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第十三章 無礼講グリルパーティー

内緒の簡単パーティー その余波

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 ワイワイがやがや、お酒は凄い勢いで無くなり、さらに『つまみ料理を』を強要されます。
 片っ端からホットプレートに投入です!
 さすがにシンプルに、ネットスーパーから取り寄せ、焼くだけです!
 ハンバーグ、ホッケの干物、刺身の切り身(もったいないけど)、油揚げ、木綿豆腐、追加の各種ソーセージなどなど。
 勿論野菜はいっぱい切りました。

「雪乃、さすがにお腹がいっぱい、もう入らないわ♪」
「でも、最後にデザートとして、パンケーキをご用意しているのですが?」

「パンケーキ♪いいわね♪」
 某冷凍食品会社の物で、パンケーキではなく、ホットケーキなのですけどね♪
 北海道産の材料を使用ということでチョイス、36枚入り、メイプルシロップとホイップクリームがそれぞれ18個、2,640円。
 一食2枚で150円あたり!

 電子レンジでチン!
 コーヒーはドリップパックタイプのものを用意、やはりブルーマウンテンNO1ですかね。
 ハワイ・コナも美味しいのですが……

 もっとも二人の殿方は、ここでもお酒……
 最後の締めですからね……
 グラッパです! 350ML、1,496円。
 きれいなビンですね♪
 お一人一本……グラッパグラスもサービスです。

「私たちも、ほ、し、い!」
 やれやれ、そろそろ疲れてきました……

 リモンチェロ、30度 500ML、1,490円、イタリアのレモンリキュールですね。
 もう面倒ですから、こちらもお一人一本! 
 次いでといっては何ですが、こちらもリキュールグラスはサービスです。

 やっと終わりました……
 私とダイアナ様はあまり食べてないのです……

 お母様とメアリー王女が、それぞれのお付きの殿方を呼び、お父様と国王様は抱えられてお帰りに……

「大変だったわね、でもありがとう、陛下のあんなに楽しそうな姿は久しぶりよ……本当にありがとう……」
 お母様、なにか優しい顔で、私にお礼を述べてくれました。

「お母様、なにか冷たい物でもいかがですか?そして一緒にお風呂でもどうです?」
「いいわね、女同士、皇太后様、いかがですか?」
「いいわよ、そう言えば一緒にお風呂に入ったことは無いわね」

「武子様もメアリーさんも入りましょう」
「そうですね」

 まずはアイスクリームを取り寄せようと思います。
 ネットスーパーにアイスクリームが売っているのですね、とても有名なメーカーのものです。
 カップアイスなので、スプーンを付けて、差し出しました。

「美味しい♪」
「本当、冷たくて美味しいわ♪」
「これ、夏になると欲しくなりそう……ダイアナはいいわね、雪乃さんに出してもらえるのね、羨ましいわ……」

 アイスクリームを堪能し、私はお風呂に湯を張りに行きました。
 そして入浴用の石鹸、シャンプー、リンス、タオルにボディブラシ、垢すりスポンジやシャンプーブラシ、お風呂イスに洗面器などなど、2,000円以内の物を用意したのですね。

 やはりお風呂は美容に直結しますからね♪手は抜きませんよ♪

「用意出来ました」
 皆さんでお風呂です!

 一番お年の皇太后様でも、かなり美容には気を遣われているようで、いわゆる『美魔女』。
 お母様なんて、なんともいえない気品が漂い、お綺麗な身体、二人も子供を産んだのですよね、信じられないです。
 武子様は妖艶……でも、この二人、かなりの仲のようですね……

 お母様が、
「雪乃の裸、初めて見たけど、美しいわ……言葉もないわ……」
 皆さん、私を遠慮無く見るのにはね……さすがに恥ずかしくなりました。

 メアリー王女が、ダイアナ様を見て、涙ぐんでおられました。
「ダイアナ……傷が……良かった、本当に消えている……」

 でも、この後、四人の貴婦人さんたちは、エッチの仕方を露骨に『教えて』くれるのです。
 特に、いわゆる『レズ』のノウハウをね……
 私は知っているのですが、この際、カマトトを決め込んでいます。

 メアリー王女が、特に熱心にダイアナ様に教えているのです。
「ダイアナ、雪乃さんに嫌われないように、しっかりこの姉が教えてあげます!」

 お母様が、
「では私と武子さんで、雪乃が、ダイアナさんを喜ばせられるように、しっかり教えましょう♪」
「雪乃、何を恥ずかしがるの、もう十三でしょう?女同士の愛情、身内の女から教えられるのよ、帝国第一高女はどうだか知らないけど、華族高女は一年生から教えるはずよ」

 華族高女に入学しなくて、良かった……

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