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19 -1プロポーズ
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そろそろ、ここでの滞在も、後2日となった。
私は今日、私の一番好きな景色の見える花畑の向こうにある 領内が一望出来る丘の上で 彼女にプロポーズするつもりだ。
「カティ、昼食が済んだら案内したい所があるんだ。」
そう言って、カティを外出に誘った。
カティは嬉しそうに私に手を引かれてついて来てくれる。
2人でロロに乗って、丘に向う。
街を抜け、花畑を通って丘の上に来た。
空は真っ青で、足元に花畑。
その向こうに、街が小さく見える。
最高のロケーションだ。
カティも嬉しそうに 丘からの景色を見ている。
カティのはちみつ色の髪が、光を受けてキラキラと輝いている。
(カティは今日も、とてもキレイだ。)
私は、カティの手を取り、跪いた。
「カトリーヌ嬢、私は心から貴方を愛しています。これからの人生を貴方と共に過ごしたい。貴方を一生大切にします。どうか、私と結婚して下さい。」
そう言って、準備してきた赤い魔石の指輪を、彼女に差し出した。
彼女は アクアマリンの瞳を大きく見開いたかと思うと、その瞳から、ポロポロと 涙をこぼした。
「私も… 私も、エリオス様を愛しています。大好きです。どうか、よろしくお願いします。」
カトリーヌは そう言って、指輪を受け取り、指輪の入った箱を胸に抱き締め、涙を流していた。
そんな彼女が、愛しくて、愛しくて…
「絶対、幸せにします。」
そう言って、ギュッと彼女を抱き締めた。
彼女の涙が止まるまで、彼女の頬に、額に、瞼に、1つ、1つキスを落とす。
そして、最後に唇にそっと、キスをした。
(あーーー幸せだ。)
彼女の涙を親指で拭い、彼女の手を取って、左手の薬指に、私の瞳のような赤い魔石の指輪をはめた。
指輪は、彼女の魔力に反応して、彼女の薬指にピッタリとはまる。
この魔石は、領に帰って来てから、夜な夜な『魔の森』に入り、私が仕留めた大型魔獣の物だ。
どうしても、自分の力で 用意したかったので、がんばった。
皆が寝静まるのを待って、『魔の森』へ向い、魔獣を倒しまくった。
もちろん、カティには ないしょだ。
大型魔獣を10匹ほど仕留めて、やっと 自分の求めていた色の魔石を 手に入れた。
色も、形も、大きさも、申し分無い。
早速、領の細工物を扱う職人に婚約指輪を作ってもらうよう、依頼した。
時間の無い中、職人は物凄く 頑張ってくれた。
私が、作ってもらったのは、魔導具でもある。
指輪には、守護、呪い返し、毒無効など、身を守る為の魔法を付与している。
前のような危険な目には絶対に会わさない!!
「坊っちゃんの 一世一代の恋を 左右する指輪だ!精一杯作らせてもらいやす!」
そう、請け負ってくれただけあって、素晴らしい出来だ。
しかも、魔石が大きかったので、と言って、ネックレスにイヤリングまで、揃いで作ってくれた。
本当にありがたい。
これは、また 後で渡そう。
私の送った指輪を見つめて、少し恥ずかしそうに ニコニコ笑っている彼女が、可愛すぎる!
彼女を妻に出来る私は、本当に幸せものだ。
2人でロロに乗って、屋敷に戻り、厩舎にロロを戻して、手を繋いでお互いの部屋に戻る。
彼女の部屋にエスコートし、別れ際、カティが繋いでいた私の手をギュッと握った。
「エリィ、今日は本当にありがとうございました。本当に嬉しかったです。あの…」
そう言いながら、私にないしょ話をするように 口元に手を添えたので、私は彼女の口元に耳を寄せた。
「チュッ♡」
軽いリップ音がした。
「それじゃあ また後で…」
パタンと扉が閉まる。
「へっ?」
カティが私の頬にキスしてくれたーーー?
カティの不意打ちのキスに私の頭は真っ白になった。
ジワジワと嬉しさがこみ上げてくる。
何? 今の!?
カティが可愛すぎる!!
自室に戻り、ベッドに倒れ込んで、しばらく悶えた………
「あーーーーーっ! 幸せ!!!」
領での滞在も、明日が最終日。
明後日には王都に戻る。
今回の里帰りは、私にとって、一生忘れられない素晴らしい10日間だった。
卒業まで、後、半年。
卒業したら私は彼女の夫となる。
彼女のウエディングドレス姿はきっと、とても素晴らしいだろう。
今から楽しみだ。
あーーー 幸せすぎて 怖い!
