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2章

第13話

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「待てこらー逃がさないぞ!」

「待てって言ってんだろうがー!」

ハァハァ……ヤバい!追いつかれる!だから僕は走るのが苦手なんだよ!しつこい奴等だな!

『それはそうじゃろう?何たってあの市場を壊滅させたのじゃからな!奴等が怒るのも仕方あるまいのじゃ。』

でも壊したのはあの動物達じゃないか!僕等がやった証拠は無いだろ?

『いや……あの動物達が儂等のと言うよりシノブお主を追いかけて来ているか、儂等が何かしたと思われておるんじゃないか?』

……う、それは僕のせいじゃない!

『まぁ儂の首輪が取れて人化を解いてしまえば!あんな奴等相手にもならぬのじゃがな……』

「セイ!」

「グワァー」

「いてぇー」

「うわぁなんだ!矢が飛んできたぞ!」

「シーノーーブ!」

突然追いかけて来ていた男達の悲鳴が聞こえたと、思ったら上空から僕を呼ぶ声が聞こえ僕が空を見上げると、黒いセクシーなパンツを見せながらシズカが落ちてきた。

「シズカ!危ない!」

僕がシズカに叫ぶとシズカはなんて事もないように僕の前に着地した。そしてそのまま僕に駆け寄り抱きついてきた。

「シズカ?」

「良かったわ!シノブ!建物の入口を屋根の上で見てたら突然人間と動物達が走ってきて、その後ろ人相の悪い奴等が追いかけて来てたから見てたら、前を走ってるその中にシノブの匂いがしたからもしかしてと思って奴等に攻撃して正解だったわ!」

「あ!姫様!奴等の増援です!早く此処を逃げましょう!」

「そうじゃな!シノブ!」

「そうだな!シズカ詳しい話しは逃げ切れてからにしよう!」

「ええそうね!詳しくき、き、きたいわね!なんで狼を助けに行って女の子と綺麗な女性がこんなに居るのかをね!」

「ん?何か誤解しているだろ?シズカ?まぁそれより!思い出した事があるんだ!試してみる価値はある!カガリちょっと首を出して。

「ああ良いのじゃ?じゃが急げよその試す事と言うのは!」

「ああ直ぐ終わる!」

もし僕の考えに間違い無ければ出きるはずだ!僕はカガリの首輪に手をそえるとスティールのスキルを使う。するとカガリの首にあった首輪が消え僕のアイテムボックスの中に入った。

「おお!取れたのじゃ!凄いのじゃシノブ!」

「良し!やっぱり出来た!じゃあ次は紅さん!」

さっきシズカのセクシーパンツを見て思いだしたんだよね!宝物庫で僕のスマホを取り返えそうとした時に縞パン少女が履いてるパンツをスティールした事を!だからもしかしてその人が持っている物だけじゃなくて、体に身に着けている物もスティール出来るとね!

「はい!よろしくお願いします!」

僕がカガリの首輪を取ると周りの奴隷達も驚き、騒いでいたが先ずは紅さんのを外してからだな!すると、紅さんは僕の前に来て顔を近づけてきた!え!近い近い!しかもいい匂いだ!いやいかん!

「じゃあいきますよ?……」

「あ!取れましたありがとうございます!シノブ様!ちゅ♪」

「うわぁ!」

「あーずるい!クーちゃん!私もしたい!」

僕が紅さんの首輪を取ると、突然紅さんが僕の頬にキスをしてほう刷りをしてきた!

「あなたシノブになにするの!」

「え?何と言われましても?私なりのお礼ですよ?」

「紅お主は相変わらず天然じゃな!」

「そんな事より早くここを逃げよう!」

「そうじゃなそれじゃあシノブ!儂に乗るがいい!」

カガリがそう言うとカガリが突然光出し、光が消えるとそこにはキングホワイトウルフより少し小さな白い狼がいた!

『さぁ乗るのじゃ!シノブ!』

カガリがその場にしゃがみ込んで僕が乗りやすい様にしてくれた!

「じゃあ遠慮なく乗るぞ!」

僕はカガリの背に跨がると、毛がフワフワで温かくて気持ち良かった。それを見ていた奴隷達の何人かが、森の賢者様と言っていたのが聞こえた。

『じゃあ皆の者ついて参れ!』

カガリが皆に念話を飛ばすと皆が頷きまた走り出して、その場から逃げ出した。



「おいあれは?森の賢者様じゃ無いのか?そんな方を俺達は追い掛けていたのか!これはマズいだろ!早く親方様に報告しないと!」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

何故!私が王宮の地下にある牢屋なんぞに入れられなくてはならないんだ!それもこれもあの異世界人のせいだ!確かシノブとか言っておったな!クソ!後少しでこの国は私の物になったのに!だが!このままでは済まさないぞ!あの兵士共は儂の武器を取り上げただけで安心しているがまだ私には、切り札があるんだからな!馬鹿な奴等よ私のこの上着の裏に書かれている魔法陣を使わせるとはな!もうこの国がどうなろうと知った事じゃない!はっはっは!もう少しお待ち下さい!我が王よ!もう少しもう少しで復活させてさしあげます!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お読み下さりありがとうございます。

誤字脱字、感想をお願いします。

次回で2章を終わりにしたいと思ってます!……多分……おそらく……そして3章からタイトルを変更します。それと変更点があります。


シズカのステータスにあるアクティブスキル

【トリプルファング】【貫き討ち】



【鷹の目】だけにします


何故変えたかと言うとそれはこの物語りを読んで見てくれれば分かると思います!多分……。ただ作者が俺tueeeeee系を書くのが苦手なんじゃ無いんだからね!

まぁその辺は読んで感じてもらえるといいなと思います。シズカの設定はこれが上がるときに直したいと思います(>_<)ゞ



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