土産
しおりを挟む洋子様が修学旅行から帰ってこられました。
十六歳になられて、ますます女性らしくおなりなのです。
「雪乃様!」
突然、抱きついた洋子様。
「お会い出来なくて、寂しかったですわ!しばしの別れがこんなに寂しいとは……毎日、雪乃様にお触りしていただかなくては、洋子の身体が持ちませんわ!」
お触りって……そういえばお風呂に毎日皆で入り……
「洋子様のお気持ち、分かりますわ♪」
文子様もダイアナ様も頷くのです。
「そうよ♪雪乃様にかかれば、忘れられない快感を味わえるわ♪これを知ったら、あそこの奥が求めて仕方無くなるのよ♪」
和様が、こんなことを云うようになっています。
女学校の先生だった方ですよ……
「それは云えますわ、私、前の主人との閨で感じたことがないのに、女性である雪乃様と『あれ』をしてから、身体が常に雪乃様の手を求めるようで、恥ずかしいところが恥ずかしい事になって……白状しますが、雪乃様を思い、自分で慰めるのですよ……」
千代子様、そんなに赤裸々におっしゃらなくても……
ここでダイアナ様が、
「私なんて、雪乃様を思うだけで、感じてしまうのよ……その後が大変、手があらぬところにいって、前にも言ったけど、お漏らししたようになるの……」
「恥ずかしいけど、雪乃様が私をこんなにしたと思うと、見ていただけないかと思うときがあるの……私の全てをごらんにいれたい、恥ずかしい姿も……」
洋子様が、
「ダイアナ様も同じなのですね♪私も全てをお見せしたいと思うの♪去年、雪乃様にナプキンをつけていただいたとき、月のものまで雪乃様に見られたと思うと……あの時、始めて女の快感を知ったと思うのよ♪」
この洋子様の言葉に、皆さんが、私もとか、付和雷同するのです。
文子様が、
「私たちは、もう雪乃様に支配されているし、全てを雪乃様にさらけ出している仲間♪ここらで変態女仲間として、これから夜毎のノウハウなど互いに相談しませんか?」
「同意します、私なんか、雪乃様の所有物として、この身に奴隷の刻印など受けたいぐらいです♪」
これを愛様が云います!女学校の校長代理なのですよ!
「奴隷の刻印?どんなものかしら、刺青なの?よく吉原の女が殿方の為にすると聞くわ、あそこに『雪乃様命』とかいれるのかしら?」
冨士子様、なにを云っているのですか!
「私たちは雪乃様の物なのよ♪お肌に刺青とか刻印とかは、雪乃様がお決めになるのよ♪私は雪乃様が、私の愛の証をお求めになるなら、先ほど富士子さんがおっしゃった吉原の女郎さんのように、小指を詰める『指切り』――好きな男に、愛の証として、小指を切り落とし送ったといわれる――をして見せるわ♪」
だめだ、この女たち、壊れている……
「皆さんの玉のお肌に、傷つけることは許しません!奴隷の刻印などもってのほかです!私は皆さんを愛しているのですよ!皆で皇太子殿下に嫁ぐのですよ!そんなことをすればともに殿下に嫁げないですか!二度とこの話は許しません!いいですね!」
声を荒げる事など、滅多にない雪乃さんですが、この時はものすごく怒ったのでした。
「申し訳ありません……」
「声を荒げてすいません、でも、お身体は大事にしてくださいね♪確かに私は皆さんに変態なことを要求したりしますが、愛ゆえの事とお考え下さい♪傷などはつけたくないのです」
「申し訳ありません……」
「まあ、この話はここまで、とにかく洋子様が戻られたのです、まずはお風呂に入ってね、私に皆様の美しい裸体など、見せていただきましょうか♪」
「そうですね♪私たちがどれほど愛しているか、その証拠をお見せしますよ♪」
「そうですわ♪私なんか、恥ずかしいところがテカテカですのよ♪」
洋子様の『瑠璃』のお土産ってね、お風呂でうつ伏せになり、お尻を突き出して、見せてくれることでしたね……
お風呂上りに、満足気味の皆さんと、本当の『瑠璃』のお土産、『ケイジャンスパイスミックス』を使って、本格的なジャンバラヤを作って食べたのですよ♪
美味しかったですね♪
もちろん、スプーンをつけて、保温ジャーにいれ、殿下のお夜食としても、差し入れしましたよ♪
えっ、なに、お尻はどうだったか?
すこしサディスティクな私としては、恥ずかしそうな皆さんに、満足しましたよ♪
ねっ、神様!ご覧になっていたのでしょう?
だって、この流れ、少々おかしいのですから……
この後、ほんと、ささやかですが、ご褒美にまた本についての力が向上したのですよ……
何でも文庫版サイズを取り寄せた場合、A6サイズから、B6サイズとかに拡大出来るようになったのですね……
なんとも中途半端なのですが、ありがとうございますね……
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