3 / 66
第一章 愛の重さ
2話 理不尽な先輩
しおりを挟む「琳冬、おいで」
「…燈真先輩、香水臭い」
「いいから、おいで」
「……」
俺は言われた通りに先輩の方へ行き、座っている先輩の膝に跨って向かい合うように座る。
「いい子。琳冬は本当にいい子だね」
背中から腰にかけて上下に撫でられる。
「…せんぱ、」
「琳冬、2人きりの時は名前で呼ぶ約束だろ?いい子だから、ちゃんと約束守って」
「…はい」
燈真は変わらず俺の背中を撫でる手を腰で留める。
「…ぁ、燈真、?」
「ねぇ、今日は昨日より話した人数多かったよね?距離も近かったし…浮気でもしてるの?」
「…ッ違う!…俺は浮気してないもん……」
俺は思わず燈真から目線を外す。浮気してる人に浮気を疑われるなんて、誰がこんな理不尽に耐えられようか。
「違うならどうして顔を背けるの?ほら、こっち向いて」
「…やだ」
俺は少しでも抵抗したくて更に顔を背ける。ふとヤバイ、と思った時には既に遅かった。
乱暴に頬を片手で掴まれ、無理矢理顔を合わせられる。もう片方の手は首根っこを掴んでいる。
「いた、痛い、、燈真、ごめんなさい、ごめんなさ…」
「琳冬。ちゃんと言うこと聞かない子はお仕置きが必要だね?」
「ぁ、、やだ、やだ、ごめんなさい…!」
必死に燈真から離れようと手足を動かすが、到底力では燈真に勝てない。
「暴れないで。早く四つん這いになって」
「ぁ、うぅ…」
「そう、いい子」
「あっ…♡」
する…♡と服越しに尻を撫でられ、腰が動く。その後も燈真の手はしつこく俺の尻を撫で回す。
「ぁ…♡あぅ~…♡♡……はぎゅッ♡♡♡!?」
ぱしんッ!!と不意に尻を叩かれ、甘イキする。叩かれた後のジンジンと痛む尻をまた撫でられる。
「ぁ、♡燈真、ごめんなさい、♡♡ゆるしてください…♡♡♡ぃ"あ"ッ♡♡♡!?」
再度叩かれた時、今度はガクッ♡と腰が揺れ、呆気なく絶頂を迎える。
燈真に調教されたこの身体は、燈真からの刺激を全て快楽だと受け取っている。
「琳冬、誰がイっていいって言った?」
「ぁ……」
「悪い子。やっぱり琳冬にはこういうお仕置きは向いてないね?」
_____明日、いつもの所においで
22
お気に入りに追加
387
あなたにおすすめの小説
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる