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シリーズ002
003 水魔との戦い
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「なんの、こういう時こそ私の出番よっ!」
そして前に出たのは、かっぱらってきた家宝だという、魔導士用の杖を構えるシャルロットだった。
「シャル、なんとかできるん?」
「ふっふっふ……カナタ、『土剋水』って言葉を知っているかしら?」
質問に質問で返されるカナタ。その間ユキは身体が水でできている水魔相手に棍棒としてしか使えなくなった火縄銃を振り回して応戦しているが、どう見ても焼け石に水、いや幽霊に物理攻撃を当てようとするという、完全に無駄な抵抗を繰り返していた。
「土は水をせきとめる。つまり弱点は土属性の魔法なのよ……そして私は土属性の魔法が使える!」
そしてシャルロットは、呪文を唱えた。
「今回はちょっと大技よ……【大地】・【刺突】――【射撃】っ!」
射撃系土属性刺突魔法【大地刺突・射撃】、周囲の大地から土の刺突槍を形成し、射出されていく。未だに水魔と無駄な格闘を繰り返しているユキを避けるようにして放たれた土槍は、次々と魔物からその身体を削り取っていった。
そんな中、微妙に冷めた目をしたカナタが、シャルロットに問い掛けた。
「……なあ、シャル。ポ○モンってゲーム知ってる?」
「前世で子供の頃、やってたわよ。それ……」
おそらく、『それが?』と言葉を続けて、質問の意図を聞こうとしたのだろう。しかしシャルロットは、カナタが言わんとしていることにすぐ気付いてしまった。
ポ○モンというゲームでは、『土剋水』ではなく、『土は水に弱い』という逆の概念が存在している。
それは何故か?
「質量が足りないと……水をせきとめられない?」
他にも理由はあるだろうが、相応の量の土を用意しなければ、水圧で全て流されてしまうのは、必ず起こり得る物理現象の一つだ。だからもし、水の塊を相手にするのであれば、それ以上の量をもって圧し潰さなければならない。
むしろ土の壁でもせり上がらせて押し倒した方が、まだましだったのかもしれなかった。
「そもそも水の身体やったら、核とか壊さんと普通に再生するんちゃうん?」
実際に、カナタの言う通りとなった。
ユキの打撃もシャルロットの土属性魔法による攻撃もものともせず、水魔はヒヒヒィン、とどこか嘲るように笑っている。
そして、さすがにもう体力の限界が来たのか、ユキは火縄銃片手にカナタ達の方へと下がってきた。
「くそ、紙一重か……」
「お兄、一回落ち着き。自分の駄目な部分出とるで」
とりあえず水で湿気て使えなくなった火縄銃を降ろしたユキは、代わりに腰の小太刀を鞘から引き抜いた。
「……すみません。欲に目が眩みました。今すぐ撤退しましょう」
「ようやく冷静になってくれて嬉しいんやけど……もう逃げられへんて」
自分の携えている火縄銃の装填作業をしつつ、カナタはユキにそう返した。朔杖を銃口から押し込んで弾を詰めながら、今度はシャルロットに声を掛ける。
「というかシャル、自分、相手を凍らせたりとかできへんの?」
「できたら最初からやってるわよ……あ、でも電撃はできるから、それで体内にある核を攻撃すれば……」
「……で?」
片手に廻転銃を握ったまま腕を組んでいたブッチは、今まで黙っていたのに、突然口を挟んできた。
「シャルロット嬢ちゃん、まだ魔法は使えるのか?」
「あ……」
以前魔法を使っていた時に、その途中で突然消えたことがある。今回もまた同じように使えないのではないか。ブッチはそう言っているのだ。
「【雷光】! ……すみません、駄目でした」
「やっぱりな……」
ブッチは組んでいた腕を解き、廻転銃の銃口を水魔へと突きつけた。
「お前等もう気が済んだろ? 後は俺が……」
最年長として若者の不始末を清算しよう。そう考えて引き金に指を掛けようとした、その時だった。
水魔はもう一度嘶くと、突如馬型の頭を崩し始めた。そして今度は、人型の顔へと形を変えていく。
『人間よ……』
「しゃべったっ!?」
「いや、魔物にだって、それだけ知能のある奴もいるからな。単に珍しいだけで」
シャルロットにそうツッコむブッチ。
しかし水魔はユキ達が会話しながら武器を構えるのを、筋骨隆々の肉体を晒したまま、悠々と眺めていた。
『命惜しくば助けてやろう。その代わり……』
どうせ誰かを餌として置いていけ。そんなありきたりなことを言うのだろうとここにいる全員、完全に無視する心積もりでいた。
『……男を一人、置いていけ』
『…………は?』
だが、その言葉に意識を持っていかれてしまう。全員が、だ。
元々人を喰う魔物だというのは理解している。女子供を喰うことはしないというのも、事前に調べた結果、そういう話もあると聞いただけに過ぎない。
だからユキも、最初はその話を信じて自ら囮を買って出たのだが、まさか本当に男の方がいいとは思わなかったのだ。
「えっと……念の為に確認しておきたいんだが、何故男なんだ?」
本来ならば『誰も渡さない』と憤る場面なのだろうが、わざわざ性別を指定してきたのだ。なんらかの理由があるのかもしれない。
全員が好奇心に包まれる中、ユキが代表として問い掛けた。
『何故男か、か……答えは簡単だ』
そして、水魔は答えた。
『男の方が…………性欲も食欲も満たされるからだ!』
『変態だーっ!』
ブッチを除く、全員が叫んだ。異国訛りのカナタですら、普段の口調を忘れて同じことを叫んでいる。
「まさかそんな理由で男を欲しがるとは……」
「カマキリかよ、おい……」
「なあ、ところで気になっとってんけど……」
今度はカナタが、水魔に対して問い掛けた。
「……自分、性別は?」
「あ~、そういえば……」
筋肉質かつ人型は男寄りの顔立ちだが、だからといって雄とは限らない。そもそも魔物に性別があるのかは分からないが、性欲があるということは性別もあるはずだ。でなければいちいち指定なんてしてこないだろう。
『性別か。たしかにあるが、我は人でいうところの……』
そして、水魔は再び答えた。
『…………雄だっ!』
『やっぱり変態だーっ!』
このままでは色々とやばい。
特に誰かを犠牲とする発想はないので、全員が武器を構えた。しかし、水魔に対して物理攻撃が効かないのは、ユキの打撃やシャルロットの魔法を受けきった時点で分かりきっている。
一体どうすればいいのか?
