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第5話
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母熊の視線の先に居たのは、二足歩行の1匹のブタが居た。それはオークと呼ばれる魔物。そう夕べ食べた肉である。
オーク?何故こんな所に……あれ?確かオークって群で居るって言ってたよな?……まさか!
1匹のオークの後ろから、更に姿を現してくオーク達その数。50匹以上それと、普通のオークが2mだとしたら、更に大きなオークが1体3m近い大きさの巨漢で鎧を着ていた。
『あんたら何しに来たんだい?』
『何しにきただ?ブヒ……てめーよくも俺様の仲間を殺してくれたな!ブヒ』
『ああ!その事かい。あれは奴らから攻撃して来たから仕方無しで、相手してやっただけだよ!』
母熊が鎧を着たオークの言葉を返すと、鎧を着たオークが顔を真っ赤にして睨みつけていた。その時1匹のオークが母熊に棍棒で殴りかかったが、母熊は斧を一振りでそのオークを倒すと、棍棒と肉の塊を残しオークが消えた。
『てめー!もうゆるさん!おまえ達あいつらを1人残らず殺せ!ブヒ』
鎧を着たオークが叫ぶと、他のオーク達が一斉に襲い掛かってきた。
不味い!このままじゃ小熊達が危ない!そお思い小熊達をみると、小熊達の前に母熊が立ち庇いながらオークを倒していた。それに小熊達も母熊の後ろから石を投げてオークを倒していた。
え?小熊達の投擲ってあんなに速かったのか?あの時は必死で避けてたから実感無かったけど、今見るとあれ……200キロ越えてるぞ……一撃でオークの頭を撃ち抜いてるし。それでも数は居るから俺も倒しますか!
1匹のブラックドックが、口にショートソードを咥えながらオークの群れの中を、駆けずり回り次々とオーク倒していた。そしてそのブラックドック前に鎧を着たオークが立ちふさがった。
『てめー!なにもんだ!ただのブラックドックじゃねえだろ?ブヒ』
『俺か?確かに俺はただのブラックドックじゃねえ!俺はモフモフ王になる男だ!だからな俺の大切なモフモフ達に危害を加える奴等は、誰であろうと許さねえ!覚悟しな!』
『てめーハイオークの俺様に勝てると思って居るのか?ブラックドックの分際で!グチャグチャになりやがれ!ブヒ』
ハイオークは手に持大きな棍棒で、殴りかかってきた。それを楽々と避けて太腿にショートソードで斬りつけた。だがハイオークの肉厚で塞がれ軽い傷しかつけれなかった。
ちっ!肉厚があり堅くて刃が通らねえ!……さてどうするか?
『なんだそんな攻撃で俺様を倒すつもりか?俺様には効かない。ブヒ!』
その後も攻撃を回避しながら、少しずつ傷を与えてはいるけど、決定的な攻撃を与える事が出来ないでいた。
畜生!あの肉の塊!刃が通らねえ!しかも頭を狙うにしても。兜で守られてるから攻撃出来ない。……仕方ない。恐いけどあれをやるか!
