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悲しい恋 〜if もしもの物語〜
⑺ いつまでも幸せに
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青く澄み渡る空を、見上げる。
「お天気で良かったね レオ!」
「あぁ、今日で学園に向かうのも最後だと思うと、何だか寂しいな。」
2人で学園に向かう馬車に揺られながら、馬車の小さな窓から 青空を見上げる。
今日は、2人の卒業式だ。
2人共、優秀な成績を残し、学園を卒業する。
僕は、卒業後は、領地に戻り、ライ兄上の手伝いをする事になっている。
そして、1ヶ月後、僕とレミィの結婚式を、領地で行う事になっている。
相変わらず、僕はレミィの事が大好きだし、レミィも僕の事が大好きだ。
こんな、醜いアザを持って生まれた僕をこんなに愛してくれる女の子が存在するなんて、今でも信じられない思いで、一杯だ。
「これは、神様が私に レオが私の『運命の人』だよってわかるように付けてくれた印なの。」
レミィは、いつだって そう言いながら、愛しそうに、僕のアザに触れ、そっと キスをしてくれる。
その度、僕は 嬉しくて、切なくて、愛しくて、レミィをそっと抱き締める。
愛しさが、溢れてくる。
卒業式から1ヶ月。
今日は僕達の結婚式だ。
ヴィトゲンシュタイン家が治める領地にある、1番大きな教会で、式を挙げる。
空は晴れ渡り、領民達が、僕達の結婚を祝う為、沿道に詰めかけていた。
レミィは、真っ白なウェディングドレスを身に纏い、色とりどりのバラで作られたブーケを持って、僕の隣に立っている。
2人で結婚誓約書にサインをして、誓いのキスを交わす。
両親や、兄上達家族に祝福されて、2人の結婚式はつつがなく終える事が出来た。
街をパレードしながら、屋敷に戻る。
たくさんの領民に祝福され、花びらの舞う中、2人で真っ白な4頭の馬に引かれた馬車に乗って、沿道を埋める領民達に手を振りながら、ゆっくりと屋敷に戻った。
屋敷では、夜会の準備がされ、一族の者や、近隣の貴族達に祝って貰った。
幸せな、幸せな1日だった。
そして、その夜、僕達は 名実ともに、夫婦となった。
僕の腕の中で、幸せそうに笑うレミィが、愛しくてたまらない。
僕は、これからも、ずっと レミィを愛し続ける。
一生、死が2人を別つまで。
いや、死んでもずっと、レミィただ1人だけを愛すると誓うよ。
そして、何度生まれ変わっても、きっと又、レミィを愛するよ。
僕にはレミィだけだから。
レミィ、僕が君を幸せにするからね。
ずっと、ずっと愛してるよ。
「お天気で良かったね レオ!」
「あぁ、今日で学園に向かうのも最後だと思うと、何だか寂しいな。」
2人で学園に向かう馬車に揺られながら、馬車の小さな窓から 青空を見上げる。
今日は、2人の卒業式だ。
2人共、優秀な成績を残し、学園を卒業する。
僕は、卒業後は、領地に戻り、ライ兄上の手伝いをする事になっている。
そして、1ヶ月後、僕とレミィの結婚式を、領地で行う事になっている。
相変わらず、僕はレミィの事が大好きだし、レミィも僕の事が大好きだ。
こんな、醜いアザを持って生まれた僕をこんなに愛してくれる女の子が存在するなんて、今でも信じられない思いで、一杯だ。
「これは、神様が私に レオが私の『運命の人』だよってわかるように付けてくれた印なの。」
レミィは、いつだって そう言いながら、愛しそうに、僕のアザに触れ、そっと キスをしてくれる。
その度、僕は 嬉しくて、切なくて、愛しくて、レミィをそっと抱き締める。
愛しさが、溢れてくる。
卒業式から1ヶ月。
今日は僕達の結婚式だ。
ヴィトゲンシュタイン家が治める領地にある、1番大きな教会で、式を挙げる。
空は晴れ渡り、領民達が、僕達の結婚を祝う為、沿道に詰めかけていた。
レミィは、真っ白なウェディングドレスを身に纏い、色とりどりのバラで作られたブーケを持って、僕の隣に立っている。
2人で結婚誓約書にサインをして、誓いのキスを交わす。
両親や、兄上達家族に祝福されて、2人の結婚式はつつがなく終える事が出来た。
街をパレードしながら、屋敷に戻る。
たくさんの領民に祝福され、花びらの舞う中、2人で真っ白な4頭の馬に引かれた馬車に乗って、沿道を埋める領民達に手を振りながら、ゆっくりと屋敷に戻った。
屋敷では、夜会の準備がされ、一族の者や、近隣の貴族達に祝って貰った。
幸せな、幸せな1日だった。
そして、その夜、僕達は 名実ともに、夫婦となった。
僕の腕の中で、幸せそうに笑うレミィが、愛しくてたまらない。
僕は、これからも、ずっと レミィを愛し続ける。
一生、死が2人を別つまで。
いや、死んでもずっと、レミィただ1人だけを愛すると誓うよ。
そして、何度生まれ変わっても、きっと又、レミィを愛するよ。
僕にはレミィだけだから。
レミィ、僕が君を幸せにするからね。
ずっと、ずっと愛してるよ。
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