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シリーズ001
007 火縄銃の名手の子孫
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「軍で使ってた小銃に似ているが……こいつも銃なのか?」
「小銃よりも、はるかに旧式ですけどね」
ブッチは初めて見る火縄銃をまじまじと眺めた。
銃身は長く、後部に火のついた縄を取り付けることで火薬に火を点けて爆発させて弾丸を放つ仕組みで、撃鉄で衝撃を与えて起爆させ、発砲する小銃や廻転銃とは完全にものが違う。
「この火縄銃の後に燧石打ちという仕組みが生まれて、その後にブッチさんの持っているような廻転銃の雷管式に発展したんです」
「なるほど、な。それにしても、旧式の銃か……」
今ブッチが眺めているのは、ユキの分の火縄銃だった。カナタは自分のものを携えて、洞窟の入り口から外を見張っている。盗賊達の死体はそのままだが、残党がいないことはまだ確認できていない。
死体の方は安全を確保した後で片付ける予定だ。この場所を死体で目立たせたくないという理由もあるが、実際は、殺した者達を供養したいからだ。
「もういい……嬢ちゃん、見張り替わるぞ」
時間にしてほんの数分だが、火縄銃をユキに返したブッチは、カナタと入れ替わるように洞窟の外に出ていった。
洞窟に入ってきたカナタは火縄銃から手を放すと、そのままユキの膝の中に倒れ込んできた。
「疲れたわ……」
「大丈夫か?」
地面に腰掛けていたユキの膝を枕にして、地面の上に寝転がるカナタ。
ユキは服が汚れると思いつつも、カナタを注意はしなかった。
「殴った方が、楽やってんけどな……」
「……それが、この世界だ」
ユキもカナタも、可能な限り人殺しは避けてきた。
店に来るのはチンピラレベルだからぶん殴る程度で済ませられるが、それでも自分の身を守る為に、相手を殺さなければならない時もある。
今回もまた、相手を殺さなければならない状況だった。
だから、カナタは火縄銃を構えた。慣れた手つきで装填し、三十秒にも満たない時間で撃ち放ったのだ。自分の心情よりも、相手の命を助けることを優先して。
「で、お前達に火縄銃を仕込んだ家って、何やってたんだよ?」
カナタは精神的に疲れたのか、今は目を閉じている。代わりにユキが、その問いに答えた。
「雑賀衆の、鈴木孫一って人間をご存知ですか?」
「いや、知らないな……前世の有名人か?」
ブッチの祖先は恐らく、『地球』世界における、アメリカの西部開拓時代の人間だろう。日本との接点はなかったはずだ。
だから知らなくても、当たり前と言えば当たり前かもしれない。
「昔、俺達のいた国で火縄銃の名手だった一党、雑賀衆の頭領に代々引き継がれる名前です」
ブッチの手には、廻転銃が握られているホルスターから抜き身にしたまま、銃口を下に向けている。いざという時は、すぐに撃てるようにする為だ。
周囲への警戒を怠らないまま、ブッチはユキの話に耳を傾けている。
「前世での俺達は……その子孫でした」
時代に似つかわしくない武器を振り回す、ふざけた連中だと、かつてのユキは思っていた。
火薬の作り方も、銃の仕組みも……撃ち方も強引に習得させられた。昔起きたという世界大戦でも大して使われなかったというのに、それでも後世に伝えるべきだと、強引に。
当時のカナタは生来の気質か、火薬を悪用したかどで本家から追い出されていた。しかしその才能は本物だと、大阪の分家で半ば軟禁されていたような生活だったらしい。虐待紛いの教育が公表されたことで本家が潰れるまで、二人には自由がなかった。
実際、本当にその子孫なのかも、疑わしいところがあったというのも大きい。
なんにしても、その後自由になったユキはカナタに会いに行き、二人は共に暮らすようになった。安いアパートで、近くの定食屋でアルバイトをしながら。
……その生活を最後に、二人の前世は幕を閉じた。
「でも、今は少しだけでも感謝してますよ。そのおかげで、これまで生きてこられたんですから」
火薬を火縄銃の火皿に盛りながら、ユキはそう答えた。膝元にいるカナタに火薬を一切かけることなく火蓋を閉める手際は、その実力の高さを証明していた。
「それでも、目立つのであまり人前では、使わないようにしていたんですけどね」
「その方がいいだろうな……今後もそうしておけ」
銃が大陸の西側だけで発展している理由は、その技術力が原因である。
西側で生まれた技術なので、他の地域の職人には再現できる程の知識がないのだ。おまけに銃や火薬の量産も確立していない現状では、剣や魔法に頼らざるをえない場面には事欠かない。
しかし、火薬を量産する技術と、銃を製造できる知識が存在するとなれば、話は別だ。
例え旧式ではあっても、わずかな訓練で相手を簡単に殺せる武器があるならば、それを利用しない国はない。『ヤズ』ですら、そこまで多くの銃を用意しているわけではないのだ。
「このこと、今世の両親は知っていたのか?」
「いえ、二人が亡くなってから……自分達の身を守る為に、復元させました」
「そうか……」
結局、出発は一日遅れることになった。
その後も盗賊に襲われることなく、旅路は順調なものとなったのだが、一度襲われた事実が消えることはない。ユキが運転する時はカナタが火縄銃を携えていた。交替する時も運転しない方が肩掛けにして、いつでも撃てるよう、火縄挟みに挟んだ縄に着火することも忘れていない。
「普通、暴発を心配しないか? 火を点けたまま、火薬がこぼれでもしたら……」
「そこは、フィルの奴を信じているので……」
再び坂を登る時に、後ろから荷台を押しながら話すユキとブッチ。
火縄銃が暴発してもおかしくないと冷や冷やするブッチだが、使い慣れているユキは心配ないと、堂々と断言する。
「それに余分な火薬は払ってるので、暴発は、っと!?」
ユキは足を滑らせ、尻もちをついた。
――ダァ……ン!
「……大丈夫なら起き上がってくれるか?」
「はい……弾入れてなくて良かったぁ~」
荷台を押しているので、ブッチが手を貸してくれることはない。
暴発した火縄銃をそのままに立ち上がり、ユキは再び荷台を押す作業に入った。
「お兄良かったなぁ! 前世やったらそんなポカ、ぶん殴られとったで!」
「やかま、しいっ!」
距離があるので怒鳴り合う兄妹。ブッチは平和だ、と思いつつも、先程の空砲で盗賊の類が押し寄せてこないかと、一応周囲を警戒した。無論、荷台を押しながらなので、いざという時動作は遅れるだろうが、心構えは大事だ。
「登り切ったら、休憩するぞ……」
「分かり、ました……」
登り切るまでの間、三輪電気自動車の静かなエンジン音だけが、鼓膜を揺らしていた。
「おお、帰ったか。予定より遅いから、少し心配してたんだぞ」
「盗賊に会うてもうてな~。堪忍な、レイさん」
一日遅れではあるが、無事に帰宅した三人は、留守番していたトレイシーに挨拶しながら店内に入っていく。中は閑散としているが、あまり汚れているようには見えなかった。
「留守番だけだと暇だったからな。軽く掃除しといてやったよ」
「お~、レイさんおおきになぁ」
翌日にはすぐに営業再開できそうだと、ユキは購入した食材の一部を仕舞いながら、店内の状態を確認して回った。残りは遅れて届けてもらえる手筈になっているので、後は待てばいいだけだ。
「……ユキ坊」
「なんですか?」
店の奥にある食糧庫に荷物を運ぶユキを手伝いながら、ブッチは口を開いた。カナタもトレイシーも店の入り口の方にいるので、誰かに聞かれることはないと確認した上で、だ。
「お前等は誰か殺したら、互いを慰めるようなことはしているのか?」
「一緒に寝る位ですよ。よく殺した時のことを思い出して、一人で寝られなくなることがあるので……」
手段があるならいい、とブッチは荷物の残りを取りに行った。
「そう、一緒に寝てやるだけでいい……」
だから誰にも聞かれることのない独り言を、ユキはごちる。
「……それが、一番きついんだけどな」
バタン、と保管用の木箱を閉じてから、ユキはブッチの後を追いかけて行った。
「小銃よりも、はるかに旧式ですけどね」
ブッチは初めて見る火縄銃をまじまじと眺めた。
銃身は長く、後部に火のついた縄を取り付けることで火薬に火を点けて爆発させて弾丸を放つ仕組みで、撃鉄で衝撃を与えて起爆させ、発砲する小銃や廻転銃とは完全にものが違う。
「この火縄銃の後に燧石打ちという仕組みが生まれて、その後にブッチさんの持っているような廻転銃の雷管式に発展したんです」
「なるほど、な。それにしても、旧式の銃か……」
今ブッチが眺めているのは、ユキの分の火縄銃だった。カナタは自分のものを携えて、洞窟の入り口から外を見張っている。盗賊達の死体はそのままだが、残党がいないことはまだ確認できていない。
死体の方は安全を確保した後で片付ける予定だ。この場所を死体で目立たせたくないという理由もあるが、実際は、殺した者達を供養したいからだ。
「もういい……嬢ちゃん、見張り替わるぞ」
時間にしてほんの数分だが、火縄銃をユキに返したブッチは、カナタと入れ替わるように洞窟の外に出ていった。
洞窟に入ってきたカナタは火縄銃から手を放すと、そのままユキの膝の中に倒れ込んできた。
「疲れたわ……」
「大丈夫か?」
地面に腰掛けていたユキの膝を枕にして、地面の上に寝転がるカナタ。
ユキは服が汚れると思いつつも、カナタを注意はしなかった。
「殴った方が、楽やってんけどな……」
「……それが、この世界だ」
ユキもカナタも、可能な限り人殺しは避けてきた。
店に来るのはチンピラレベルだからぶん殴る程度で済ませられるが、それでも自分の身を守る為に、相手を殺さなければならない時もある。
今回もまた、相手を殺さなければならない状況だった。
だから、カナタは火縄銃を構えた。慣れた手つきで装填し、三十秒にも満たない時間で撃ち放ったのだ。自分の心情よりも、相手の命を助けることを優先して。
「で、お前達に火縄銃を仕込んだ家って、何やってたんだよ?」
カナタは精神的に疲れたのか、今は目を閉じている。代わりにユキが、その問いに答えた。
「雑賀衆の、鈴木孫一って人間をご存知ですか?」
「いや、知らないな……前世の有名人か?」
ブッチの祖先は恐らく、『地球』世界における、アメリカの西部開拓時代の人間だろう。日本との接点はなかったはずだ。
だから知らなくても、当たり前と言えば当たり前かもしれない。
「昔、俺達のいた国で火縄銃の名手だった一党、雑賀衆の頭領に代々引き継がれる名前です」
ブッチの手には、廻転銃が握られているホルスターから抜き身にしたまま、銃口を下に向けている。いざという時は、すぐに撃てるようにする為だ。
周囲への警戒を怠らないまま、ブッチはユキの話に耳を傾けている。
「前世での俺達は……その子孫でした」
時代に似つかわしくない武器を振り回す、ふざけた連中だと、かつてのユキは思っていた。
火薬の作り方も、銃の仕組みも……撃ち方も強引に習得させられた。昔起きたという世界大戦でも大して使われなかったというのに、それでも後世に伝えるべきだと、強引に。
当時のカナタは生来の気質か、火薬を悪用したかどで本家から追い出されていた。しかしその才能は本物だと、大阪の分家で半ば軟禁されていたような生活だったらしい。虐待紛いの教育が公表されたことで本家が潰れるまで、二人には自由がなかった。
実際、本当にその子孫なのかも、疑わしいところがあったというのも大きい。
なんにしても、その後自由になったユキはカナタに会いに行き、二人は共に暮らすようになった。安いアパートで、近くの定食屋でアルバイトをしながら。
……その生活を最後に、二人の前世は幕を閉じた。
「でも、今は少しだけでも感謝してますよ。そのおかげで、これまで生きてこられたんですから」
火薬を火縄銃の火皿に盛りながら、ユキはそう答えた。膝元にいるカナタに火薬を一切かけることなく火蓋を閉める手際は、その実力の高さを証明していた。
「それでも、目立つのであまり人前では、使わないようにしていたんですけどね」