『へっ!どうしたもうお仕舞いか?それならさっさと俺様の攻撃で死ねブヒ!』
ハイオークに向かって真っ正面から間合いを詰め走ると、ハイオークも詰めてきて俺はハイオークの攻撃範囲に入ると、【陰分身】を使い分身をハイオークの顔面目掛けて飛びつき。それを見たハイオークはあざ笑いながら棍棒を振り落としてきた。だが分身が消え気がつくと目の前に、両手でショートソードを掴んだブラックドックがショートソードを突き刺して来ていた。
『なっ!バカな!何でそんな事ができ……』
ハイオークは訳も分からずのまま、顔面にショートソードで突かれて死んでいった。そこに残るのは、大きな肉の塊とハイオークが着ていた鎧だけである。
『ふ~なんとか倒せたな……でも上手く行って良かった。母熊の時は背中側からだったのと、動揺していたから上手く行ったけど。今回は正面からだったからな……タイミングは計っていたけどでも、正面からは怖かった……あ、そうだ母熊達は?』
母熊達の方を見ると、そこでは全てのオーク達を倒した後で母熊と、1m半位の熊3匹がオークの肉を食べていた。
あれ?小熊達大きくなってる?確かさっきまで、80~90cm位の大きさだった筈?兎に角行ってみよう。
俺はハイオークの肉と鎧をアイテムバックに入れて、母熊達の下に向かった。
『お。無事だったかい!良かったよ』
『ああなんとかな!それよりこの子達は?』
俺の言葉で母熊は理解して、説明をしてくれた。それは小熊達もオークを何匹か倒した事で。進化したらしく今は、ミドルベアーと言うらしい。さっき迄はスモールベアーだったらしく。ついでに母熊は何かと聞いたらビックベアーらしい。
『そうだ!これも食べな』
俺はハイオークの肉を小熊達の前に出すと、小熊達はハイオークの肉も食べ始めた。
『すげーうめー!あんちゃん!この肉こっちの肉よりうめーぞ!』
『ホントだこれのがおいしい』
『お兄ちゃんこの肉おいしいよ』
小熊達は進化した事で言葉が上達したみたいだな。さっき迄の舌っ足らずなのも良かったけど、これはこれでいいね。それよりハイオークの肉のが質が良いのかな?
『そうなのか?どれどれ……』
俺もハイオークの肉を食べると、それは上質な豚肉のような物だった。まるで上ロースを食べてるみたいだ!これはおいしいな。
『確かにおいしいな』
俺の言葉を聞いて母熊も食べると、満足そうに食べていた。
『私もこんなの初めて食べたよ!』
俺達は肉を食べ終えると、洞窟の中に入り休憩する事にした。ついでにハイオークの着ていた鎧を母熊に着けてみたら。大丈夫そうだったのでそのままあげることにした。
『本当に良いのかい?』
『ああ、どうせ着れないしな』
さてじゃあ少し昼寝でもするかな。流石に疲れたしな。
オーク?何故こんな所に……あれ?確かオークって群で居るって言ってたよな?……まさか!
1匹のオークの後ろから、更に姿を現してくオーク達その数。50匹以上それと、普通のオークが2mだとしたら、更に大きなオークが1体3m近い大きさの巨漢で鎧を着ていた。
『あんたら何しに来たんだい?』
『何しにきただ?ブヒ……てめーよくも俺様の仲間を殺してくれたな!ブヒ』
『ああ!その事かい。あれは奴らから攻撃して来たから仕方無しで、相手してやっただけだよ!』
母熊が鎧を着たオークの言葉を返すと、鎧を着たオークが顔を真っ赤にして睨みつけていた。その時1匹のオークが母熊に棍棒で殴りかかったが、母熊は斧を一振りでそのオークを倒すと、棍棒と肉の塊を残しオークが消えた。
『てめー!もうゆるさん!おまえ達あいつらを1人残らず殺せ!ブヒ』
鎧を着たオークが叫ぶと、他のオーク達が一斉に襲い掛かってきた。
不味い!このままじゃ小熊達が危ない!そお思い小熊達をみると、小熊達の前に母熊が立ち庇いながらオークを倒していた。それに小熊達も母熊の後ろから石を投げてオークを倒していた。
え?小熊達の投擲ってあんなに速かったのか?あの時は必死で避けてたから実感無かったけど、今見るとあれ……200キロ越えてるぞ……一撃でオークの頭を撃ち抜いてるし。それでも数は居るから俺も倒しますか!