『さあ、どうする? 人間よ……』
――ドキュゥン!
『…………へ?』
水魔は呆然としてしまう。
今まで黙って様子を窺っていたブッチが突然、廻転銃を発砲したからだ。しかし狙いは水魔ではなく、沼地の対岸に目立たないように隠されている珊瑚のすぐ近くだった。
「……お前さん、本当はあれが核だろ? 体内じゃなくて別の場所に隠していたってところか?」
『ギクッ!』
ユキ達が水魔相手に無駄な抵抗を続けている間、ブッチは相手の核がどこにあるのかをずっと探していた。そして沼地には不自然な、この世界では塩湖とかでしか生息できない珊瑚が隠れるように置いてあるのを見つけたのだ。大事なものは身近に置くことが多いことを考えても、明らかに核だと分かる。
「言っておくが、俺をどうにかしようとしても、そこのカナタ嬢ちゃんもこっからあの核を撃ち抜けるからな」
おまけにこちらは四人。
ユキやシャルロットが盾になれば先程のような鎮火も防げるし、それ以前にブッチの早撃ちだけでも十分に倒せる。でなければさっさと逃げろと言うはずだ。
『ふっ…………』
この状況を理解できたのか、水魔は沼地から身を乗り出してきた。
人型に変えた足で大地を踏みしめ、そしてゆっくりと膝を付き……
『……………………すみませんでした』
……それは見事な土下座をして見せたのであった。
そして前に出たのは、かっぱらってきた家宝だという、魔導士用の杖を構えるシャルロットだった。
「シャル、なんとかできるん?」
「ふっふっふ……カナタ、『土剋水』って言葉を知っているかしら?」
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「土は水をせきとめる。つまり弱点は土属性の魔法なのよ……そして私は土属性の魔法が使える!」
そしてシャルロットは、呪文を唱えた。
「今回はちょっと大技よ……【大地】・【刺突】――【射撃】っ!」
射撃系土属性刺突魔法【大地刺突・射撃】、周囲の大地から土の刺突槍を形成し、射出されていく。未だに水魔と無駄な格闘を繰り返しているユキを避けるようにして放たれた土槍は、次々と魔物からその身体を削り取っていった。
そんな中、微妙に冷めた目をしたカナタが、シャルロットに問い掛けた。
「……なあ、シャル。ポ○モンってゲーム知ってる?」
「前世で子供の頃、やってたわよ。それ……」
おそらく、『それが?』と言葉を続けて、質問の意図を聞こうとしたのだろう。しかしシャルロットは、カナタが言わんとしていることにすぐ気付いてしまった。
ポ○モンというゲームでは、『土剋水』ではなく、『土は水に弱い』という逆の概念が存在している。
それは何故か?
