53 / 108
第六十八章 『天候予定表』は雨
黒い髪のティアマト
しおりを挟む其の後、マットや毛布などをだして、
「もう寝ましょう、ペルペトゥアさん、私の『夜の奴隷』でしたね、お酒を飲んで暖めてくれるのでしたね」
「余りいいものはないけど、これでも飲みますか?好きなのでしょう?」
『▼◇▲ヴァレー』という、コーン・ウイスキーを取り出しています、3年熟成した度数40のものです。
マルス移住のおり、製造元はディヴィドソン財閥傘下に入っています。
『とうもろこし』関係ですから、相当に安いお酒ですが、高品質を評価され、ウイッチの通販カタログにも、そのほかエラムのお酒などとともに載っています。
「ティアマト様の下賜されたお酒、もったいなくて飲めません、大事にとっておきたいと思います」
「なにをくだらないことで遠慮しているのですか、じゃあ私と一緒にのみましょう、いろいろ夜話でもしましょうよ」
そういうと、お酒の封を切り、マグカップになみなみと注いだのです。
ペルペトゥアはこのような強烈な酒は初めてした。
「きついですがおいしいですね♪」
「つまみは夕食の残り物、このあたりの袋菓子で我慢してね」
バターピーナッツや、おかきをつまみに、コーン・ウイスキーを飲み始めた二人です。
しばらくして……
「熱い!」といいながら、服を脱いだ美子さん。
「ペルペトゥア、貴女も脱いだらどう?」
「ティアマト様のお許しがいただけるなら」
「許します、その胸をさらしなさい!」
ペルペトゥアさん、ぷるんと出しますと、これがなかなかの巨乳。
「ちょっと悔しいわね、まぁいいわ、この胸、私の物よね!」
「ティアマト様のものです、この身は全てティアマト様のものです、食べてみますか?特に下は、通りがよくなっていますから」
で、テントが揺れたわけです。
ライラは目の前の出来事に、自然と自分の胸を愛撫していました。
身体が火照っているのが分かります。
「もうすぐ私も……ティアマト様……」
結局一睡も出来なかったライラ。
朝が来て、外はかなりの暴風雨ですが、それでもテントも明るくなってきました。
ペルペトゥアとティアマトは全裸で抱き合って、一緒に毛布に包まっていました。
ライラはあるものに気がつきました。
ストロベリーブロンドの鬘が転がっていたのです。
そして良く見るとティアマトの髪でした。
……鬘だったのね……
ティアマトの髪型はショートでした、そして黒髪だったのです。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる