もてない男の異世界ハーレム奮闘記

ミスター愛妻

文字の大きさ
上 下
34 / 102
第五章 嫁とり騒動PERT3

お義母様へのもてなし料理

しおりを挟む

 お二人の治療が終わり、帰ってきたのは12時を過ぎていました。

「ヒロ様、お帰りなさいませ、国王陛下の御用、無事に終わったのですか?」

 クレアさんとマーガレットさんが出迎えてくれるのですね。

「何事も無く、終わりました」

 二人とも、何しに呼ばれたかは聞きませんね、賢い奥さんですからね♪

「ところでヒロ様、私たちのお母さまがお見えなのですが、お顔を出してくださいませんか?」
「第二王妃様とドロア侯爵夫人?すぐにお伺いしましょう」

「お待たせしました、こんな狭い館にお越しいただいて恐縮です、いま帰ったもので」
 第二王妃様が、

「国王陛下のお呼びとか、首尾よく終わりましたか?」
 そういえば、第二王妃は、『ヅラ』の話はご存知なのでしたね。
「無事に終わりました」
「今日は娘たちがどうしているか、見に来たのよ、こちらがマーガレットさんのお母さま、ドロア侯爵夫人よ」

「ヒロ・ミウラです、このたび娘さんに嫁いでいただき、とてもありがたく思っています、マーガレットさんはよく尽くしてくれています」
「そうおっしゃっていただければ……娘の元気そうな姿を見て安心しました」
 
「昼餉はまだでしょうか?もしまだなら、こんな貧乏貴族ですので、質素な食事しか出せませんが、ご一緒願えませんか?」

「あら、いいの♪こんなところで『力』を見せて?」
 第二王妃様ですね。

「大事な妻のお母上、私には義理の母にあたる方に、今更秘密もなにもないでしょう?まあ、大っぴらにすると叱られそうですが」
「出来ましたら、見たことは……」

「分かっています、ドロア侯爵夫人もいらぬことは喋られませんよ、そのあたりは貴族の嗜みですから」
「ヴァルベック辺境伯、私は何も見なかったと神に誓えます!見なかったことは夫にも言えないですから!」

「マーガレットさん、お二人のお相手をしていてくれませんか?王妃様、クレアさんをお借りしますね」

「どうぞ、クレアをこき使ってね、どんなものが出るか楽しみだけど、クレアの料理はできれば避けたいわね」
「お母様!」

「時間がありませんので調理とはいきません、ご了承くださいね」
「分かっていますよ、クレアがぺらぺら喋ってくれましたからね」
「お母様!」

 別室で部屋を呼び出しました。
 空間がパカッと開き、ヒロさんとクレアさんが入っていきました。
 なんといっても、この間からロケットペンダントをつけているクレアさんです。
 勿論マーガレットさんもですよ。

「時間がないからメインはチキンナゲットぐらいにしませんか?サラダとハムぐらいつけて」

 とにかく全て某100円コンビニの商品でまかないましょう♪
 パンは惣菜パンとテーブルロール、ドッグパンは三等分にして、大皿に盛り付け。
 チキンナゲットも大皿にドンと盛り付け、かなりの量です。

 サラダは各人に大きめのお皿に、『6品目の彩りサラダ』と『カットレタス』、『ロースハム大判』、『サラダチキン スモーク』を盛り付け、ドレッシングは『ノンオイル 和風ごま』をかけます。
 『スイートコーン』の缶詰を開けて、散らしておきました。

 フランスパンも、小皿に載せて……個包装バターがありましたので、側にね。

「スープはどうしますか?」
「レトルトカレーを利用してスープカレーにしましょう♪」
 レトルトカレーを水で薄めて、コンソメあたりをいれ、カレー粉で味を整えて、『半熟トッピングたまご』なんてものが4個で税抜100円でありましたので投入です。

「このぐらいですかね?」
「簡単なデザートもつけませんか?」
 小鉢に、ヨーグルトをいれ、『皮ごと食べられるぶどう』、『ダイスカットストロベリー』、『ブルーベリー』を散らします。

 解凍や温めは、私の『お取り寄せ』、調理機能で問題なし、スープカレーを温めるぐらいですかね。
 パンのカットも出来るのですね、初めて知りましたよ。

 五分ぐらいで完成です。

 マーガレットさんにも手伝ってもらい、お料理を並べて終わりですね。
 飲み物?
 1リットルのフルーツジュースをそのままね♪

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...