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第27話
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レンはラミアスに腕を引っ張られジークの町を歩いていた。
「おーいラミアス?」
ラミアスはレンの声が全く聞こえていないようだ。レンはそれならばと強引に足を止めて、ラミアスの動きを止めてしまった。
「きゃっなんですか!」
「いやさっきから呼んでるのに気づかないから、強引に止めた」
「あ、申し訳ありません。つい早くレン様を私の家にお連れしたいと集中してました。それで何かありましたか」
「いや何かと言うか、ラミアス今の状態分かる?」
レンがラミアスに尋ねると、ラミアスが自分とレンが腕を組んで歩いてる事に気がつき、みるみる顔が真っ赤になりながら腕を放した。
「わわっ申し訳ありません!」
「いや、俺としては別に離さなくて良かったけど……いいやむしろ離したくなかった!あの腕に当たるおっぱいの感触が気持ち良かったから!」
そんな事をレンが言うと、ラミアスは更に顔を赤くして俯いてしまった。
「はにゅ~う……恥ずかしいです……レン様のエッチです」
(うっヤバい、めちゃラミアスが可愛いんですけど、これからラミアスと一緒に暮らすって言うのに
大丈夫かぁ俺?我慢出来るかな……)
「まぁ……なんだ、とりあえずラミアスの家に行く前に、魔道具屋に寄りたいんだがいいか?」
「は、はい!……それではご案内しますこちらです」
俯いていたラミアスはとっさに顔を上げて、レンを魔道具屋に案内した。
(ここか、近くでみると色々あるな。おそらく火を点けるライターらしき物、風を出す扇風機みたないな物、水を出すような物などがあった。おや……あれはなんだ?魔石?でも、色が無いけどあれは無属性?)
それはカウンターの奥の下に置いてあった。見た感じは魔石なのだが色が付いてない、魔石はその属性によって色が違う、レンの持っている火の魔石は赤色をしている。
「なぁラミアス、あそこの色の無い魔石は何の属性だ?」
「あれは交換した魔石です。魔道具は魔石の魔力を使いきると無色になるんです。それを新しい魔石と交換する事で安く済むんですよ」
(なるほどね、日本でも本体ごと買ってバッテリーが無くなったら、バッテリーを買うのと同じか……もしかして!)
「あの使いきった魔石に、また魔力を入れたら使えないのか?」
今や地球では、使えなくなったバッテリーをリサイクルして、またバッテリーを作る技術がある。それならば魔石でも出来るのではと考えたのである
「えっとそれは分からないですね。そもそも普通の人は魔力が少ないですからね、道具を使う魔力は有りますけど補充する事は出来ないと思います」
(なるほどね……魔法を使うにも厳しいって言っていたしな……でも、試してみる価値はあるな!俺の魔力は無限だし!)
そう考えカウンターに居る髭もじゃ小太りの店主に声をかけた。
「オヤジさんちょっといいかい?」
「おうなんだい坊主?何か買うのか?」
「ああ、買うと言うかちょっと相談何だが、そこの使い終わった魔石を譲って貰えないかい?」
「ああ?何だってそんなもの欲しいんだ?もう魔力も無いから使えないぞ?別に構わないぜどうせ捨てるだけだしな、こっちも捨てる手間省けるから好きなだけ持って行け」
「ありがとう。じゃあお言葉に甘えてそこにある全部貰えるか。それとこの水が出る魔道具と火の着く魔道具ももらえるか」
レンは店主に大きな箱に入っている魔石を貰ってから、魔道具の料金を払って店の外に出て行った。
(流石に店の中で、収納使う訳にもいかないしここの物陰でいいか)
「ラクス収納してくれ」
『はいご主人様!』
ラクスが収納してから二人は、ラミアスの家に向かった。
「レン様着きました。ここが私の家です」
そこは平屋の大きな家で、石と木造で出来ていた。
「結構大きいな、ここに一人だと持て余すな」
「はいそうですね。以前は家族で住んでいましたので大きくは感じませんでしたけど、一人だと大きく感じました。それでは中入りましょう」
中に入ると4LDKの部屋になっていた。ラミアスの部屋と両親が使っていた部屋に客間らしき部屋、真上から見たらL字のような作りで裏庭があった。
「レン様はこちらの客間を自由にお使い下さい。今から夕飯の用意をしますので、出来ましたらお呼びします」
そう言われて時計を見たら18:00を過ぎていた。
「もうそんな時間になっていたのか気づかなかったな、とりあえずご飯が出きるまでさっき貰った魔石に魔力を入れてみるか………お!入って行くなこんなもんかな?でも、これは俺の魔力だよな?俺の魔力は属性が無いから魔道具には使えない?………いや待てよ考え方を変えてみよう。俺の魔力をバッテリーに使えるなら、俺の無限鍛冶で作る武器につかえるかな……それと、もしかしたらあれも作れるか?」
レンは魔石とミスリル鉱石、おなじみの鋼鉄製六角を取り出し無限鍛冶で作ってみた。
「お、出来たなこれなら、反動はあまりになくて威力もあるな」
レンが何を造ったかというと、リボルバーの拳銃を作ったのであった、形は某漫画の主人公が使ってた357マグナムを真似てみた。
「よしこれで、俺もこの世界のゴミを掃除してやるか!」
と、言っていたら遠くの方でラミアスがご飯ができたと呼んでいた。
