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第50話

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「なななんだあれは!あの飛んでいる物はモンスターか?」

地上でそんな騒ぎになっているとは知らずにレンは。シルバードに乗ったままジークの門まで飛んできてしまったのだ。

「あ、しまった!シルバードでここまで飛んで来てしまったよ……。まぁ仕方ないな!このまま着陸するか……」

「そうですね、このまま森に戻ったらもっと騒ぎになると思いますね」

「ご主人様の失敗だね」

「やっぱりそうだよな……ブライが怒ってそうだな」


「ん?あれは下りて来るのか?……んんっ!あれはレン達か?」

空を見上げていたブライが、降りてきた物に乗っているレン達を見て。安堵の溜め息をはいていた。

「ふぅ~大丈夫だあれはレン達だ!よしみんな警備に戻れ!俺がレンに事情を聞いてくるよ!」

そうブライが言うと何人かは、その場を離れ残りは周りを警戒していた。


「ただいまブライどうしたんだそんな恐い顔して?何かあったのか?」


レンは何事も無かったかのようにブライに話しかた。


「何が何かあったのか?だ!なんだあれは?突然あんな物が飛んできたら誰でも警戒するだろ!」

「はは……やっぱり?……いや~ごめん!本当は森で降りようとしたんだけど。すっかり忘れていてそのままここまで来てしまったよ!はは……」

「たく!しょうがねぇ奴だな……で、あれはなんだ?」

「あああれは!俺が作った乗り物でシルバードって言うんだよ。……ラクス!」


そうレンが言いラクスにここまで浮遊で持って来てもらった。

「ご主人様持って来たです!」

「ああ、ありがとうラクス。ブライこれがシルバードだよ。移動手段に使うんだ!馬車や馬と同じだなただこれの場合は、俺の魔力が必要何だけどな」

「成る程ね……よく分からんが凄い物何だろうな……でも。あまり人前では使わない方が良いかも知れないな……何があるか分からないからな……」

「もしかして、盗まれるとかか?それなら大丈夫だよ」

「ラクス!シルバードを収納してくれ!」

「ハイです!」

ブライの目の前でシルバードが突然姿を消した事で。ブライを含め周りを警戒していた者達が口を開けたまま呆然としていた。

「ブライ?……おーい!聞こえるか?……」

「ん?ああ、大丈夫だ!今のは?」

「ああ、あれはまぁ秘密だ!そんな訳で盗まれるとかは心配無いからな。それにもし俺達にちょっかいかけてきたらどうなるかは、分かると思うけどな」

「ああ確かにそうだよな。でもそれでも手出ししてくるのは、よっぽどのバカか金に目が眩んだ奴だなだから油断はするなよ?」

「ああ、分かった警戒はしておくよ!……それと今日のクエストは成功したよ。ついでにクイーンも倒したけどな」

「流石レンだな!ハーピークイーンまで倒すとは」

「いやハーピーとハーピークイーンを倒したのは。俺じゃなくて、ラミアスとラクスの二人だよ!俺はほとんどと言うか、何もしてない……いや、させてもらえ無かった」

レンはブライに悲しい顔で訴えていた。それを見ていたラミアスがジロリとレンを睨んだのだ。

「ああなるほどね!ハーピークイーンは確か!」

と、ブライが何かを言おうとした時、ラミアスから鋭い殺気をむけられた。


「レン?お前いったい何をした?」

そうブライはレンに小さな声で確認した。レンはブライに何があったかを小声で話した。


「なるほどそれはレンが悪いな。でも?そんなに凄い大きさだったのか?」

「ああ、あれは凄かったぞ。なんたってこの位の大きさだっんだからな」

レンは両手で形を表現して説明をしたら、ブライだけではなく、後ろで警戒していた者達が一斉に声を上げた。

「「「うおー凄いなそれは!」」」

「確かにそれなら触ってみたいと思うな!」

一人の男がそう言うと他の男は

「俺なら死に物狂いで触るな!」

そんな事を言い、更に凄いのは

「俺なら間に体ごと挟まれるぜ!」

そんな事を言うと周りの男たちから

「お前は勇者なのか!」

「お前は神にでもなるつもりなのか!」

と、称賛の声があがっていた。

「そうだろ!俺と同じ思いの人達が居て俺は嬉しい!君達とは同士になれそうな気がするぞ!」

「ああ!我等こそ同士と呼ばせて貰いたい!同士レン!これからもオッパイをいや!巨乳なオッ○イを神として崇めて行こうではないか!」

「いやそれは違うぞ!同士よ!オッ○イは小さくてもそこには。夢と希望が詰め込まれているんだ!だから小さくてもそれは同じオッパ○!ああオッ○イは、そこにあるだけで輝いているんだ。だから!俺は誓おう!小さいオッパ○でも大きなオッパイでも俺は全てを愛すると!」


「「「「おおおお!なんて素晴らしい」」」」

「あなたこそオッパ○の神より遣わされた。教祖様とお呼びしましょう!教祖レン様これからも我等を正しいオッ○イのあり方を教え願います!我等オッ○イ神の為に」

「ああ!分かった!お前達がそこまで言うのなら、私がお前達をオッ○イ神を導こうではないか!ハッハハハハ!ハグワッ!」


そんな事を叫びだしたレンと部下にブライは。呆気にとられ遠い目をしていたら。突然背中が寒くなって辺りを見回したら。ラミアスとラクスの目が冷たい眼差しになってレン達に近づいていた。

「レン様!いい加減にしてください!」

「ご主人様!めっ!」

ラミアスとラクスはレンの頭を殴りつけて。周りの門番を睨みつけ、気を失ったレン手を二人で片方づつ掴みレンを仰向けにして引っ張って行った!

「おじさん!通って良いよね!」

「ああいいぞ……」

ブライはラミアスの迫力に負けて、そう言うしかなかったのだ。そして二人の女性に引きずられて連れていかれるレンを見て。


「ラミアスお前はなんて、強くなったんだ!……そして、レン!……生きろよ!」

そんな事を口に出していたら部下達は

「教祖レン様必ず生きて下さい!我等がオッ○イ神の為には、あなたが必要なのです!」
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