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番外編
最後の晩餐(ケーキバース)
しおりを挟む⚠︎死ネタではないです。死ネタ嫌いなので。
作者は両思いなら死ぬな・殺すな精神でやってます。
______________________
燈真 side
「はぁ…琳冬、キスして」
「ん、ちゅぅ…♡んッ、んぅ♡♡」
琳冬にお願いすると文句1つ言わずにキスをしてくれる。琳冬の中に舌を入れれば、下手っぴな舌使いで答えてくれる。
シロップのように甘い琳冬の唾液を堪能していると、トントンと琳冬に肩を叩かれる。涙目で酸欠になったみたい。
「あは、かわいい。ん、涙も甘い…」
「うぅ…♡ね、燈真」
涙を舐め取ると、琳冬が袖を引っ張ってきた。
「どうしたの?抱っこ?」
「ち、違うよ!俺子供じゃないもん…!!あのね?あんまり、無理しなくていいよ?俺のこと、食べたいたら食べてよ」
何を言い出すのかと思えば。琳冬は最近、オレに食べたいなら食べてと言うことが多くなってきた。
食べないのは食べたくないからだよ、食べたかったら既に食べてる、等と言ったのはつい先週なのに。
「琳冬?何回も言ったけど、オレは琳冬のことを大事にしたいんだよ。ずっと一緒にいて欲しいの、わかってよ」
「…それは、俺だって燈真とずっと一緒にいたいけど……俺のこと食べたら燈真の中に俺がいるよ?」
「ッそんなこと言わないで!琳冬のこと食べたら、こうやって琳冬に触れなくなるじゃん!!
ずっと一緒にいるって約束したんだから……勝手に誰かに食べられてオレの前から消えたりしたら許さないよ」
琳冬を抱きしめて脅すように耳元で囁く。何のために琳冬を監禁までして大事に大事にしてると思ってるんだ。
「大丈夫だよ、死期が近くなったら食べてあげる。それまではずっと一緒。死ぬ時も、絶対一緒だから」
「と、燈真…」
オレは大丈夫だよ。
だって、外で沢山食べて来てるんだから。
琳冬は、
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