「質量が足りないと……水をせきとめられない?」
他にも理由はあるだろうが、相応の量の土を用意しなければ、水圧で全て流されてしまうのは、必ず起こり得る物理現象の一つだ。だからもし、水の塊を相手にするのであれば、それ以上の量をもって圧し潰さなければならない。
むしろ土の壁でもせり上がらせて押し倒した方が、まだましだったのかもしれなかった。
「そもそも水の身体やったら、核とか壊さんと普通に再生するんちゃうん?」
実際に、カナタの言う通りとなった。
ユキの打撃もシャルロットの土属性魔法による攻撃もものともせず、水魔はヒヒヒィン、とどこか嘲るように笑っている。
そして、さすがにもう体力の限界が来たのか、ユキは火縄銃片手にカナタ達の方へと下がってきた。
「くそ、紙一重か……」
「お兄、一回落ち着き。自分の駄目な部分出とるで」
とりあえず水で湿気て使えなくなった火縄銃を降ろしたユキは、代わりに腰の小太刀を鞘から引き抜いた。
「……すみません。欲に目が眩みました。今すぐ撤退しましょう」
「ようやく冷静になってくれて嬉しいんやけど……もう逃げられへんて」
自分の携えている火縄銃の装填作業をしつつ、カナタはユキにそう返した。朔杖を銃口から押し込んで弾を詰めながら、今度はシャルロットに声を掛ける。
「というかシャル、自分、相手を凍らせたりとかできへんの?」
「できたら最初からやってるわよ……あ、でも電撃はできるから、それで体内にある核を攻撃すれば……」
「……で?」
片手に廻転銃を握ったまま腕を組んでいたブッチは、今まで黙っていたのに、突然口を挟んできた。
「シャルロット嬢ちゃん、まだ魔法は使えるのか?」
「あ……」
以前魔法を使っていた時に、その途中で突然消えたことがある。今回もまた同じように使えないのではないか。ブッチはそう言っているのだ。
「【雷光】! ……すみません、駄目でした」
「やっぱりな……」
ブッチは組んでいた腕を解き、廻転銃の銃口を水魔へと突きつけた。
「お前等もう気が済んだろ? 後は俺が……」
最年長として若者の不始末を清算しよう。そう考えて引き金に指を掛けようとした、その時だった。
水魔はもう一度嘶くと、突如馬型の頭を崩し始めた。そして今度は、人型の顔へと形を変えていく。
『人間よ……』
「しゃべったっ!?」
「いや、魔物にだって、それだけ知能のある奴もいるからな。単に珍しいだけで」
シャルロットにそうツッコむブッチ。
しかし水魔はユキ達が会話しながら武器を構えるのを、筋骨隆々の肉体を晒したまま、悠々と眺めていた。
『命惜しくば助けてやろう。その代わり……』
どうせ誰かを餌として置いていけ。そんなありきたりなことを言うのだろうとここにいる全員、完全に無視する心積もりでいた。
『……男を一人、置いていけ』
『…………は?』
だが、その言葉に意識を持っていかれてしまう。全員が、だ。
元々人を喰う魔物だというのは理解している。女子供を喰うことはしないというのも、事前に調べた結果、そういう話もあると聞いただけに過ぎない。
だからユキも、最初はその話を信じて自ら囮を買って出たのだが、まさか本当に男の方がいいとは思わなかったのだ。
「えっと……念の為に確認しておきたいんだが、何故男なんだ?」
本来ならば『誰も渡さない』と憤る場面なのだろうが、わざわざ性別を指定してきたのだ。なんらかの理由があるのかもしれない。
全員が好奇心に包まれる中、ユキが代表として問い掛けた。
『何故男か、か……答えは簡単だ』
そして、水魔は答えた。
『男の方が…………性欲も食欲も満たされるからだ!』
『変態だーっ!』
ブッチを除く、全員が叫んだ。異国訛りのカナタですら、普段の口調を忘れて同じことを叫んでいる。
「まさかそんな理由で男を欲しがるとは……」
「カマキリかよ、おい……」
「なあ、ところで気になっとってんけど……」
今度はカナタが、水魔に対して問い掛けた。
「……自分、性別は?」
「あ~、そういえば……」
筋肉質かつ人型は男寄りの顔立ちだが、だからといって雄とは限らない。そもそも魔物に性別があるのかは分からないが、性欲があるということは性別もあるはずだ。でなければいちいち指定なんてしてこないだろう。
『性別か。たしかにあるが、我は人でいうところの……』
そして、水魔は再び答えた。
『…………雄だっ!』
『やっぱり変態だーっ!』
このままでは色々とやばい。
特に誰かを犠牲とする発想はないので、全員が武器を構えた。しかし、水魔に対して物理攻撃が効かないのは、ユキの打撃やシャルロットの魔法を受けきった時点で分かりきっている。
一体どうすればいいのか?
『さあ、どうする? 人間よ……』
――ドキュゥン!
『…………へ?』
水魔は呆然としてしまう。
今まで黙って様子を窺っていたブッチが突然、廻転銃を発砲したからだ。しかし狙いは水魔ではなく、沼地の対岸に目立たないように隠されている珊瑚のすぐ近くだった。
「……お前さん、本当はあれが核だろ? 体内じゃなくて別の場所に隠していたってところか?」
『ギクッ!』
ユキ達が水魔相手に無駄な抵抗を続けている間、ブッチは相手の核がどこにあるのかをずっと探していた。そして沼地には不自然な、この世界では塩湖とかでしか生息できない珊瑚が隠れるように置いてあるのを見つけたのだ。大事なものは身近に置くことが多いことを考えても、明らかに核だと分かる。
「言っておくが、俺をどうにかしようとしても、そこのカナタ嬢ちゃんもこっからあの核を撃ち抜けるからな」
おまけにこちらは四人。
ユキやシャルロットが盾になれば先程のような鎮火も防げるし、それ以前にブッチの早撃ちだけでも十分に倒せる。でなければさっさと逃げろと言うはずだ。
『ふっ…………』
この状況を理解できたのか、水魔は沼地から身を乗り出してきた。
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