私は、何度も何度もベッドの上で 幸せを噛み締めていた。
私は今日、私の一番好きな景色の見える花畑の向こうにある 領内が一望出来る丘の上で 彼女にプロポーズするつもりだ。
「カティ、昼食が済んだら案内したい所があるんだ。」
そう言って、カティを外出に誘った。
カティは嬉しそうに私に手を引かれてついて来てくれる。
2人でロロに乗って、丘に向う。
街を抜け、花畑を通って丘の上に来た。
空は真っ青で、足元に花畑。
その向こうに、街が小さく見える。
最高のロケーションだ。
カティも嬉しそうに 丘からの景色を見ている。
カティのはちみつ色の髪が、光を受けてキラキラと輝いている。
(カティは今日も、とてもキレイだ。)
私は、カティの手を取り、跪いた。
「カトリーヌ嬢、私は心から貴方を愛しています。これからの人生を貴方と共に過ごしたい。貴方を一生大切にします。どうか、私と結婚して下さい。」
そう言って、準備してきた赤い魔石の指輪を、彼女に差し出した。
彼女は アクアマリンの瞳を大きく見開いたかと思うと、その瞳から、ポロポロと 涙をこぼした。
「私も… 私も、エリオス様を愛しています。大好きです。どうか、よろしくお願いします。」
カトリーヌは そう言って、指輪を受け取り、指輪の入った箱を胸に抱き締め、涙を流していた。
そんな彼女が、愛しくて、愛しくて…
「絶対、幸せにします。」
そう言って、ギュッと彼女を抱き締めた。
彼女の涙が止まるまで、彼女の頬に、額に、瞼に、1つ、1つキスを落とす。
そして、最後に唇にそっと、キスをした。
(あーーー幸せだ。)
彼女の涙を親指で拭い、彼女の手を取って、左手の薬指に、私の瞳のような赤い魔石の指輪をはめた。
指輪は、彼女の魔力に反応して、彼女の薬指にピッタリとはまる。
この魔石は、領に帰って来てから、夜な夜な『魔の森』に入り、私が仕留めた大型魔獣の物だ。
どうしても、自分の力で 用意したかったので、がんばった。
皆が寝静まるのを待って、『魔の森』へ向い、魔獣を倒しまくった。
もちろん、カティには ないしょだ。
大型魔獣を10匹ほど仕留めて、やっと 自分の求めていた色の魔石を 手に入れた。
色も、形も、大きさも、申し分無い。
早速、領の細工物を扱う職人に婚約指輪を作ってもらうよう、依頼した。
時間の無い中、職人は物凄く 頑張ってくれた。
私が、作ってもらったのは、魔導具でもある。
指輪には、守護、呪い返し、毒無効など、身を守る為の魔法を付与している。
前のような危険な目には絶対に会わさない!!
「坊っちゃんの 一世一代の恋を 左右する指輪だ!精一杯作らせてもらいやす!」
そう、請け負ってくれただけあって、素晴らしい出来だ。
しかも、魔石が大きかったので、と言って、ネックレスにイヤリングまで、揃いで作ってくれた。
本当にありがたい。
これは、また 後で渡そう。
私の送った指輪を見つめて、少し恥ずかしそうに ニコニコ笑っている彼女が、可愛すぎる!
彼女を妻に出来る私は、本当に幸せものだ。
2人でロロに乗って、屋敷に戻り、厩舎にロロを戻して、手を繋いでお互いの部屋に戻る。
彼女の部屋にエスコートし、別れ際、カティが繋いでいた私の手をギュッと握った。
「エリィ、今日は本当にありがとうございました。本当に嬉しかったです。あの…」
そう言いながら、私にないしょ話をするように 口元に手を添えたので、私は彼女の口元に耳を寄せた。
「チュッ♡」
軽いリップ音がした。
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パタンと扉が閉まる。
「へっ?」
カティが私の頬にキスしてくれたーーー?
カティの不意打ちのキスに私の頭は真っ白になった。
ジワジワと嬉しさがこみ上げてくる。
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カティが可愛すぎる!!
自室に戻り、ベッドに倒れ込んで、しばらく悶えた………
「あーーーーーっ! 幸せ!!!」
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