「その方がいいだろうな……今後もそうしておけ」
銃が大陸の西側だけで発展している理由は、その技術力が原因である。
西側で生まれた技術なので、他の地域の職人には再現できる程の知識がないのだ。おまけに銃や火薬の量産も確立していない現状では、剣や魔法に頼らざるをえない場面には事欠かない。
しかし、火薬を量産する技術と、銃を製造できる知識が存在するとなれば、話は別だ。
例え旧式ではあっても、わずかな訓練で相手を簡単に殺せる武器があるならば、それを利用しない国はない。『ヤズ』ですら、そこまで多くの銃を用意しているわけではないのだ。
「このこと、今世の両親は知っていたのか?」
「いえ、二人が亡くなってから……自分達の身を守る為に、復元させました」
「そうか……」
結局、出発は一日遅れることになった。
その後も盗賊に襲われることなく、旅路は順調なものとなったのだが、一度襲われた事実が消えることはない。ユキが運転する時はカナタが火縄銃を携えていた。交替する時も運転しない方が肩掛けにして、いつでも撃てるよう、火縄挟みに挟んだ縄に着火することも忘れていない。
「普通、暴発を心配しないか? 火を点けたまま、火薬がこぼれでもしたら……」
「そこは、フィルの奴を信じているので……」
再び坂を登る時に、後ろから荷台を押しながら話すユキとブッチ。
火縄銃が暴発してもおかしくないと冷や冷やするブッチだが、使い慣れているユキは心配ないと、堂々と断言する。
「それに余分な火薬は払ってるので、暴発は、っと!?」
ユキは足を滑らせ、尻もちをついた。
――ダァ……ン!
「……大丈夫なら起き上がってくれるか?」
「はい……弾入れてなくて良かったぁ~」
荷台を押しているので、ブッチが手を貸してくれることはない。
暴発した火縄銃をそのままに立ち上がり、ユキは再び荷台を押す作業に入った。
「お兄良かったなぁ! 前世やったらそんなポカ、ぶん殴られとったで!」
「やかま、しいっ!」
距離があるので怒鳴り合う兄妹。ブッチは平和だ、と思いつつも、先程の空砲で盗賊の類が押し寄せてこないかと、一応周囲を警戒した。無論、荷台を押しながらなので、いざという時動作は遅れるだろうが、心構えは大事だ。
「登り切ったら、休憩するぞ……」
「分かり、ました……」
登り切るまでの間、三輪電気自動車の静かなエンジン音だけが、鼓膜を揺らしていた。
「おお、帰ったか。予定より遅いから、少し心配してたんだぞ」
「盗賊に会うてもうてな~。堪忍な、レイさん」
一日遅れではあるが、無事に帰宅した三人は、留守番していたトレイシーに挨拶しながら店内に入っていく。中は閑散としているが、あまり汚れているようには見えなかった。
「留守番だけだと暇だったからな。軽く掃除しといてやったよ」
「お~、レイさんおおきになぁ」
翌日にはすぐに営業再開できそうだと、ユキは購入した食材の一部を仕舞いながら、店内の状態を確認して回った。残りは遅れて届けてもらえる手筈になっているので、後は待てばいいだけだ。
「……ユキ坊」
「なんですか?」
店の奥にある食糧庫に荷物を運ぶユキを手伝いながら、ブッチは口を開いた。カナタもトレイシーも店の入り口の方にいるので、誰かに聞かれることはないと確認した上で、だ。
「お前等は誰か殺したら、互いを慰めるようなことはしているのか?」
「一緒に寝る位ですよ。よく殺した時のことを思い出して、一人で寝られなくなることがあるので……」
手段があるならいい、とブッチは荷物の残りを取りに行った。
「そう、一緒に寝てやるだけでいい……」
だから誰にも聞かれることのない独り言を、ユキはごちる。
「……それが、一番きついんだけどな」
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*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
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