オメガスレイヤーズ「第0話 破妖の天使」

草宗

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25、天馬処刑

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「あ”ッ・・・ぅああ”ッ!! ・・・やめぇ”・・・やめ、へぇ”ッ・・・!! ・・・モネぇ・・・モネだけ、殺してぇ”・・・ッ!! せ、せめて・・・カルラちゃん、とは・・・別々・・・に・・・ッ!!」

「ゲヒヒヒヒィッ~~ッ!! バ~カ・・・お前の手でカルラを殺すから・・・面白いんだろぉ~? ・・・ウヒャヒャヒャッ!!」

「安心しな。ちゃんとお前は殺してやるよ・・・カルラを殺した罪悪感で、ボロボロになったところをねッ!!」

 ペガサスの乳房を覆った、呪露の汚泥。その一部が盛り上がり、空天使の目の前で変形していく。
 長い棒のようになったヘドロが、男性器・・・20cmほどのペニスを模していることに、オメガペガサスは気付いた。
 
「なぁ”ッ!?」

「ゲヒヒ、何をするかと思ったかい? ・・・もちろんお前を犯すんだよぉ~~・・・ッ!! ここの穴をなぁ~~ッ!!」

 ジュボオオオッッ・・・!!
 
 ペガサスの胸中央に描かれた『Ω』の焦げ跡。その、さらに中央。先程紫水晶のバトンが、突き刺さって抉った傷穴に。
 ヘドロで出来た陰茎は、垂直に深々と挿入された。
 他の汚泥がローション代わりとなって、ヘドロペニスの滑りをよくする。ジュボジュボと卑猥な音色をあげて、上昇と下降・・・挿入と引き抜きを繰り返す。
 
「あがあ”ッ!! あ”ッ、あああ”――ッ!! ・・・ふぁ”、うあああ”ッ・・・!! んはあああ”あ”ア”ッ―――ッ!!!」

 オメガペガサスの豊満なバストが、ヘドロの性器で犯される。
 ただそれだけの意味では終わらない。乳房の谷間の肉が、抉られることでもある。オメガ粒子の集積地点である紋章が、穢されることでもある。
 さらに言えば、『Ω』の紋章が犯されれば、当然ペガサスの『純潔』はおおいに弱まり、オメガ粒子はペガサスから離れていく。実際に子宮を犯される事態と比べても、そのダメージはひけを取らないレベルだろう。
 
「えぐう”ッ~~ッ!! ふぇぶぅ”ッ!! あはあ”ッ、あああ”ア”ッ~~ッ!!! むねぇ”ッ!! むねがぁ”ッ――ッ!! ・・・こは、壊れッ・・・!! うあああ”あ”ア”ァ”ッ~~~ッ!!!」

 叫ぶペガサスの口から、鮮血がこぼれだす。
 赤い飛沫が噴き出るのは、口だけではない。ヘドロペニスが出し入れしている胸の穴からも、血が糸を引いて流れ出る。
 『純潔』を散らされ、オメガ粒子が失われていくのに従って、ペガサスの肉体も崩壊を迎えつつあるのだ。
 
 まさしく呪露による『Ω』マークへの直接挿入は、オメガスレイヤーとしてもひとりの少女の肉体としても、浅間萌音を一突きごとに死へ向かわせていった。
 
 ジュボオオッ・・・!! ズブゥッ!! ズボオオッ・・・!!
 
「はぎゅう”ぅ”ッ――ッ!! あぎゃあ”ッ、あがああア”ア”ア”ッ~~~ッ!!! モネ、ダメぇ”ッ~~ッ!! し、死ッ・・・死んじゃぁ”・・・ッ!!」

「オメガスレイヤーは簡単に死なない。いや、死ねないさ。オメガカルラだって、こんなに血を流しているのにまだ生きてるよ。本当にしぶとい連中だねぇ」

 胸を抉られる激痛と愛撫による悦楽の狭間。聞こえてきた縛姫の言葉に、オメガペガサスはこんな状態でも容易く死ねない頑強な肉体を心底から恨んだ。
 と同時にどこかで安堵もする。カルラはまだ、生きているのだ。朦朧とする意識では、もはや隣で磔にされている仲間の状態すらわからないが、自分が無惨に処刑されてもカルラだけはなんとか助けたかった。それが最後の、オメガペガサスの願い。
 
 だが次の瞬間、縛姫が続けた言葉に、紫雲の空天使はわずかな希望も叶えそうにない、現実を知った。
 
「本当の本番はこれからさ。しぶといオメガスレイヤーも・・・これでまとめて息絶えるだろう」

 とっくに負けを認めたのに、もう生きることを諦めたというのに、惨めな女子高生を六道妖はさらに苛烈に嬲り殺すつもりなのだ。
 『Ω』の紋章を犯す以上の責めがまだ用意されているのなら・・・到底ペガサスは耐えられそうになかった。激しく悶え踊れば、必然的に萌黄の風天使も絶命する――。
 
「女にとって一番大事な箇所に、まだ何も埋められていないじゃないか。オメガスレイヤーの『純潔』を完全に散らし、凌辱処刑するには・・・・・・女性器を貫かなきゃねぇ」

「あ”ッ、あああ”ッ・・・!! やあ”ッ・・・やめぇ”ッ・・・!!」

「そしてオメガスレイヤーの肉壺に埋めるのに、もっとも効果的なものといったら・・・・・・やっぱりコレだろう?」

 ピンと突き出した縛姫の指が、ペガサスの首から提げられた、緑に光る鉱石をさした。
 
「ぅああ”ッ・・・!! アアア”ッ、いやぁ”ッ・・・やあああ”ッ~~ッ!!」

「剛武。トドメはお前に任せてやるよ。コイツに蹴りまくられた恨み、晴らすがいいさ」

 それまで無言で佇んでいた相撲取りのような巨漢が、グローブのような手を伸ばして無造作に緑の鉱石・・・〝オーヴ〟のネックレスを毟り取った。
 アンチ・オメガ・ウイルスを多量に含む石は、何故か妖化屍の能力も減退させる。にも関わらず、〝跳弾〟の剛武は躊躇うことなく〝オーヴ〟を掴んだ。オメガペガサスへの憎しみが、多少のリスクなど気にも留めさせないのだろう。
 