「レン様ご飯が出来ました、こちらへいらしてください!」
「おーいラミアス?」
ラミアスはレンの声が全く聞こえていないようだ。レンはそれならばと強引に足を止めて、ラミアスの動きを止めてしまった。
「きゃっなんですか!」
「いやさっきから呼んでるのに気づかないから、強引に止めた」
「あ、申し訳ありません。つい早くレン様を私の家にお連れしたいと集中してました。それで何かありましたか」
「いや何かと言うか、ラミアス今の状態分かる?」
レンがラミアスに尋ねると、ラミアスが自分とレンが腕を組んで歩いてる事に気がつき、みるみる顔が真っ赤になりながら腕を放した。
「わわっ申し訳ありません!」
「いや、俺としては別に離さなくて良かったけど……いいやむしろ離したくなかった!あの腕に当たるおっぱいの感触が気持ち良かったから!」
そんな事をレンが言うと、ラミアスは更に顔を赤くして俯いてしまった。
「はにゅ~う……恥ずかしいです……レン様のエッチです」
(うっヤバい、めちゃラミアスが可愛いんですけど、これからラミアスと一緒に暮らすって言うのに
大丈夫かぁ俺?我慢出来るかな……)
「まぁ……なんだ、とりあえずラミアスの家に行く前に、魔道具屋に寄りたいんだがいいか?」
「は、はい!……それではご案内しますこちらです」
俯いていたラミアスはとっさに顔を上げて、レンを魔道具屋に案内した。
(ここか、近くでみると色々あるな。おそらく火を点けるライターらしき物、風を出す扇風機みたないな物、水を出すような物などがあった。おや……あれはなんだ?魔石?でも、色が無いけどあれは無属性?)
それはカウンターの奥の下に置いてあった。見た感じは魔石なのだが色が付いてない、魔石はその属性によって色が違う、レンの持っている火の魔石は赤色をしている。
「なぁラミアス、あそこの色の無い魔石は何の属性だ?」
「あれは交換した魔石です。魔道具は魔石の魔力を使いきると無色になるんです。それを新しい魔石と交換する事で安く済むんですよ」
(なるほどね、日本でも本体ごと買ってバッテリーが無くなったら、バッテリーを買うのと同じか……もしかして!)
「あの使いきった魔石に、また魔力を入れたら使えないのか?」
今や地球では、使えなくなったバッテリーをリサイクルして、またバッテリーを作る技術がある。それならば魔石でも出来るのではと考えたのである
「えっとそれは分からないですね。そもそも普通の人は魔力が少ないですからね、道具を使う魔力は有りますけど補充する事は出来ないと思います」
(なるほどね……魔法を使うにも厳しいって言っていたしな……でも、試してみる価値はあるな!俺の魔力は無限だし!)
そう考えカウンターに居る髭もじゃ小太りの店主に声をかけた。
「オヤジさんちょっといいかい?」
「おうなんだい坊主?何か買うのか?」
「ああ、買うと言うかちょっと相談何だが、そこの使い終わった魔石を譲って貰えないかい?」
「ああ?何だってそんなもの欲しいんだ?もう魔力も無いから使えないぞ?別に構わないぜどうせ捨てるだけだしな、こっちも捨てる手間省けるから好きなだけ持って行け」
「ありがとう。じゃあお言葉に甘えてそこにある全部貰えるか。それとこの水が出る魔道具と火の着く魔道具ももらえるか」
レンは店主に大きな箱に入っている魔石を貰ってから、魔道具の料金を払って店の外に出て行った。
(流石に店の中で、収納使う訳にもいかないしここの物陰でいいか)
「ラクス収納してくれ」
『はいご主人様!』
ラクスが収納してから二人は、ラミアスの家に向かった。
「レン様着きました。ここが私の家です」
そこは平屋の大きな家で、石と木造で出来ていた。
「結構大きいな、ここに一人だと持て余すな」
「はいそうですね。以前は家族で住んでいましたので大きくは感じませんでしたけど、一人だと大きく感じました。それでは中入りましょう」
中に入ると4LDKの部屋になっていた。ラミアスの部屋と両親が使っていた部屋に客間らしき部屋、真上から見たらL字のような作りで裏庭があった。
「レン様はこちらの客間を自由にお使い下さい。今から夕飯の用意をしますので、出来ましたらお呼びします」
そう言われて時計を見たら18:00を過ぎていた。
「もうそんな時間になっていたのか気づかなかったな、とりあえずご飯が出きるまでさっき貰った魔石に魔力を入れてみるか………お!入って行くなこんなもんかな?でも、これは俺の魔力だよな?俺の魔力は属性が無いから魔道具には使えない?………いや待てよ考え方を変えてみよう。俺の魔力をバッテリーに使えるなら、俺の無限鍛冶で作る武器につかえるかな……それと、もしかしたらあれも作れるか?」
レンは魔石とミスリル鉱石、おなじみの鋼鉄製六角を取り出し無限鍛冶で作ってみた。
「お、出来たなこれなら、反動はあまりになくて威力もあるな」
レンが何を造ったかというと、リボルバーの拳銃を作ったのであった、形は某漫画の主人公が使ってた357マグナムを真似てみた。
「よしこれで、俺もこの世界のゴミを掃除してやるか!」
と、言っていたら遠くの方でラミアスがご飯ができたと呼んでいた。
「レン様ご飯が出来ました、こちらへいらしてください!」
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