100 / 113
第四十七章 女たちのその後
『ウェヌスの侍女、寝室係』の会議
しおりを挟む「私が責務を負っている、皆さま全員の願いというなら、受け入れます」
「しかしそうなると、私の世界に加盟するという手続きになります」
「恥ずかしい制度ではありますが、美女を献上させ、その女から、所属する世界の意向を受ける事になります」
「仮にこの世界が加盟するとして、まず単独の加盟は難しいでしょう」
「直轄惑星というのですが、そこまで上がるまでには、それなりの時間と、それなりの貢献が求められます」
「そして私と愛をかわした方は、それなりの奴隷の印を身につけ、『百合の会議』のメンバーとなり、私の世界、ヴィーナス・ネットワークを自由に往来できるでしょう」
「そしていつかは、別の世界の執政官として赴任することになります」
「奴隷の印というものには、絶大な魔力が籠っています、現地の者から見れば、まさに女神というわけです」
「詳しくは決まってから、説明するものに会えるでしょう」
「この話、しゃべっても良いでしょうか?」
「インドラとの経緯は勘弁してね、インドラとの戦いが終わった以上、私と愛をかわした者には構いません」
「隠すことはないでしょうから、ただそれ以外の者には沈黙の誓いをしてもらいます」
「緊急に皆を集めて会議を致します」
「あの……ウォルムニアさん、アキリアさん、それとアマニレナスさんとアマニスハヘさんも、混ぜてあげてくれませんか……」
「やっぱり抱きたいのですね!せっかくかっこ良いと思ったのに!分かりました!その四人、寝室係を認めます!」
けっこうプンプンしてくれました。
おかげでその夜は、四人を堪能しました。
ヌビアの二人は正真正銘の王族で、かなりの美人でした。
何でもメロエ王が一族の中から、ローマ人好みの女を選んだそうです。
全身バネのようなお身体で、足が長くて処女さんでした。
青い青い果実です、かなり痛がっていました。
ウォルムニアとアキリアさんはそれなりですが、まぁ遺伝学上の許せる範囲で、美しくしてさしあげました。
しかも二人とも全身傷だらけ、アキリアさんなど深い傷がお腹に有りました。
よく生きていましたね、勿論直してさしあげました。
この二人はあちらの方もね、獰猛なものでした。
経験者でしたので、熟れた果実でしたね。
翌日には会議が始まりました。
ちなみにメンバーは、私のベッドに侍った皆さん
『ウェヌスの侍女、寝室係兼事務、大賢者神官長』アンニア・コルニフィキア・ファウスティナ・ミノル
『ウェヌスの侍女、寝室係兼警護、次席賢者』ドルシッラ
『ウェヌスの侍女、寝室係兼事務、賢者、アフリカ属州教区長』ディディア・クララ
『ウェヌスの侍女、寝室頭、賢者』ルキナ
『ウェヌスの侍女、寝室係小間使い、聖者』クリスピナ・ミノル
『ウェヌスの侍女、寝室係兼警護、福者、ヌミディア女騎兵隊隊長』ガウダ
『ウェヌスの侍女、寝室係兼警護、尊者』アンドロメダ
『ウェヌスの侍女、寝室係兼警護、尊者』カッサンドラ
『ウェヌスの侍女、寝室係兼警護、尊者』カイキリア
『ウェヌスの侍女 寝室係兼警護、福者、シリア属州アンティオケイア教区警備長』ウォルムニア
『ウェヌスの侍女 寝室係兼警護、福者、サルマタイ婦人騎兵隊長』アキリア
『ウェヌスの侍女 寝室係兼警護、尊者』アマニレナス
『ウェヌスの侍女 寝室係兼警護、尊者』アマニスハヘ
ひと癖ありそうなメンバーですね……
その間、私は久しぶりにウェヌス・エリュキナの神殿の地下から、地下洞窟温泉グロッタ・ジュスティでゆっくりと……
でも一人でいると……女々しいかもしれませんが、ハイドリッヒの面影が……
やはり何かしていなくては苦しいわね。
しばらくして、ルキナさんが入ってきました。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
姫神の女たち1 蓬莱梓巫女 【ノーマル版】
ミスター愛妻
ファンタジー
惑星蓬莱の執政官、クリームヒルトの毎日は多忙を極めていた。
大寒波のあと、四つの大司教区に世界は再編されたが、意外に市民生活は変わらない。
美子と茜は蓬莱を去ったが、ヴァランティーヌはそのまま残ることになった。
ヴァランティーヌに手を焼きながらも、クリームヒルトは聖ブリジッタ女子学園山陽校で、今日も青春を謳歌する。
百年紀のカレンダーのスピンオフ、『姫神の女たち』シリーズの第一短編集。
蓬莱グランドツァーの続編にあたります。
本作はミッドナイトノベルズ様に投稿していたものから、R18部分を削除、カクヨムで公開しているものです。しかしそうはいってもR15は必要かもしれません。