「だめッ・・・だめぇ”ッ~~ッ!! ひ、ひと思いにッ・・・殺してッ!! そ、そんなのダメぇ”ッ・・・本当におかしくなっちゃうぅ”ッ――ッ!!!」

「お前は地獄の苦しみと弾けるような快楽のなかでッ・・・悶え抜いて息絶えるがいいッ!! 死ねッ、オメガペガサスッ!!」

 いまだ全身に血をこびりつかせた巨漢が、掴んだ〝オーヴ〟鉱石を下から上へと突き上げた。アッパーブロウを打ち込むように。
 ネットに縛り付けられ、大きく開脚している空天使の股間に、緑の魔石がグボリと埋まる。
 
「はあぎゅぅ”ッ!!!」

 陰毛を剃られ、地肌そのものを晒した恥丘は、拳大の石を阻止することもできずに受け入れる。ズブズブと、ヒクつく陰唇を割って〝オーヴ〟の塊が膣道を進む。
 ガクガクと痙攣するペガサスに構うことなく、剛武は緑の石を肉壺の奥深くにまで押し込んだ。

「うあああ”あ”あ”ッ―――ッ!!! ふぎゃあああ”あ”ア”ッ~~~ッ!!! や、焼けッ!! 溶けるぅ”ッ~~ッ!! 奥ッ!! 奥があぁ”ッ・・・溶けちゃうぅ”ッ~~ッ!! うぎゃあああ”あ”ア”ア”ァ”ッ―――ッ!!!」

 シュウウゥッ・・・ジュウッ、ジュウウウ”ゥ”ッ・・・!!
 
 猛烈な黒い煙が、ペガサスの股間、縦に裂けたクレヴァスから立ち昇った。
 視線を彷徨わせ、ゴブゴブと泡を吹く紫雲の空天使。だが、オメガペガサス処刑の儀は、まだ完成形ではなかった。なぜ〝オーヴ〟の挿入を剛武が担当したのか、白く飛び掛かった意識のなかで、ぼんやりとペガサスは理解する。
 
 〝オーヴ〟が埋まった膣壺の穴を、剛武の巨大な掌がピタリと塞ぐ。
 空天使の大陰唇を剛武の右手が押えたのだ。肉厚の掌が密着する。どれだけ愛蜜を分泌しようと、これでは〝オーヴ〟鉱石は、ペガサスの膣穴から抜け出てくれない。
 
「・・・ここでゴムの超震動を食らわせばッ・・・お前の子宮内で〝オーヴ〟は暴れ回るッ!!」

 ブウウウゥゥンン”ッッ・・・!!!
 
 ゴムの弾力が生む震動がペガサスの股間を包み、同時にその震えは、肉壺に埋まった緑の魔石を揺り動かした。
 
「あぎゅう”ぅ”ッ!!? ごぶぅ”ッ・・・!! はあ”ぎゃああ”あ”あ”ア”ア”ッ~~~ッ!!! モネぇ”ッ!! モネのお腹ぁ”ッ・・・!! 吹き飛びゅう”ぅ”ッ~~ッ!!! イグぅ”ッ!! イグゥ”ッ!! イグゥ”ッ~~~ッ!!!」

 苦悶と愉悦。どちらもが混ざり、蕩け切った表情でオメガペガサスは絶叫した。
 ゴボゴボと鮮血を吐き散らす。赤色の混じった愛蜜が、膣穴を塞いだ掌の隙間からブシャブシャと噴き出した。
 
 ただでさえ、剛武のゴム震動の愛撫に、敏感な空天使は耐えられないだろう。それが子宮の奥に〝オーヴ〟を埋められているのだ。
 性器の内部は焼け焦げ、オメガスレイヤーとしての超人的能力は凄まじい勢いで喪失していく。ブルブルと下腹部の奥で震動する鉱石に、ペガサスは火箸で搔き混ぜられるような激痛と巨根で突き上げられるような肉悦を覚えた。
 
「ぎゃああ”あ”ア”ッ――ッ!!! あふぅ”ッ、へああ”あ”ぁ”ッ~~~ッ!! ・・・死ッ・・・ぬぅ”ッ~~ッ!! モ、れぇ”ッ~~・・・!! 死、しんひゃ、う”ぅ”ッ~~・・・ッ!! イ、イっちゃぁ”ッ・・・イッちゃふぅ”ッ・・・!!」

 ブシュッ!! ぶじゅるるるぅ”ッ・・・!!
 
 泣き叫ぶオメガペガサスの瞳から、涙とともに泡混じりの鮮血が溢れた。
 鼻からも、耳からも、赤い泡はぶくぶくと噴き出る。だらん、と小さな舌が半開きになった口からこぼれでた。
 空天使が絶命するまで、剛武はゴム震動を止めないことがペガサスにはわかった。息絶える瞬間まで、この煉獄の苦痛と快楽をペガサスは浴び続けるのだ。
 
 カルラがどうなっているのか、まるでわからなかった。もう、知る必要もなかった。
 あともう数秒もすれば、最期を迎えることをオメガペガサスは悟った――。


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