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第十九章 王国がうるさいの
冬至の祭典
しおりを挟む「昨日は楽しかったですね、皆凄いお腹をしていましたよ」
さすがに夕食は抜きになったのですね。
足りない方は、各自で夜食を取り寄せていただく事になったのですが、食べた者はいないようですね。
「ティア様、大散財でしたが、大丈夫ですか?」
「もうすぐお給料が頂けますので、構いません、それにこれでいつでも騒げるではありませんか?」
「生理の日のとき、憂さ晴らしにバーベキューパーティなんてね、寒くなったらお鍋パーティーでもいいし」
「あと二日、ゆっくりしましょう」
のんびりとした日が流れ、生理休みが終わり、貯金が戻りました♪
貯金は5,624,146円♪
1ソリドゥス金貨、7アウレウス金貨、3デナリウス金貨、4キナリウス銀貨、2セステルティウス銀貨、2アス青銅貨、1クァドランス青銅貨、余り3円。
金額無制限取り寄せ枠は5枠……
さらに、時は流れ、母乳休みも無事に終わり、『霊薬』も5本半貯まりました。
12月……この世界も師走となります。
「冬ですが、ここは暖かいですね♪」
「このあたりは、そんなに寒くならないようですよ」
「良い場所ですね♪」
「ところで年末ですが、この世界ではなにかするのですか?」
「取り立てて何もしませんね、冬至は祝祭となりますが」
「じゃあ、冬至はお休みにしますか?そういえば、帰省の方はいないのですか?」
「どうでしょうかね……侍女や召使いは、奴隷になった時点で親とは縁が切れてますし、私もですが今更、帰郷しても……」
「戦場侍女の方々は……分りませんね……」
「冬至の祭典はどんなものなの?」
「神殿がお菓子を振る舞う、ぐらいですかね」
「なら、聖女としては、振る舞わなければならないのね……」
「駄菓子リストあたりから、ラスクとドーナツでどうかしら……紙袋ぐらいに包んでね」
「妥当でしょうね……併せて50円ぐらいですか」
冬至の日は『聖女のもてなし』は臨時休業、館の正門前で子供たちにお菓子を振る舞うことになりました。
コンラッドさんからのお願いなのですね。
なんでも、この日、オルセルン侯爵家の雇用侍女や使用人を、『ウッドハウスの森』の温泉施設に招待したようなのです。
その方たちの子供さんたちも一緒にね……
「全部で100個ほどお願いできませんか?」
「良いですよ」
今年の冬至の日は、『聖女のもてなし』の六日目、あらら、居酒屋バイキングの日ですね……
また生理の日が来て、今度は集会室でお鍋なんてね……
モツ鍋セットがラーメン付きで一人前1,000円以下でありましたので、24人前……
100円のカット野菜を入れて、最後に締めの雑炊用の白ご飯と卵……
日本酒をチビチビ……
私、前回もでしたが、さすがに皆の前、生理の身体では温泉はね……
生理が終わり、貯金は6,374,146円♪
1ソリドゥス金貨、11アウレウス金貨、10デナリウス金貨、5キナリウス銀貨、4セステルティウス銀貨、3アス青銅貨、余り2円。
金額無制限取り寄せ枠は6枠……
ふふふ、たまりましたね♪
そしていよいよ冬至の日、前の日から用意しておいたお菓子!
『ココナッツラスク』と、『キングドーナツ』をチョイス。
ワックスペーパーで包みました。一枚2円ぐらいですかね。
別に100個以上でも対応可ですが、まあ、指定の数を用意しておりますよ。
「ティア様♪可愛らしいお客様がいらっしゃいましたよ♪」
「でも、保護者もご一緒ですよ♪」
コンラッドさんがいましたので、
「ご指定の数では足りないのでは?」
「……まさか保護者がご挨拶したいと云うとは……一応、対応するのは『筆頭侍女長』以下の方、聖女様はお出にはなられないと、云ったのですが……」
「最低でも後200は必要と云うことですね……」
「まあ、聖女様はケチなことはいわれません、お任せ下さい♪」
いっぺんにそれぞれ200個取り寄せ……片端からワックスペーパーで包み、手渡したのですね♪
「ありがとう♪侍女様♪」
「温泉施設、泊まれるのですか?」
「親は夕刻には帰ります、子供たちは一泊して、明日侯爵家から迎えの馬車がきます」
「温泉施設、拡張した方が良いですね」
「まさか、こんなに希望者がいるとは思いませんでした、ダンカンに申し入れします」
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