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第一章 愛の重さ
9話 そうだ、合コンへ行こう!(お誘い)
しおりを挟む「神澤!今度の土曜日に合コンあんだけど、お前も来ね?女の子みんなかわいいしさ、お前の分の食事代は払ってやるから!」
平日の朝。隣りの席に座ってきた人に言われる。この人は確か…榊原 太誠、だったか?
俺は人の顔なんて覚えるの苦手なのに、みんなはよく覚えられるよな。
「それで?どう?俺、お前に合コン来て欲しいんだよ。退屈にはさせないからさ!」
「えっと…ちょっと待って……うん、いいよ。土曜日は空いてるから。俺も合コン行く」
その日は丁度燈真が彼女の家に泊まりに行くって言ってたからな。俺が合コン行ったところでバチは当たらないだろう。
「マジ!?サンキュー!じゃ、土曜日の日程は連絡するから、連絡先交換しようぜ!」
「ん、いいよ」
メールアプリのお友達欄に"太誠"が追加される。あとは親と燈真のもののみ。
今回の合コンで友達できたらいいな。
___________
「ね、燈真」
「ん?なに、どうしたの?」
「今度の土曜日…」
「今度の土曜日は彼女の家泊まるから、家には帰って来ないよ?前にも言ったでしょ?」
「うん!わかってるよ、えへへ」
「…ふーん?」
やっぱり念には念を入れないと。燈真が来たら合コンどころじゃなくなっちゃうからな。
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