老後のおかしなおかしな女学生生活 転生一年目

ミスター愛妻

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第二十五章 蔵書は増えるよ♪

神津小百合は貴女のモノです!

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 いよいよ冬です、もうすぐ十二月です!
 冬籠もりには暖炉に薪をくべて……
 違いますよ、石油ファンヒーターなんて、盛大に使っています。

 校内学業発表会&校内バザーは、先週つつがなく終わりました。
 一年生の発表なんてね……、まあ学芸会と思えば良いでしょう。
 運動会と違って、そんなに盛大ではありませんしね……

 暖房機の前で猫のように……
 このお家、掘り炬燵はないのです。
 でも、私は部屋にテーブル代わりの『ダイニングこたつセット』なんておいています。
 このあいだ、こたつ布団をかけたのですよ。

 その上の石油ファンヒーター♪
 皆さんの個室にも配り、ぬくぬくで生活しています♪

 学校は石炭ストーブ……当番が石炭を取りに行き、休み時間になると石炭を投入……
 それなりに温いのですが、体操なんて……寒くて寒くて……

 聞けば皆さん、都腰巻なんてお使いで、私も……まあ、毛糸のパンツというか、腹巻というか……
 ただですね、クラスメートがおっしゃるように、ズロースなんてはいていると、蒸れて……腰巻だけのほうが、快適なのよね……

 震えながら下校して、 簡単な3時の『おやつ』♪
 今日はチョット贅沢、カステララスクです!
 プレーン、いちご、抹茶、各1枚の計3枚……皆でおやつをいただいていますが、おばあ様と小百合さんがいます。

 おばあ様、本を返しに来てのお帰りなのですね。
 
 このごろ、おばあ様が小百合さんを連れてくるのですね……
 小百合さん、もう私の愛人、永年奉公人になると決めているようで、文子様に聞いたのでしょうね……
 女学校に入ったら、当然私とベッドを共にすると思っているようです。

「雪乃様♪私、どんなことでもする覚悟ですのよ♪お父様もお母様もご承知です♪」
 どんな覚悟なのか、空恐ろしいような……

「雪乃さん、いいわね、女学校まで待つことはないわよ、十一歳と同衾、いつでもいいわよ、もう帝国内で反対する者などいないのですからね」
「それに、ここまで話が広がったら、小百合さん、誰も貰ってくれないし」
「小百合さん、さあ、教えた通りにね♪」

「雪乃様、小百合のここは、雪乃様のものです、いつでもどうぞ♪」
 といって、手を取りスカートの中に……

 おばあ様!十一歳の子供に、何を教えているのですか!

「小百合、この間、女になったのですよ♪毛も生え始めました♪いつでも大丈夫です♪」
 
 なにが大丈夫なのかしら……

「ねえねえ、雪乃様……キス……」
「雪乃さん、キスしてあげてください、小百合さん、待っていますよ♪」

 えっ、キス?キスするの?

「小百合さん、いいかしら?」
「小百合と呼び捨ててください!私は永年奉公人ですから」

「……小百合……」
 抱きしめて、キスをしてしまいました。

「雪乃様、大好き♪小百合は雪乃様のモノです♪」
 そういうと、再びキスをせがみますので……

 でも、おませなのですよ、小百合さん、舌を絡ませてくるのですよ♪
 まったく、誰が教えたのかしら……おばあ様ですか……

 この後、小百合さんは尋常小学校卒業後に私の愛人、つまり岩倉姫宮雪乃王女付召人小百合となることが、発表されることになりました。

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