一話あたり2000文字以内と短めになっています。
表紙はティツィアーノ・ヴェチェッリオ フローラ でパブリックドメインとなっているものです。
ミコの女たち 第一短編集 テラ・メイド・ハウス 【ノーマル版】
ミスター愛妻
ファンタジー
惑星テラに設立された、テラ・メイド・ハウス。
すこしばかり官能的な女が多く所属する、こぢんまりとしたハレムではあるが、惑星テラを事実上支配している。
そこに所属する女たちは、それぞれの理由や立場から主の女奴隷として仕えている。
そんな女たちの、ささやかなで少々エロい物語。
惑星エラムより愛を込めて スピンオフ 『ミコの女たち』シリーズの第一短編集。
本作はミッドナイトノベルズ様に投稿していたものから、R18部分を削除、カクヨムで公開しているものです。しかしそうはいってもR15は必要かもしれません。
一話あたり2000文字以内と短めになっています。
表紙はルイス・リカルド・ファレロ 天秤座でパブリックドメインとなっているものです。
ミコの女たち 第三短編集 パープル・ウィドウ・コレクション 【ノーマル版】
ミスター愛妻
ファンタジー
ヴィーナス・ネットワーク・ワールドの有力惑星マルス。
移住に多大な貢献をした男たちの妻には、名誉刀自という位が贈られ、ささやかながら年金も支給されている。
しかし、彼女たちはお金には困らない。
地位も名誉も最大級、ゆえに彼女たちの影響力は計り知れない……有閑マダムといってよい、ご婦人方である。
そこへ惑星テラの後始末が、有閑マダムたちに、いつのまにかのしかかってきた。
テラの住民はご婦人方を特別にこう呼んだ。
パープル・ウィドウ、紫の未亡人と……
惑星エラムより愛を込めて スピンオフ 『ミコの女たち』シリーズの第三短編集。
本作はミッドナイトノベルズ様に投稿していたものから、R18部分を削除、カクヨムで公開しているものです。しかしそうはいってもR15は必要かもしれません。
一話あたり2000文字以内と短めになっています。
表紙はルイス・リカルド・ファレロ 天秤座でパブリックドメインとなっているものです。
姫神の女たち2 ユーノー・ソスピタ(維持する者)のニンフ 【ノーマル版】
ミスター愛妻
ファンタジー
ソル星系外惑星鉄道ステーションの中心、ガリレオ衛星ステーションは特殊な地位にあり、執政官府がおかれている。
執政官はガリレオ・カウンテスとよばれているが、その補佐にあたる管理官たちも、ガリレオ・ヴァイカウンテス――ガリレオ女子爵――とか、ガリレオ・バロネス――ガリレオ女男爵――とかいわれている。
ここはソル星系世界の、宇宙貿易の中心でもあり、なにかと忙しい。
そんな管理官たちの、日常を綴ってみよう。
百年紀のカレンダーのスピンオフ、『姫神の女たち』シリーズの第二短編集。
ガリレオ・カウンティスの続編にあたります。
本作はミッドナイトノベルズ様に投稿していたものから、R18部分を削除、カクヨムで公開しているものです。しかしそうはいってもR15は必要かもしれません。
一話あたり2000文字以内と短めになっています。
表紙はティツィアーノ・ヴェチェッリオ フローラ でパブリックドメインとなっているものです。
幻の女たち 第一短編集 ブリタニカ・レディズ 【ノーマル版】
ミスター愛妻
ファンタジー
惑星ブリタニカは、ブラックウィドゥ・スチーム・モービルが支配している、といって過言ではない。
この世界企業に君臨するのが、アウグスタと称される社主。
これは称号で、本来の名前はアリアンロッド・エンジェル、いわずと知れたネットワーク宇宙の最高権力者、ヴィーナスさん。
社主に仕えるのは、公妾と呼ばれる女たち。
ブラックウィドゥ・スチーム・モービル支配体制の中、列強の命運を背負う公妾グループを、人々はセパレイティスト・クラブと呼んでいる。
所属する面々は才色兼備、そんな中でも、ヨーロッパ美女の物語を集めた、惑星エラム 幻のカタカムナ スピンオフ 『幻の女たち』シリーズの第一短編集
本作はミッドナイトノベルズ様に投稿していたものから、R18部分を削除、FC2様、カクヨムで公開しているものです。しかしそうはいってもR15は必要かもしれません。
一話あたり2000文字以内と短めになっています。
表紙はルイス・リカルド・ファレロ 月のニンフ でパブリックドメインとなっているものです。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる