いやいやながら女にされて異世界生活

ミスター愛妻

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第十一章 侍女騒動

『ウッドハウスの森』第一日

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 小さい森、領地へ引っ越ししました。

 どうやら『ウッドハウス』と呼ばれている、館の後ろに囲みが作られ、その中に14番住宅が設置されています。
 一応、『ウッドハウス』と直接接続しているようです。

 このためか、この森は『ウッドハウスの森』と、いつの間にか呼ばれるようになりました。

 この14番住宅で寝起きしている二人ですが、館の一階に14番住宅の電源コンセントから延長コードを利用して、一階にあるサロンにスポットクーラーをおいているのです。
 なんせ今は七月の終わり、暑いですからね。

 このスポットクーラー、温風も出せる優れもの、排気は暖炉の煙突を利用、残りの開口は、ティアさんが『土の硬化』で閉鎖してしまいましたね。
 業務用ですから、すごく冷えます、今のところ弱冷になっていますね。
 税抜47,382円……

 お店を作ったら、接続通路でもある16番住宅を接続して、同じようにスポットクーラーを設置するつもりのようです。
 この場合は、そのような設計にしてもらうつもりのようですね。

 スポットクーラーを二台も購入、これで貯金が507,935円……でももうすぐお給料日♪
 現在の貯金、2アウレウス金貨、22デナリウス金貨、5キナリウス銀貨、3セステルティウス銀貨、2クァドランス青銅貨と1円残り。

 この神様仕様の住宅、電気の容量に制限はないのですよ♪
 さらにはタコ足配線になっても火事など起きないのです、なにより安心安全なのがモットーなのですね。
  
 それと、この世界のトイレはどっぽん便所なのですね……トイレは一応豪邸は家の横、家から出入りはできますが、普通は屋外にあり、隣近所と共同なのですね。
 この館のトイレも似たようなもの、しかも二階にはトイレがないわけです。

 で、江戸時代のように、下肥屋というべき方がおり、奴隷を使って回収、これを肥料として売るわけです……まあ、汲み取りやさんというわけです。
 中世ヨーロッパの様な世界ですが、一応トイレ事情はいいほうですね♪道端に糞尿があるなんてのはね……

 町は少なくとも小綺麗なのですよ……スラム街は知りませんが……
 このような場所は、人が生きている限り、必ずあるものです、勿論、最古の職業といわれる売春もね……

 スポットクーラーが軽快に室温を下げています。
「これで、すくなくとも、このサロンは快適ね♪」

 そして翌日には、朝からお約束の生理が始まりました。

「さあさあ、ショーツを変えましょうね♪ティア様、処理は下手ですから、私にお任せを♪」
「そのくらいできます!」
「そうですか?前回の時は漏れて、ショーツを汚していたではありませんか?」
「それは……」

「女主人の生理の後始末などは、奴隷の仕事♪」

「ラダさん、嬉しそうなのですが……」

「そうですよ♪敬愛する主の役に立てると思うと、嬉しいですよ、まして恥ずかしい事の後処理なんてね、私しかやれないと思うと、うふ♪」

 百均のナプキンで十分ですよ、勿論、羽根つきですよ♪
 前も百均のナプキンを、勧めていたラダさんでしたね。

「あと、キャン●ゥのサニタリーショーツで十分♪綿100で羽根つきに対応していますから」

 このセリフも、前回聞きましたね……

 私の生理、いわゆる『軽い』のですね、神様のおっしゃる通りでした。
 生理痛なんて、ないのです……ただすこしばかり経血が多いような……そして塊が……

 看護婦であったラダさんによると、健康体なので塊は問題なし、量も少し多いぐらい、なんてことはない、とのことでした。
 しっかり確認されたのですよ♪

「ティア様、超健康優良児ですよ♪臭いもないし♪」
「そもそもティア様って、おりものについて、気になさらないでしょう?」

「まあ、多少はショーツのクロッチが汚れたり!なにをいわすのですか!」
「恥ずかしがることではないのですよ、ショーツのクロッチって、おりもの対策の意味もあるのですから、女のショーツって汚れる物なのですよ」

「そうなのですか……」
「まぁティア様は女になって日も浅いですから、これから、このラダが教えて差し上げます♪」

 羽根つきナプキンとサニタリーショーツなんて付けて、スポーツブラなんて付けて、ゆったりとしたロング丈のワンピースなんて着て…… 

「先ほどコンラッド様から、10時に伺うと『聖女通信』がありました、はやく朝を食べて下さい」

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