1匹のブラックドックが、口にショートソードを咥えながらオークの群れの中を、駆けずり回り次々とオーク倒していた。そしてそのブラックドック前に鎧を着たオークが立ちふさがった。
『てめー!なにもんだ!ただのブラックドックじゃねえだろ?ブヒ』
『俺か?確かに俺はただのブラックドックじゃねえ!俺はモフモフ王になる男だ!だからな俺の大切なモフモフ達に危害を加える奴等は、誰であろうと許さねえ!覚悟しな!』
『てめーハイオークの俺様に勝てると思って居るのか?ブラックドックの分際で!グチャグチャになりやがれ!ブヒ』
ハイオークは手に持大きな棍棒で、殴りかかってきた。それを楽々と避けて太腿にショートソードで斬りつけた。だがハイオークの肉厚で塞がれ軽い傷しかつけれなかった。
ちっ!肉厚があり堅くて刃が通らねえ!……さてどうするか?
『なんだそんな攻撃で俺様を倒すつもりか?俺様には効かない。ブヒ!』
その後も攻撃を回避しながら、少しずつ傷を与えてはいるけど、決定的な攻撃を与える事が出来ないでいた。
畜生!あの肉の塊!刃が通らねえ!しかも頭を狙うにしても。兜で守られてるから攻撃出来ない。……仕方ない。恐いけどあれをやるか!
『へっ!どうしたもうお仕舞いか?それならさっさと俺様の攻撃で死ねブヒ!』
ハイオークに向かって真っ正面から間合いを詰め走ると、ハイオークも詰めてきて俺はハイオークの攻撃範囲に入ると、【陰分身】を使い分身をハイオークの顔面目掛けて飛びつき。それを見たハイオークはあざ笑いながら棍棒を振り落としてきた。だが分身が消え気がつくと目の前に、両手でショートソードを掴んだブラックドックがショートソードを突き刺して来ていた。
『なっ!バカな!何でそんな事ができ……』
ハイオークは訳も分からずのまま、顔面にショートソードで突かれて死んでいった。そこに残るのは、大きな肉の塊とハイオークが着ていた鎧だけである。
『ふ~なんとか倒せたな……でも上手く行って良かった。母熊の時は背中側からだったのと、動揺していたから上手く行ったけど。今回は正面からだったからな……タイミングは計っていたけどでも、正面からは怖かった……あ、そうだ母熊達は?』
母熊達の方を見ると、そこでは全てのオーク達を倒した後で母熊と、1m半位の熊3匹がオークの肉を食べていた。
あれ?小熊達大きくなってる?確かさっきまで、80~90cm位の大きさだった筈?兎に角行ってみよう。
俺はハイオークの肉と鎧をアイテムバックに入れて、母熊達の下に向かった。
『お。無事だったかい!良かったよ』
『ああなんとかな!それよりこの子達は?』
俺の言葉で母熊は理解して、説明をしてくれた。それは小熊達もオークを何匹か倒した事で。進化したらしく今は、ミドルベアーと言うらしい。さっき迄はスモールベアーだったらしく。ついでに母熊は何かと聞いたらビックベアーらしい。
『そうだ!これも食べな』
俺はハイオークの肉を小熊達の前に出すと、小熊達はハイオークの肉も食べ始めた。
『すげーうめー!あんちゃん!この肉こっちの肉よりうめーぞ!』
『ホントだこれのがおいしい』
『お兄ちゃんこの肉おいしいよ』
小熊達は進化した事で言葉が上達したみたいだな。さっき迄の舌っ足らずなのも良かったけど、これはこれでいいね。それよりハイオークの肉のが質が良いのかな?
『そうなのか?どれどれ……』
俺もハイオークの肉を食べると、それは上質な豚肉のような物だった。まるで上ロースを食べてるみたいだ!これはおいしいな。
『確かにおいしいな』
俺の言葉を聞いて母熊も食べると、満足そうに食べていた。
『私もこんなの初めて食べたよ!』
俺達は肉を食べ終えると、洞窟の中に入り休憩する事にした。ついでにハイオークの着ていた鎧を母熊に着けてみたら。大丈夫そうだったのでそのままあげることにした。
『本当に良いのかい?』
『ああ、どうせ着れないしな』
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